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超SD戦国伝〜武神輝羅鋼編
- [作品]
概要
1996年に展開されたシリーズ。
超機動大将軍編は,大型商品も多数販売されるなど非常に好調であったこともあり,本作もその流れを受け継ぎ,続編という形で展開されている。
実際の所,SDガンダム外伝が打ち切られ,代替としてスタートした聖伝すらも打ち切られるように,この1996年という年は,実質的にSDガンダムの衰退期である。そのためか,本作以降戦国伝も非常に苦しい展開となっているようである。
(とはいえ,他のSDシリーズとは異なり,戦国伝はメインとなる媒体がBB戦士であったため,この時点では商品展開面などではそれほど苦戦しているようには見えないのだが……)
主人公は,天零頑駄無で記憶をなくした謎の武者という形でストーリーを展開している。
ベースとなったデザインは,前年放映(というか,実質的には放映の終了間際に本作がスタートしているわけではあるが)のガンダムWからとられており,他のキャラクタもガンダムW終盤のモビルスーツがベースとなっている。
一方,敵方はガンダムWのモビルスーツが意外と少ないこともあり,戦国伝で使用する機会が少なかったVガンダム関連のモビルスーツが数多く用いられている。(これは,PS版として登場したゲームでも同様。)
作品終盤には,放映中の作品である機動新世紀ガンダムXから「ガンダムX」をモチーフにしたキャラクタも登場している。これは,前作までの流れからすると,少々不意を突いたような形であり,ここにも外伝のうち切りの影響が多少なりとも出ているような感じは受ける。
時代設定は,前作の15年後ということになっており,既に飛駆鳥大将軍は,息子武威凰にその地位を譲り隠居している。しかし,前作の直後にいくつかの事件があったと言うことは,既に設定として存在しており,その事件と前作のラストシーンにおける號斗丸の行方不明とさらに記憶喪失の武者,天零とのからみが本作のストーリーの基本ラインとなっている。そして,前作の魔星が何故叛乱を起こしたか,についての解決も実は本作で詳細が語られているのである。そういった意味では,地上最強編より始まった第2次SD戦国伝ともいうべき一連のストーリーの終結に相応しいとも言えるだろう。(個人的に何故「超SD戦国伝」なのかについて疑問を持っているのは,その部分である。一連のストーリーの終結を目指すのならば,「新SD戦国伝」としてタイトルを付ければ良かったのではないだろうか。)
蛇足ながら,空白の15年間はPSで発売されたゲーム,「新SD戦国伝 機動武者大戦」によって描かれている。
商品展開としては,BB戦士は前作を上回るレベルの商品といっても過言ではない。
非常にクオリティの高い商品であり,なおかつコスト面でもおそらくこのシリーズのキットを超えるものは無いのではないだろうか。輝羅鋼は,現在商品として新規採用するには難しい面が多いとも言われており,その点では本作の再販以外では実質的に見ることはできない(例外として,超機動大将軍があるが)といえるだろう。
しかし,BB戦士キットそのものは問題ないとしても,本作で最大の問題と言われているのがコミックワールドの作者の変更であった。本作は今石進氏から浜田一紀氏に変更されているのである。
現在では様々な作者がSD戦国伝を描いているため,それほど違和感はないのだが,当時は非常に違和感を感じたものであった。
ストーリー
かつてあった戦いの後,15年が過ぎていた。飛駆鳥大将軍は,息子武威凰にその座を譲り,既に隠居していた。しばし平和な時代が経過していたが,再び新たな戦乱の兆しが見えていた。近年百鬼夜行衆と名乗る一団が悪事をはたらき,再び世が乱れ始めていたのである。
ある時,一人の記憶をなくした武者が頑駄無軍団に身を置くこととなった。
彼の名は,天零頑駄無。
記憶をなくしていたが,頑駄無であるという事から百鬼夜行衆に狙われていたところを頑駄無軍に救われたのである。そして,自らの記憶を取り戻すため,また,世に仇をなす百鬼夜行衆と戦うために頑駄無軍団へと身を置いたのだった。
武威凰大将軍の下,頑駄無軍団は百鬼夜行衆と戦い続ける。
そして,ついに百鬼夜行衆の頭領,武羅星頑駄無が現れる。頑駄無による叛乱,それこそが百鬼夜行衆の姿だった。だが,実際にはそういった単純な事件ではなかったのである。
武羅星は,かつて魔星によってさらわれた武威之助,すなわち,幼い頃に死んだと思われていた飛駆鳥大将軍の息子であり,武威凰の弟であったのである。
魔星の息子として育てられ,魔星こそ,真の大将軍たる者として戦い続けた武羅星は,魔星の死後,彼の後見となった邪麗によって戦いを起こしたのだった。
武威凰等の説得に揺れる武羅星だが,邪麗に取り込まれ,頑駄無闇元帥として牙をむく。
しかし,命を賭した刀流義守の活躍によって武羅星は救出され,その力のみを得た邪麗は,真闇元帥となり,頑駄無軍団に最後の戦いを挑むのだった。
真闇元帥を倒す力を持つ者は,天零であった。
天零は,かつて行方不明となった號斗丸が,彼の命を救うために己の命を捧げ,意識として体を共有していたのであった。その號斗丸の魂が甦ったことで,天零もまた己の記憶を取り戻した。
そして,頑駄無軍団のつくり出した新八紘の陣をくぐり抜けたとき,彼の姿は三神獣の力を宿し,世界を光に導く大将軍「輝神大将軍 獅龍凰」となっていたのである。
こうして,真闇元帥を倒した後,號斗丸は天界へと旅立ち,天宮には再び平和が訪れたのである。
武者・キャラ・武神輝羅鋼
編集者
超武者ガンダム 武神輝羅鋼編
- [コミック]
データ
作品データ | |
---|---|
連載期間 | 1996/03〜1996/12 |
掲載誌 | コミックボンボン |
発売元 | 講談社 |
刊行形態 | KCボンボン |
発行日 | 1996/09/06(1) 1997/02/06(2) |
価格 | 400円 |
ISBN | 4-06-321782-5(1) 4-06-321797-3(2) |
発売元 | 講談社 |
著者 | 神田正宏 |
原案監修 | 大河原邦男 |
原作 | クラフト団 |
概要
サブタイトル
No. | サブタイトル | 初出 |
---|---|---|
第1巻 | ||
第1話 | 過去を無くした武者 | 1996/03 |
第2話 | 天零頑駄無誕生!! | 1996/04 |
第3話 | 復讐鬼・武羅星頑駄無 | 1996/05 |
第4話 | 死をよぶ紅武者 | 1996/06 |
第5話 | 武羅星の秘密!? | 1996/07 |
第2巻 | ||
第6話 | 烈帝城の戦攻防 | 1996/08 |
第7話 | 黒守暴穏島へ! | 1996/09 |
第8話 | 刀流義守の反乱! | 1996/10 |
第9話 | 見参!獅龍凰大将軍!! | 1996/11 |
最終話 | 闇を断つ光!! | 1996/12 |
編集者
最終更新時間:2009年10月17日 10時37分23秒
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