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考察:RX-78GP02A暴論

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考察:RX-78GP02A暴論

  • [考察]

 前書き

新説/珍説ブチ上げまShow」という形で,これまで展開していた考察関連をWiki上で展開するための項目が「考察:○○」という項目になります。
この項目は基本的に編者が,独自の論説を展開したものに対してつけられたコメント等をもとにさらなる考察を展開するための項目として設置されたものです。
編者が異なれば,違った考察になることも充分あり得ますし,複数の編者の意見によってまとまっていくこともあり得ます。
従って,同じ考察でも様々な編者が項目を立てる可能性もあります。
項目編集者の方々は,特段凝り固まった考察ではなく,単に「このように考えている」といった程度のものでも作成してかまいません。
Wikiの利点として,考察内の用語がリンクされるということもあり,参照がたやすくなると思われます。積極的に遊びましょう!

なお,編集権限をもたない方は,下記コメント欄を利用ください。

 導入

以前,掲示板でGP04について議論したことがありましたが,その中でGP02Aについて,ある暴論を展開したことがあります。
今回は,これを一歩進めてさらなる暴論へと昇華させてみようかとw

 本論

RX-78GP02A ガンダムGP02A/ガンダム試作2号機という機体は,その数奇な運命もあり,意外と知られている機体である。

しかし,ちょっと考えてみて欲しい。
なぜあのジオン系のボディバランスをもつ機体が「ガンダム」なのだろうか?

無論,他にもガンダムと呼称された機体で,ああいったボディバランスの機体が無いわけではない。リック・ディアスがガンマガンダムと呼称されていたということは,このサイトを覗いてくれる人には当然のことであろうから,疑問すら持たないのかも知れない。

だが,古くからのガンダムファンには思い出してみて欲しいのだ。TV版,機動戦士Zガンダムの放映開始時にリック・ディアスをガンダムと言われて,(設定上はともかくとして,外見上)納得できただろうか?
あるいは,Zガンダムのフェイスデザインを見てどうだっただろうか?

いずれも当時否定的な意見があったのは事実である。
それでは,顧みて「GP02A」のデザインはどうだろうか?
違和感を覚えないだろうか?

実は筆者は,このGP02Aのデザインに久しく違和感を感じていたのである。

1-1:GP系ガンダムのコンセプト

RX-78GPという系列のガンダムは,UC0081/10/20にアナハイム・エレクトロニクスに発注された新型MS開発計画である。
連邦軍側の主導者は,ジョン・コーウェン准将であった。
彼は一年戦争時に配下の部隊で,ガンダムを運用した経験を持っていた。そのため,「ガンダム」というMSのもつ「意味」を理解していた一人ではないかと思われる。
そのため,GP計画でも主導的立場をもって計画を推進し,新型ガンダムの開発に積極的だったのではないかと思われるのだ。

かくしてスタートしたガンダム開発計画は,様々なプランニングが提示され,それを元に開発が進められていくことになった。
こうして,0082/11月末〜12月初旬には,試験機とも言える機体であるGP00がロールアウトしているが,この機体は,0082/12/04のジオン残党との遭遇戦において損壊してしまっている。
この機体の損壊によって,改めてGP系ガンダムは,それぞれのコンセプトを元に再設計されることとなっている。これは,当初提示された計画案をベースに,すべてをひとつの機体に押し込んで設計することは難しいと言うことが,(実はGP00の実機完成前には)既に指摘されており,MSという新しい兵器カテゴリの成熟が進むにつれ,RX-78-2のようないわば万能機の開発には難しい面が指摘され始めていた(逆に言えば,MSが未成熟であったが故にRX-78-2は万能機で「あり得た」のである)ため,「単機能重視のガンダム」として設計が進められることになったのである。

後にロールアウトしたGP系ガンダムは,RX-78GP01(Fb),RX-78GP02A,RX-78GP03(S)であり,これらの機体以外にも,プラン中途で中止されたRX-78GP04Gが存在していた。

さて,ここでひとつ考えて欲しいことがある。
それはGP00のコンセプトをそれぞれの機体が割り振った場合,それぞれの機体は如何様なコンセプトで設計されたのであろうか,ということである。
ここでは,一年戦争時〜終戦直後にプランニングされたMSとの比較も兼ねながら提示してみよう。

