トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ ログイン

考察:Laboratory Report/第3章 勢力考察(16)

お願い

  ■検索等で初めて来訪した方は,注意書き等を必ずご覧になってください。
  ■Wiki項目への直接リンクは避けるようお願いします。→<必読>  頻繁に項目変更が行われる関係上,直リンクはエラーのもととなります。
  ■あまりにマナーの悪い人がいましたので,一部項目にアクセス禁止処理を行いました。
  ■極めて短時間で集中的アクセスを行ってるIPについては,終息の目処が立たなかったためアクセス禁止処理を施しました。解除申請は本家掲示板にて。

第3章 勢力考察

 本章では,これまで宇宙世紀において登場した勢力について簡単にまとめている。
 これまで製作された作品では大小様々な組織が登場し,様々な人間模様を描いてきた。それら勢力についての総括を行ったのが本章である。

 記述内容に関しては,時代設定を統括した形でまとめているため,若干の読み取りにくさが存在するが,それぞれの節ごとにご覧になって頂きたい。(なお,一部の項目は前章までの内容と重複しているが,ご容赦願いたい。)
 また,宇宙世紀を語るとなると,必然的に「地球連邦政府」と「ジオン公国/共和国」を最初に触れざるを得ないため,これらの記述は既に第1章でまとめている。そのため,本章で中心的に扱うのは,それ以降,すなわちグリプス戦役期以降が中心になっている。同様に,どうしても資料面での制約を受けているため,本章は非常におおざっぱな集約となっている点をご了承いただきたい。

 3-(16) セツルメント国家評議会


 地球連邦政府の瓦解に伴って成立したセツルメント国家評議会は,事実上連邦政府と一体となっていた地球連邦軍の一部が,連邦政府寄りの立場を取っていたサイド2,3,5,7を引き込んで成立した組織である。
 連邦政府の崩壊は,内部腐敗と各勢力の拮抗,何よりも宇宙戦国時代以降続いていたコロニーの独立の機運が引き起こしたものである。実際,宇宙世紀150年代になると連邦政府議会は,月面フォン・ブラウン市に移転しており,その中心的役割をルナリアンが占めるようになっていた。つまり,地球側の意向よりも月の意向が尊重されやすい状況になっていたのである。しかも,ルナリアンにとってコロニーの独立は阻害するよりも放置したほうがいい事柄であり,実質的に黙認されていた。このため,連邦政府にとってみれば地球上における既存の居住者の意向よりも,自らに害する者たちの排除を優先したのである。こうした中,連邦内部でも再び独自の活動を行う組織がでてきた(マハの叛乱・地球逆移民計画)ため,より一層の弱体化進んだのである。

 宇宙世紀210年代になると,大小様々な紛争が激しくなり,その一部が月面にまで影響したため,宇宙世紀217年,連邦政府が連邦軍に対して,各コロニーの武力鎮圧を命令したのである。
 だが,この判断は結果的に誤りであった。
 各々のコロニーが単独で抵抗するのではなく,組織だって抵抗したこともあり,戦闘状態が長期化,結果的に連邦政府の立場をますます弱体化させることとなったのである。
 ここにいたって,連邦軍の一部が,連邦政府の無能力さに見切りを付け,コロニー側に対して国家として認めた形での国家連合を提唱,これに同調したサイド2,3,5,7をそれぞれの国家として巻き込んだ形で新たに宇宙世紀218年に立ち上げたのが,セツルメント国家評議会なのである。

 かつてのスペースコロニーを表す言葉「セツルメント」を国家名にするなど,明らかに「サイド」を意識した形で発足した国家評議会であるが,実質的にはそれぞれのサイドがバラバラの国家として成立しており,不干渉部分も多かった。
 このため,特に地球側(つまり,連邦軍ベースの軍政国家)が暴走する事も多く,宇宙世紀223年の「ガイアの光事件」のような紛争を起こす事も多かった。
 しかしながら,史実と認められる記録では,このセツルメント国家評議会が,最も新しい記録であり,諸問題はありながらも安定していたと考えられる。

 註釈

 本文中の注釈である。
 記述スタンスは,基本的に「執筆者の視点」ではなく,「(我々)編集者/閲覧者の視点」で行われている。

 ナビゲーション


 編集者


最終更新時間:2011年08月15日 17時37分18秒

脚注