!!!土星エンジン *[用語] //*読み: *分類:機材 *区分:宇宙世紀 *出典:MS IGLOO !!説明  第603技術試験隊に搬入され,評価試験が行われたモビルスーツ,EMS-10《ヅダ》のメイン・エンジンが土星エンジンである。  EMS-10の母体となったEMS-04《ヅダ》に搭載された「木星エンジン」の改良モデルで,鉛や亜鉛といった重金属原子を推進用噴射剤に利用することで,従来のエンジンとは一線を画する加速性能を獲得した(とされる)。  ところがあまりの加速性能にEMS-10の機体フレーム強度が伴わず,運用試験中に空中分解事故が発生してしまった(さらに制御系にも何らかの問題があったようで,出力がレッドゾーンに突入すると制御不能に陥るという現象も確認されている)。これによりヅダの正式採用は見送られたのだが,土星エンジン自身はさらなる改良が加えられ,リック・ドムに採用されている。  土星エンジンは,通常噴射では5G加速を約1分間維持でき,秒単位のパルス噴射では最大で10G加速も可能だったとされており,その加速に耐えるにはヅダのフレーム強度では見合わなかったための事故だとされている。  この後,ツィマット社が開発したMS-09《ドム》系モビルスーツが土星エンジンの採用に至ったのは,フレーム強度に余裕があったからに他ならない。  なお,一説によるとEMS-10に搭載されていた土星エンジンは,実際にはEMS-04の木星エンジンと大差ないものであったという。これによって,問題点が明らかとなったことで,MS-09R用エンジンは,安定したものとなったとも言われている。 !!関連項目 //本文内の説明でリンク可能なものは,出来るだけ本文内でリンクする。 *[[木星エンジン]] *[[欠陥機]] *[[ヅダ最終評価試験]] !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。