まず,GP01及びGP01Fbであるが,この機体のコンセプトはプレーンなMSをパーツの換装により,宇宙戦用と陸戦用として対応させるというプランである。
ベーシックなコンセプトは明らかにRX-78-2やRX-78-3であり,このコンセプトにRX-81系列(戦後再設計機の方のコンセプト)を投入した機体であると考えられるであろう。
また,GP00で言えば,コアファイターシステムや一般的なガンダムタイプMSというコンセプトがこれに近いと考えられるであろう。

次にGP03及びGP03Sであるが,この機体のコンセプトは明らかにRX-78-7,FA-78-3,HFA-78-3というガンダム7号機のものを実現させようとしたものであることがわかる。さらにジオン軍のMAのコンセプトが投入されていることは明らかであろう。
拠点防御のための膨大な火力は,GP00に与えられた「強力な火力を扱うガンダム」というコンセプトに準じていると考えられる。

そして,GP04Gは,一撃離脱型の強襲用MSというコンセプトであり,これはRX-78-4やRX-78-5,及びRX-81LAやRGM-79LAといったコンセプトの機体群に近いと言えるだろう。
これは,GP00におけるコアブースターを用いた強力な推進システムが近いと思われる。

さて,ここであえて触れなかったGP02Aであるが,この機体は完成した機体のコンセプトは,「核搭載型MS」というコンセプトである。
このコンセプトは,一年戦争初期のザク兇覆匹運用した核バズーカなどに見ることはできるものの,連邦系MSには存在しないコンセプトである。
また,GP00においてもこれに類するコンセプトは見受けられないのである。

では,GP02Aという機体のコンセプトは一体どういった経緯ででてきたものだろうか?

1-2:GP02Aのデザイン

1-1でコンセプト論について触れたが,このセクションではデザイン論に触れてみよう。
RX-GP01(Fb),RX-78GP03S,RX-78GP04Gという機体は,RX-78系列(すなわち,ガンダム系列)としては,至極まっとうなデザインラインをもっている。(GP00もこれは間違いなく継承している。)

多少の差異はあれ,一年戦争時に開発されたRX-78タイプのガンダムと大差ないデザインライン(と先に挙げたコンセプト)をもっているのである。
逆に言えば,このデザインラインと開発コンセプトそのものがRX-78系列であったため,型式番号にRX-78が与えられたのではないかと思われるのである。(そうでなければ,連邦軍の型式番号の系譜からして,RX-82とかRX-83が与えられてもおかしくないだろう。)

ところが,GP02Aは,そのデザインラインにおいて(頭部こそガンダムタイプに準じたデザインではあるが,)明らかにジオン系MSのデザインであり,そのコンセプトもジオン系MSの重MSと同じ物である。
GP02Aのデザインのシルエットは,ガンダムというよりはドムやゲルググに近いのは言うまでもないだろう。

では,何故この機体にRX-78の型式番号が与えられたのだろうか?
これに対する答えは,アナハイムが初期にGP計画でプランニングしていたと言われる機体群に解決策があるように見受けられる。

GP計画の機体は,幾度ともなく設計変更が繰り返されており,0081/10/20の発注に対して,実機のロールアウトが,GP01が0083/09/29,GP02が0083/09/18,GP03が0083/10/04とおよそ2年の開発期間がとられており,一年戦争時のMS開発のペースに比べると,明らかに時間がかかっている。(GP00であっても0082/11頃であり,約1年が経過している。)
すなわち,発注時の機体と,実際に完成した機体は実は別物であるということが充分に考えられるのである。
実際,アナハイム・ジャーナルにおいては,各機の検討案とされる機体が提示されており,(意匠的に近い部分はあるが,)実機とは大きく異なった機体が提示されている。
また,GP02に至っては,Phase1〜Phase3の3種類の設計があり,Phase1においては,現在の機体と全く異なった意匠の機体であったという説もあるのである。

これが何を示すか?
すなわち,GP02は,当初計画の機体とは全く異なった機体である可能性が高いと言うことなのである。(そういった意味では,Phase1は,明らかに連邦系ガンダムといった意匠の期待だった可能性が高いのである。)

1-3:GP02Aとは?

