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太陽炉 / GNドライヴ
- [用語]
- 分類:機材
- 区分:西暦(ガンダム00)
- 出典:機動戦士ガンダム00
説明
ソレスタルビーイングが,紛争介入のために投入したモビルスーツ「ガンダム」のガンダムの根幹を成すエンジンユニットが太陽炉(GNドライヴ)である。
GNドライヴは,重粒子を蒸発させることなく質量崩壊させ,莫大な陽電子と光子を発生させるもので,従来の化石燃料やバッテリー駆動とは次元の異なった性能をモビルスーツに与えることができる。この際,GNドライヴは無尽蔵にGN粒子を生み出し続ける。発生したGN粒子は一種の光子であり,「光を生み出し続ける炉」であることから「太陽炉」とも呼ばれるようになった。(なお,GNドライヴと呼ばれるのは,太陽炉がガンダムの中核を成すパーツであるため,[GUNDAM NUCLEUS]から取られている。)
機材は,かなりの小型化が可能で,稼動熱を発生させないのが特徴である。
ガンダムは,この革新的な機関を主動力としている。
GNドライヴの完成
GNドライヴは,ソレスタルビーイングの創始者であるイオリア・シュヘンベルグが基礎理論を考え出し,その意志を受け継いだソレスタルビーイングの科学者たちによって完成した。
開発のためには,高重力環境が必要であったため,木星圏で開発を進めることが決定され,そのための偽装として,組織のメンバーによって有人木星探査隊が実施され,これによって建造されたステーションにおいて,GNドライヴの製造が行われた。
ソレスタルビーイングが所有するのは,五基のみだが,これは武力介入に必要な最低限の数である。数を制限した理由は,その製造が難しかっただけでなく,大量生産によって敵にドライヴが渡る危険性を防ぐためでもあった。GNドライヴ搭載機同士による戦闘は熾烈を極めることが分かっており,紛争根絶を掲げる組織にとって,それは避けねばならない事態だった。最終的に裏切り者アレハンドロ・コーナーによって開発されたGNドライヴ[Τ](疑似太陽炉)がもたらした,新たな戦局をみれば,この判断が正しかったことが分かるであろう。
GNドライヴの特徴
GNドライヴは,一度稼動状態になると,基本的に無尽蔵に稼働し続ける一種の永久機関である。この際発生したGN粒子は,一種の光子でありながら,様々な応用が可能な特殊な粒子であり,発生したGN粒子をGN粒子コンデンサに貯蔵することでガンダムは様々な活動にGN粒子を用いることができる。
未だ原理は不確定であるものの,GN粒子によって機体重量の軽減が行われるため,ガンダムは従来の推進器を用いないでも飛行することが可能である。
また,GN粒子を収束することで,ビーム兵器としての運用も可能である。これは,GN粒子が制御可能な粒子であることを意味しており,同様の手法で,ビームコーティングや機体の稼働効率のコントロール(後に,トランザムという方法論で確立する)も可能となっている。
なお,GN-001《ガンダムエクシア》のGNドライヴは,初期に建造されたもので,安全装置を開放することで一時的にブースト状態とすることが可能であったが,通常,その使用は推奨されず,ほとんど使われることがなかった。しかし,イノベイドとの最終決戦において,やはりオリジナルGNドライヴを搭載したGN-000《0ガンダム》との決戦となったために使用されている。
GNドライヴ[Τ](疑似太陽炉)
ソレスタルビーイングのセカンドチームとして現れたチーム「トリニティ」が運用するGNW-001〜003《ガンダムスローネ・アイン/ツヴァイ/ドライ》に搭載されていた太陽炉は,発生するGN粒子の色合いが異なるもので,このタイプのGNドライヴを「GNドライヴ[Τ](タウ)」と呼称する。
後に,ソレスタルビーイングの裏切り者,アレハンドロ・コーナー元国連大使が各国に提供したGNX-603《ジンクス》にも同じ物が搭載されており,このことからトリニティは,ジンクス建造のためのテストケースとして使い捨てられたことが明らかとなっている。
このGNドライヴ[Τ]は,ソレスタルビーイングのガンダムに搭載されているGNドライヴと機能は似ているものの,その特性は全くことなったものである。特に,オリジナルのGNドライヴが事実上永久機関として動作するのに対して,GNドライヴ[Τ]は,稼動時間が制限されているという欠点が存在する。(その稼働のために始動機が必要であり,比較的規模の大きな施設が必要となる。)
また,発生するGN粒子もビーム兵器に利用可能であるなど,オリジナルのGNドライヴから発生するGN粒子と同様に利用できるが,GN粒子そのものの特性が異なっているという違いがある。
オリジナルのGNドライヴから発生する「緑色」のGN粒子は,人畜無害なものであるが,GNドライヴ[Τ]から発生する「赤色」のGN粒子は,ある種の毒性を有しており,人間にとっては有害である。(この問題の詳細については,「GN粒子」を参照。なお,疑似太陽炉起源のGN粒子も後に無害化されている。)
こうした違いから,GNドライヴ[Τ]は,「疑似太陽炉」とも呼ばれるのである。
なお,擬似太陽炉は,コーナー家(アレハンドロの父の代)が国連の事業に偽装して行った木星探査で発見したハロに内臓されていた設計データが元になっている。
これは,ヴェーダの内部に収められている太陽炉の設計図に関しては,彼らのアクセス権では確認することすら不可能だったためである。
GNドライヴ[Τ]の隆盛
オリジナルGNドライヴとGNドライヴ[Τ]の間には,機構的な違いはわずかしか存在しない。
しかし,そのわずかな部分こそが,「GN粒子の無害化」に大きな影響を与えているのである。GNドライヴ炉心に設置されたTDブランケットと呼ばれるユニットは,GNドライヴ内で発生したGN粒子に干渉し,無害化するのであるが,このユニットを含む形で炉心部を製造するには,木星のような高重力下で,長い時間を掛ける必要があるのである[1]。
これは,「GNドライヴの乱造」を防ぐ意味でも大きな効果があった。
このため,オリジナルのGNドライヴを建造するという無害化による安定とほぼ永久とも言える稼働性を取ることよりも,製造が(オリジナルと比較してだが)簡単であるGNドライヴ[Τ]の建造に舵を切るのは,状況的に当然ともいえるだろう。
実際,GNドライヴ[Τ]であっても,「従来型機関による運用機」に対するアドバンテージは極めて大きく,新たに設立された地球連邦軍の主力としては問題が無かったのである。
なお,エンジンユニットとしてみた場合,永久機関であるオリジナル太陽炉に対して,疑似太陽炉は,電力を入れることで稼働する,言い換えれば,電気をGN粒子に作り替える変換炉という位置づけが正しいだろう。
関連項目
編集者
最終更新時間:2016年07月24日 21時23分41秒
ノート
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脚注