>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔型式不明〕太陽系戦隊ガルダンシリーズ]] !!!太陽系戦隊ガルダン *[模型用語] !!説明  [[有井製作所|アリイ]](当時,現在はマイクロエース)が,1981年頃に発売したオリジナルプラモデルシリーズ。ガンプラブームに便乗した商品であり,日本中で数多くの子どもたちが理解に乏しい大人たちの購入してきたこれらパチモン商品に泣かされた(笑)。  81年発売とはいうが,実際には1975年に巨大ロボット物ブームにあわせて(やはり便乗して)発売された「合体ロボシリーズ」を流用した商品で,イメージ的にはスーパーロボット的印象が強い。なお,70年代後半のスターウォーズのヒットに伴い巻き起こったSFブームにも便乗しており,この際には「宇宙スーパーコンボイシリーズ」として発売されており,ガルダンは実質的に3回目のリニューアルに相当する。(実は,これら以外のシリーズからもラインナップに加えられており,実は方向性がバラバラだったりする。  パーツ構成は豪快その物で,ボディパーツは頭部と脚部が一体化した前後割り(上半身と下半身は分離可能)で,腕部のみ別パーツという,正直「ちょっと待て」レベルの商品である。(これがガンプラと同じ300円売りだったわけで…。)  ガンガルシリーズとして発売された商品は,箱絵をガンプラ風にアレンジされており,まさに「勘違いをさせるため」の商品であったといる。ちなみに設定スケールは1/500である。 !!製品ラインナップ  商品として,ラインナップされたものは8点存在するが,うちロボットキットは4点である。残り4点は合体ロボシリーズからの流用でロボットと合体する戦車となっている。(ただし,これらは製品化の際に無理にスケールがつけられたため,ロボットが1/500スケール,戦車が1/100スケールという,合体するはずのキットなのにスケールが異なるという,おかしなことになっている。)  また,アリイではなく,ニッシン商事から発売された食玩にもガルダンシリーズが存在するが,こちらはさらにややこしいことに,全て異なるデザインのロボットとなっており,かつ,単にガルダンガム名義のものと,アリイが別に展開していた「ザ・アニメージ」シリーズの一環となっているものがある。ここでは,名称のみの掲載とし,詳細はザ・アニメージシリーズや,各項目を参照頂きたい。 !1/500  300円で発売されていた製品でパチモンとして取り上げられるのが多いのは此方の方。  以下に簡単なイメージをまとめてあるが,これはあくまでも「箱絵」の印象である点をお断りしておきたい。  なお,「キット名(パイロット名)」と表記しており,解説最後の【○○→○○】は,前者が「合体ロボシリーズ」での商品名,後者が「宇宙スーパーコンボイシリーズ」での商品名となっている。(一部情報には,ミスもあるかと思われるので,修正等あった場合,項目下部「ノート」から補足をお願いしたい。) :No.1 最強戦士ドン(ドン・ホフマン):  ボディカラーは,白系に青,赤,黄のトリコロールで無理矢理ガンダム風にしている。(胸部〜腹部は塗装でまさにガンダムっぽくみせている。)  頭部は,モアイ像に角を取り付けたようなデザインで,奇妙な愛嬌がある。脚部は正にガンダムのパクリであるが,実際のキットとは似ても似つかないものとなっている。  腕部は両腕ともドリル(右腕はカッターか?)。  ガルダンのロゴと相まってまさに「パチモン」と言うしか無いデザインである(^^; 【ファイヤーロボ→ランダムRD4】 :No.2 超鋼戦士ガン(ガン・ラミウ):  ボディカラーは緑系で,まさにザクといった配色。ただ,ドンほどの無理矢理感はないのが救いか(^^;  頭部は,ローマ時代の戦車兵の兜というか,その手の古代戦士風のデザインとなっている。(実は見た目は意外にカッコイイかもしれないw)脚部は,動力パイプの無いザクで,ドン同様実際のキットとは似ても似つかないデザインである。  腕部はナイフとパラボラアンテナ風のパーツで構成されている。  これもガルダンのロゴと相まってまさに「パチモン」と言うしか無いデザインである(^^;  【アイアンロボ→マグナムMN2】 :No.3 戦略戦士バク(バク・サラバン):  ボディカラーは赤系で,シャア専用ザク風の色合い。ただし,頭部がどう見ても劣化マジンガーZであり,箱絵的に俯瞰で描かれているため,(我々の目から見て)どう見てもMSっぽくは見えないのがなんとも…。(背中の翼もそうだが,元々はマジンガーZのパチモンであったのだろう。)脚部は,動力パイプのないザク風だが,ドン同様実際のキットとは似ても似つかないデザインである。  腕部は両腕ともドリルとなっている。  【パイルダーロボ→ラリヤードRY3】 :No.4 電磁戦士マグ(マグ・ジライオン):  ボディカラーは青系でまとめられており,胸部〜腹部がズゴック的な意匠。 しかしながら,カラーパターンから見ると  頭部はグレンダイザーやザビタン(アクマイザー3)の劣化版というしかなく,なんというか,非常に間の抜けた顔となっている。(おそらく,背中の羽根からザビタンではないかと思われる。)脚部は,動力パイプのないザク風だが,ドン同様実際のキットとは似ても似つかないデザインである。  【マッハロボ→アンドロメーダAM5】 !!1/100  合体ロボシリーズの戦車シリーズをそれらしく箱替えして発売したもので,実は本体その物は共通で,キャタピラ(プラの一体成型で,可動しない)のパーツと前部の武器パーツと後部のパーツ,ドーム内の装備を変更しただけという,お手軽な商品だったりする。  ドーム部分を取り外し,ロボットの上半身を取り付ける事が可能で,いわばガンタンク的形状にすることができる。  本体はクリアパーツ成型で,これは以前の販売時にゼンマイ駆動するパーツを外部から見ることが出来た名残である。(この点からも,本来の製品構成から見て,かなりの値上げ販売であったことがわかり,便乗製品であったかが理解できる。) :1.特殊重戦車ゴルム:  ドンと合体可能な戦車。前部にドリルを装着している。 :2.機動戦車ダムラ:  ガンと合体する戦車。前部パーツはクワガタの角のようなハサミ状のパーツとなっている。 :3.突撃戦車ベラダ:  バクと合体する戦車。前部パーツは三本のスパイクが装着されている。 :4.歯光戦車ジラン:  マグと合体する戦車。車体を前後逆にして用いて{{fn 箱絵をみると,ドーム内の装備が正面を向いているため,後ろを描いたものではなく,前後逆と判断した。}}おり,後部に丸ノコ状のパーツが装着されている。 !!ガルダンガム  先述した通り,ここではリストのみ掲載する。 *最強戦士ドン *超硬戦士ガン *戦略戦士バク *電磁戦士マグ *特殊重戦士ゴルム *局地戦士ダムラ *突撃戦士ベラダ *重機戦士ジラン !!備考  模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカー名も含まれています。なお,参考として模型漫画関連からカテゴリーリンクされています。  また,現時点では「各機・各人」を項目化する予定はあるません。(要望があれば行います。)従って,索引に掲載されているガルダン関連のキャラ・メカは,現状,(ガルダンガムを除いて)全て本項目にリンクされています。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 模型用語}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。