では,GP02Aが現在の姿になった最大の理由はなんだろうか?
ここでポイントとなるのは,デラーズ・フリートの活動時期である。
デラーズ・フリートが活動を開始したのは,UC0081/08/15である。また,同年9月には,すでにアナハイムとデラーズ・フリートとの接触が活発化している。そして,デラーズ・フリートがガンダム開発計画を察知し,AEに工作員を潜入させたのがUC0083/01,星の屑作戦の立案が完了したのが,UC0083/07なのである。
ここに奇妙な符合を見いだすことはできないだろうか?

つまり,これに先のGP00の遭遇戦による損壊事件の日付,UC0082/12/04を加えると,その流れがはっきりするのである。

下記に改めて簡単に日付順に並べてみよう。

0081/08/15:デラーズ・フリート,活動開始
0081/09/--:デラーズ・フリート,アナハイムと接触を繰り返す
0082/12/04:GP00,テスト中にジオン残党と交戦,損壊する
0083/01/--:デラーズ・フリート,ガンダム開発計画を察知,アナハイムに工作員潜入
0083/07/--:星の屑作戦,立案完了

さてどうだろうか?
この流れで言えば,GP00の遭遇戦がデラーズ・フリートがガンダム開発計画を察知するきっかけになったことは間違いない。そして,81/09からのアナハイム(おそらくオサリバン常務派であろう)との接触が,デラーズ・フリートの工作員をアナハイムに潜伏させるための手引きになったことは間違いないであろう。

つまり,デラーズ・フリートの工作員の参画がガンダム開発計画に影響を与えることは十分可能であったかもしれないのである。

ここで,GP02である。
先にGP02は,Phase1〜3といった異なった形態を持ったMSであると述べた。
この機体は,連邦系MSといった外観から,ジオン系MSといった外観に変更されたという経緯がある。すまり,この外観の変更(=設計変更)が行われたのが,0083/01頃ではないかということなのである。
一般的に,GP02とGP04の開発はジオン系技術者が担当したと言われている。そのためにGP02は,あの外見になったというのである。
しかし,GP04がジオン系技術者の担当でありながら,いわゆるガンダムタイプMSになっていることを考えると,GP02は,明かな意図があり,ああいった形状になったと言えるのである。

さらにGP00において,GP02Aのコンセプトに当たるコンセプトが見受けられない点を述べた。すなわち,この核搭載というコンセプトは,この設計変更時に追加された可能性が高いのである。
この様に考えると,元々のGP02のコンセプトは,おそらく重攻撃型MSであったのではないかと推察される。これはGP00の大型ライフルなどにその意匠があり,それらがGP03のコンセプトと重なってしまうことから,GP04同様に一度キャンセルされた可能性があるのである。

ここまで来ると理解できると思われるのだが,GP02は,GP04同様キャンセルされた機体に,アナハイムのジオン系技術者が「核搭載」という新たなコンセプトを提示し,それが連邦に採用されたのではないかと言うことなのである。
こうしてジオン系技術者によって建造が進められたGP02は,リックドムを思わせるような重MSとして完成したのではないだろうか?

1-4:GP02大暴走論


前セクションで,GP02の開発経緯について考えてみたが,ここでさらに一歩進めて考えてみよう。
先の年表で,アナハイムにデラーズ・フリートの工作員が潜入したのが0083/01と述べた。
さらに星の屑作戦が立案完了したのが,0083/07である。
この期間があれば,設計変更された機体が,とりあえず試作されるには十分ではないかと思われるのである。
これはどういうことかというと,星の屑作戦に合わせた機体として,ガンダム開発計画にデラーズ・フリートが手を加えることが可能ではないかと考えられるということなのである。

そう,すなわち,その手を加えた機体というのが,GP02ではないか,というのが本説のメインなのである。
つまり,このGP02は,潜入したデラーズ・フリートの工作員によって,星の屑作戦に都合の良い機体として,設計が変更され,始めから「デラーズ・フリート(ガトー)の為の機体」として,開発されたのではないかと言うことなのである。

