!!!星一号作戦 *[用語] //*読み: *分類:作戦・歴史 *区分:[[宇宙世紀]] *出典:[[機動戦士ガンダム]] !!説明  一年戦争末期に実施された地球連邦軍による宇宙での一大反攻作戦のこと。  一般にはア・バオア・クーの攻防と受け取られがちであるが,実際には起死回生の反攻作戦として立案されたもので,連邦軍の勝利,すなわちサイド3のジオン公国本国への侵攻までを立案したものである。  だが,実際にはその計画も大きく修正されているのは,後の歴史が示した通りである。  作戦の立案はU.C.0079年11月末にジャブローで行われている。  ジャブローに寄港し,修理作業を受けていたホワイトベースの艦長ブライトには,独立部隊としての再編とともに作戦内容の概要が通達{{fn これは,ジャブローが攻撃を受けた後の12/1の可能性もある。}}された。  11月30日には,ホワイトベースの寄港がきっかけで判明したジャブローの宇宙船ドックの入口を中心に公国軍のMS部隊による[[第2次ジャブロー侵攻作戦|ジャブロー侵攻作戦]]が展開されるものの,これを退けた連邦軍は,ビンソン計画によって再編された艦隊を,この機会に一斉に投入し,星一号作戦を実働させたのである。これがU.C.0079年12月2日のことであった。  星一号作戦は,基本的には「ソロモンを攻略し,その流れで最終防衛戦を突破,または迂回し,サイド3本国に侵攻する」という計画であった。(なお,同時に地球上では,様々な地域での反攻作戦を展開し,公国軍の勢力範囲を一気に狭めることを目的としていた。)  このため,第13独立部隊としてのホワイトベース隊や他数部隊を囮にし,ジオン軍の目を引きつけさせている間に,ソロモン攻略艦隊をジャブローから打ち上げ,集結させてしまおうというものであった。  一方,公国軍は連邦軍艦隊の目的地をソロモンだと推測していたが,確証が持てず,艦隊を動かすことができなかった。  このため,囮としてサイド6に向かったホワイトベースに対しては,コンスコン機動部隊をおくることしかできず,これもまたホワイトベース隊によって撃破された結果,戦力を削がれることとなってしまった。  連邦軍艦隊は,ルナツーへと集結を続け,12月24日,ソロモンへ攻撃を加え(ソロモン攻略戦),これに勝利,当初の目的通り,ソロモンの制圧に成功し,ここを橋頭堡としてジオンの最終防衛戦の突破を準備することとなった。  12月29日,星一号作戦の最終段階が発令され,主力艦隊がソロモンを出立するが,翌日夜分,デギン・ザビからの和平交渉提案があり,一時進行が停止している。  だが,このタイミングにギレン・ザビの謀略によって,ソーラ・レイが放たれ,主力艦隊のみならず,デギン・ソド・ザビ座乗艦も蒸発してしまった。  このため,ア・バオア・クーを抜けてジオン本国への侵攻を断念。また,ギレン・ザビがア・バオア・クーにて指揮を執っていることが明らかとなったため,最終決戦の場をア・バオア・クーとした連邦軍残存艦対は,星一号作戦の最終目標をア・バオア・クーに変更し,最後の戦いを挑むこととなった。 !!関連項目 *[[ソロモン攻防戦]] *[[ア・バオア・クー攻防戦]] *[[第13独立部隊]] !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・UC}} ---- !!!星一号作戦(異説) *[用語] //*読み: *分類:作戦・歴史 *区分:宇宙世紀 *作品:機動戦士ガンダム(小説版) !!説明  地球連邦軍が立案したジオン軍最強の月面基地「[[グラナダ]]」を攻略するための作戦のこと。複数のステップが用意された作戦で,陽動部隊と主力艦隊が別々に展開し,それぞれが最終的にグラナダで戦闘合流を果たすというものとなっていた。  ペガサスを始めとする第十三独立部隊は,囮部隊としてテキサス・ゾーンに突入し,グラナダの艦隊を引きつける陽動を行い,グラナダの主要な艦隊のひとつであるマ・クベ艦隊を壊滅させることに成功した。  また,同時にいくつかの艦隊が陽動戦を展開し,月の黄道面に対して左回りにグラナダへと接近,グラナダ周辺に展開する公国軍艦隊の注意を引き,ルナツーから出立したレビル将軍麾下の地球連邦軍宇宙連合主力艦隊が,月の黄道面に対して右回りに散開して,グラナダに対しての第三戦闘ライン上に展開した。  この時点で,囮部隊を含む全艦隊に対して,レビル隊の旗艦ドラッグから「目標はグラナダ。強襲し,これを占拠する」を意味する「砂漠ニ蝶ガ飛ブ」の暗号がレーザー発振と信号弾によって通達され,出陣の暗号が発せられると同時に,レビル本隊が最大戦速でグラナダに進撃した。  これに続いて,本隊後方に位置したカラル隊が月軌道へ進入しつつ,グラナダへ降下した。  一方,グラナダも,ミノフスキー粒子散布下でレーダーに頼るわけには行かなかったが,各所で行われていたレーザー測量によって,連邦艦隊の接近を察知しており,月周辺に散開させていた艦艇を急速に集結させつつあった。  グラナダは,展開されたビーム攪乱膜などのために,ビーム砲による攻撃を断念,通常火薬の対空砲火で応戦し,各種宇宙戦闘機,艦艇,モビルスーツを展開した。  対して連邦軍は,モビルスーツ「ミスター・ボール」90機によるグラナダ南壁への突入をGMによる支援で敢行,また,さらにカラル中将隊のグラナダ東壁からの進攻が成功したため,連邦軍が優勢に立つことに成功した。  この第一波の30数分の攻防は,連邦の陽動によって艦艇群を散開させすぎたことに原因があり,グラナダ側は艦隊の集結を急いだが結果的に間に合わなかったのである。  このため,グラナダにとっては,守勢一辺倒の展開となり,MS部隊が取り付いた時点で,グラナダの最高指揮官であるキシリア少将はグラナダの放棄を即断した。  これにより,グラナダは陥ちて,地球連邦軍は月の裏側に,ジオン進攻の橋頭堡を得た。後に連邦軍はここをF・S(ファースト・ステップ)と名づけた。 !!関連項目 *[[F・S|グラナダ]] *[[F・B]] !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・UC}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。