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第2次地球カオス戦争
- [用語]
- 分類:歴史・その他
- 区分:未来世紀
- 出典:機動武闘伝Gガンダム
説明
厳密に言えば,「起こらなかった戦争」である。
F.C.04年に終結した地球カオス戦争は,コロニー国家の地球上の旧国家に対する支配を強固なものとして終結した。
しかし,状況はコロニー国家による地球抑圧の状況から変化したわけではなく,さらにこの戦争に投入された軍事用モビルスーツの高い戦闘能力が,今度は各国の発言権の拡大に繋がるものとなってしまったことから,今度はコロニー国家間で,軍拡競争が激化し,新たな火種となる状況となった。
各コロニー国家は,コロニー連合内での主導権を得るため,軍事用モビルスーツの開発にしのぎを削り,それらは地球上の各地での運用実験が行われることとなった。
このため,地球は軍用モビルスーツの実験場とまで見なされる状況となり,地上に暮らす人々のコロニーに対する感情は悪化の一途をたどる状況でしか無かった。
地球カオス戦争の終戦後,こうした状況が継続したことで,F.C.06年には各国の開発したモビルスーツによる戦闘がいつ起こってもおかしくない状況に陥っており,ひとたび戦闘が起これば,これが世界規模の戦争状態に至ることが懸念される状況となった。
この危機的状況が,「第2次地球カオス戦争」を引き起こすと懸念されたことで,有識者の間にこれを回避しようとする動きも見られるようになった。
まず,各国でその採掘権を巡る争いが懸念の材料となっていたモビルスーツ用装甲材「ガンマ・ユニフィケショナル・ディマリウム合金(通称,ガンダリウム合金)」の配布制が決定し,これらを用いた機体による代理戦争が提唱される。
E・C・デューサー教授によって提唱されたこの代理戦争は,「ガンダムファイト」と呼ばれる,いわばモビルスーツによるボクシングや格闘技による大会であり,この勝者に対して,コロニー連合の主導権を与えることで,各国の調整が行われた。
こうして4年に1度行われるガンダムファイトを代理戦争とすることで,世界規模の大規模戦争は回避されたのである。
また,激化した開発競争がもたらした軍用モビルスーツは,1対1の戦いに特化した機体へと再び進化を始めることとなる。
この結果誕生したのが,「モビルファイター」なのである。
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年01月24日 09時21分20秒
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脚注