これがあながち間違っていないであろうと言うことは,様々な状況証拠からも分かってくる。
例えば,GP01とGP02の開発主任であったニナ・パープルトンとアナベル・ガトーがかつて恋仲であったということ,これらの機体の開発局の局長がオサリバン常務であったということ,開発に携わっていた技師オービルがデラーズ・フリートの工作員であったということ,等々である。
さらに本来ザクのような機体でも扱える核バズーカを(弾頭が強力になっているとはいえ)重MSであるGP02で運用することになったという点も,これを裏付ける理由の一つになっていると思われる。
つまり,リックドムを主な搭乗機としたガトーにとって,この機体は実は扱いやすい機体だったのではないかということなのである。

さらに言えば,アルビオンからのGP02奪取時に,ガトーは連邦系MSをこともなげに扱い,あまつさえかなりの数の敵機を撃破しているのである。
慣熟操縦すらできていないはずの機体で,これだけコントロールできたという点は,始めからそういった情報(あるいは,その技術)がガトー側にあったことを示している。

すなわち,当初からこの機体は,「ガトーのための機体」であった可能性が高いと言うことを示しているのである。

 最後に

本説は,確かに暴論きわまりない部分が多い。
しかし,デラーズ・フリートの根回しの用意周到さは,このくらい行われていてもおかしくないと思わせるだけの物がある。

実際の真実については,これまで以上に詳細な情報公開が必要であるとは思われる。
だが,一つの考え方として,歴史の狭間を埋めてみた,という点で,面白くは出来たと思うのだが,いかがだろうか?

 編集者


 履歴

  • 2006/03/17:暫定版完了
  • 2006/10/25:ミス修正,まとめ追加

  • GP-02Aに核が搭載された理由はもっと単純ですよ。コーウェンが上層部の説得の為に不本意ながら搭載した訳でして、ジオン工作員説を採るなら、ジオンの工作員が連邦上層部にまで入り込んでいた事になってしまいます(汗) - 通りすがり (2006年09月07日 10時18分34秒)
  • 上層部に入り込んでいた工作員となると、スパイであったエルランの例もありますし一概にはなんとも。コーウェンが上層部の説得のために何故核搭載を持ち出さなければならなかったのかなどの点を掘り下げたいところですね。あ、FIXの核発射後のビグロ砲を装備する予定だった2号機はGP02Bでしたっけ? - basara (2006年09月07日 13時06分35秒)
  • 少なくとも,上層部の説得ならば,「既にあるガンダムタイプ」で充分なはずです。
    実際に,ジオン系の人物が連邦にいたことは,BASARAさんのエルランの例もそうですが,様々なジオン系の軍人などが連邦の軍籍を入手して復隊しているなどの事実からも十分想定可能なんですよ。例えば,クワトロなどが良い例ですね。 - あさぎり (2006年09月07日 20時10分01秒)
  • 実際の所,核運用を前提としたMS運用は,ジオンの方に一日の長があります。というか,連邦は根本的にMSでの核運用のノウハウがありません。
    これは,南極条約後に連邦のMSが完成したからなんですが,その状態でジオンを打ち破ることができた連邦が,核搭載MSを持ち出してくるか,という大きな問題点もあるんですよ。
    戦時条約であるはずの南極条約をそれ以後も遵守するような形を取っていた連邦が,です。
    特にコーウェン准将のようなタイプがそれを無視して上層部の説得のためだけに用いるというよりも,「あのRX-78-2をさらに発展させた機体です」とやった方が上層部に対する説得力はましませんか? - あさぎり (2006年09月07日 20時14分39秒)
  • とりあえず,「コーウェンが上層部の説得の為に不本意ながら搭載した訳でして」のソースがあれば教えて頂きたいなぁ・・と。ここはどちらかといえば暴論ですが,ソースがあるモノはそれに準拠した形に直したいと考えてますので(^^; - あさぎり (2006年09月07日 20時25分40秒)
お名前: コメント:

最終更新時間:2006年10月25日 18時05分03秒

脚注