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第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦
- [用語]
- 分類:歴史
- 区分:コズミック・イラ
- 出典:機動戦士ガンダムSEED
説明
[C.E.71/09/26〜27]
要塞化したヤキン・ドゥーエを巡って行われた2回目の戦いのこと。
C.E.70年2月14日の「血のバレンタイン」をきっかけとした一連の大戦の事実上最後の戦いとなった。
同年9月23日のボアズ攻防戦によって,連合の核攻撃のために防衛線の要のひとつであったボアズを失ってしまったザフトは,ヤキン・ドゥーエを本国防衛の最終防衛線とし,ここにほぼ全戦力を集中していた。
また,ヤキン・ドゥーエ近傍には最終兵器としてジェネシスが用意され,ミラージュコロイドによって隠されていた。
この戦いは,ジェネシスによる攻撃によって地球連合が大きな打撃を受けたものの,ザフト側もまた核攻撃によるダメージが大きく,双方とも殲滅戦の様相を呈していたが,これに第三勢力が介入したことで,戦線がより混沌とすることとなった。
しかし,第三勢力であるアークエンジェルによって連合側の事実上の司令官であったムルタ・アズラエルが戦死し,またザフトも攻撃を強行していたパトリック・ザラが味方に撃たれたことにより両軍共に休戦への模索を行い,プラント側から提示された停戦協議を連合側が受諾することで,今次大戦は休戦となった。
戦況
C.E.71年9月26日,プラント本国へと侵攻した連合軍のピースメイカー隊による核攻撃が実施されたことによって第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の事実上の幕開けとなった。
この核攻撃は,戦闘に介入してきた第三勢力(三隻同盟)の所属機ZGMF-X10A《フリーダム》,ZGMF-X09A《ジャスティス》によって阻止される。
一方でザフト側は,ヤキン・ドゥーエ近傍に潜ませていたジェネシスを起動,第1射で連合の主力艦隊の40%以上を壊滅せしめることとなる。
この結果,連合側はヤキン・ドゥーエに向けて残存艦が戦力を集中させるものの,ジェネシスはPS装甲による強固な防御能力を誇り,陥落することなく,翌27日未明第2射を放つこととなる。
この第2射によって連合の補給部隊を含む第二陣もろとも月面のプトレマイオス基地を壊滅させてしまう。
この状況を見たプラント最高評議会議長パトリック・ザラは,さらなる攻撃を命ずることとなった。
一方,こうした状況による不利を感じたブルーコスモス盟主ムルタ・アズラエルは,プラント本国に対する直接攻撃を画策するものの乗艦しているアークエンジェル級ドミニオンの前に三隻同盟の一角を占めることとなったアークエンジェルが立ちはだかり,戦端を開くこととなった。
お互いに大きなダメージを受けながらも,ザフト側戦力の協力もあり,ドミニオン搭載機を退けたアークエンジェルは,搭載した特装砲によってドミニオンを爆沈させ,ムルタ・アズラエルの排除に成功する。(なお,この際,ドミニオンのクルーは脱出を行うが,乱入したZGMF-X13A《プロヴィデンス》によって脱出艇ごと殺害されている。また,この退艦命令を発した後,ドミニオン艦長ナタル・バジルールは,アズラエルをドミニオンブリッジに隔離し,自らの身と引換にアズラエルを葬り去るきっかけをつくることとなった。)
これにより,実質的な司令を失った連合は混乱に陥り,一方で,ナチュラルに対して実質的な虐殺となる攻撃命令を発したパトリック・ザラに対して,その側近が反旗を翻し,パトリックを殺害することとなった。
結果的に,双方とも混乱の極みとなった状況下,三隻同盟のラクス・クラインによる介在を経て,プラント最高評議会穏健派メンバーによる連合に対する休戦協議が呼びかけられ,これを受諾した連合との間に休戦が結ばれることとなった。
備考
現時点で,この一連の戦争をあらわす名称が存在しないため,ヤキン攻防戦が大きな比重を持って説明されることが多い。(ヤキン・ドゥーエ大戦などという場合もある。)
なお,第1次に関しては,SEEDの放映開始前の時期の出来事という設定である。
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年01月24日 08時39分35秒
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