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考察:Laboratory Report/第3章 勢力考察(14)の変更点

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!!!第3章 勢力考察
 本章では,これまで宇宙世紀において登場した勢力について簡単にまとめている。
 これまで製作された作品では大小様々な組織が登場し,様々な人間模様を描いてきた。それら勢力についての総括を行ったのが本章である。

 記述内容に関しては,時代設定を統括した形でまとめているため,若干の読み取りにくさが存在するが,それぞれの節ごとにご覧になって頂きたい。(なお,一部の項目は前章までの内容と重複しているが,ご容赦願いたい。)
 また,宇宙世紀を語るとなると,必然的に「地球連邦政府」と「ジオン公国/共和国」を最初に触れざるを得ないため,これらの記述は既に第1章でまとめている。そのため,本章で中心的に扱うのは,それ以降,すなわちグリプス戦役期以降が中心になっている。同様に,どうしても資料面での制約を受けているため,本章は非常におおざっぱな集約となっている点をご了承いただきたい。

!!3-(14) ザンスカール帝国

 ザンスカール帝国の成り立ちについては,第1章をご覧になっていただきたい。
 ザンスカール帝国は,その成立時のいきさつからして,実のところかなり特殊なものであった。その技術や形態こそ宇宙世紀時代の国家ではあったが,成り立ち,成立手法などは,どちらかと言えば旧世紀(西暦時代)の地球上のファシスト国家のようなものだったのである。
 世に残る記録フィルムでは,ザンスカールに対する抵抗運動を基本として残されているため,ザンスカール帝国そのものの様子は僅かしか記録されていない。しかしながら,帝国の本土たるサイド2アメリアコロニーですら,こういった強権的な手法が採られていたことは想像するに難くない。

 ザンスカール帝国が目指したもの,それはおそらく「地球からの完全独立」であっただろう。だが,それこそも実際には表向きであったと考えられる。
 記録フィルムが,抵抗運動側の視点で描かれているため,何処までが真意であったか図りかねるが,ザンスカール帝国の最終作戦であったエンジェル・ハィロウは,その能力を解放することで,対象となる人間の精神を破壊し,自ら生活できないレベルにまで貶めるらしい。
 このことから考えると,ザンスカール帝国の真の目的は,実のところ「地球の破壊(あるいは地球上にすむ全ての生物の死滅)」にあったのではないだろうか。

 実は,これを裏付けるかの様な証拠が残っている。
 ザンスカールを支配していたガチ党の党首,フォンセ・カガチは,実は木星出身なのである。この当時,50〜60代(一説には70代)とされるカガチは,かつての木星戦争時に30〜40代といわば活動盛りである。UC130年代末に木星は,ドゥガチの娘,テテニスによって平和的に統治されることになったらしいことから考えると,かつての急進派が,地球圏へと離脱したことも十分考えられ,その中の一人がカガチだったのではないだろうか。
 そして,彼なりの手法で木星帝国の野望を成し遂げようとしたのが「ザンスカール戦争」の真実なのではないだろうか。

!!註釈
 本文中の注釈である。
 記述スタンスは,基本的に「執筆者の視点」ではなく,「(我々)編集者/閲覧者の視点」で行われている。

!!ナビゲーション
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!!編集者
*あさぎり
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