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考察:Laboratory Report/第3章 勢力考察(11)の変更点

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!!!第3章 勢力考察
 本章では,これまで宇宙世紀において登場した勢力について簡単にまとめている。
 これまで製作された作品では大小様々な組織が登場し,様々な人間模様を描いてきた。それら勢力についての総括を行ったのが本章である。

 記述内容に関しては,時代設定を統括した形でまとめているため,若干の読み取りにくさが存在するが,それぞれの節ごとにご覧になって頂きたい。(なお,一部の項目は前章までの内容と重複しているが,ご容赦願いたい。)
 また,宇宙世紀を語るとなると,必然的に「地球連邦政府」と「ジオン公国/共和国」を最初に触れざるを得ないため,これらの記述は既に第1章でまとめている。そのため,本章で中心的に扱うのは,それ以降,すなわちグリプス戦役期以降が中心になっている。同様に,どうしても資料面での制約を受けているため,本章は非常におおざっぱな集約となっている点をご了承いただきたい。

!!3-(11) コスモバビロニア (クロスボーン・バンガード / 新生クロスボーン・バンガード)

 コスモバビロニアは,ブッホ・コンツェルンの設立者であるシャルンホルスト・ブッホから始まるロナ家が設立を望んだコロニー国家である。実のところ,設立に至るその歴史は古く,初代ロナ家当主シャルンホルスト・ブッホが宇宙世紀55年にコロニー開発に関わるデブリやジャンクの回収を行う企業として創業した「ブッホ・ジャンク・インク」にまでさかのぼることができる。この当時,宇宙開発に伴った様々な宇宙開発産業が誕生しており,ブッホ・ジャンク・インクもそうした企業の一つであったのである。無論,創業者たるシャルンホルストの先見の明があったことも間違いはないと考えられ,ブッホ・ジャンク・インクは,順調に業績をのばしていった。成長を続けたブッホ・ジャンク・インクは,ブッホ・コンツェルンとなり,わずかながらも地球圏に影響を与えられる企業にまでなっていたのである。
 また,これによって得られた利益の還元として,コンツェルンは,職業訓練校を設立している。この職業訓練校は,宇宙移民者の中でも起こりつつあった所得格差による低所得者や一年戦争後のコロニー再開発などに対応した軍からの復員者等を対象にしたもので,その運営資金はブッホ・コンツェルンから供出されており,訓練生にとって大きな金銭的負担を求められなかった。
 このため,コンツェルンに対する忠誠心が高まり,一つの企業としての結びつきはより強固なものへと変化していったのである。特に,職業訓練生のブッホ・コンツェルンに対する企業忠誠は向上し,卒業生の多くがブッホ・コンツェルン内企業へと就職し,さらに発展を続けるという好循環を繰り返していたのである。

 だが,ロナ家がいくら地球圏に影響を与えられる企業となっても,アナハイム社に実質的に牛耳られていた連邦政府には大きな影響を与える事はできず,ロナ家が排出した政治家,ハウゼリー・ロナの提出した様々な法案はことごとく排除され,ついには暗殺されてしまうのである。
 この頃から,ロナ家は独自に貴族主義を成し遂げるための活動を開始する。
 鉄仮面のラフレシアプロジェクトがスタートしたのも,この頃で,UC123年のコスモバビロニア建国戦争の準備は,早い段階で誠密やかにスタートしていたのである。

 しかしながら,コスモバビロニアは,内部的な問題で実質的に瓦解,結果的に宇宙戦国時代の引き金を引いてしまっただけとなった。
 こうして,ロナ家の立ち上げたクロスボーン・バンガードは崩壊するのだが,およそその5年後,再び歴史の流れに登場するのである。今度は,正義の海賊として…。

 UC133年に確認されたクロスボーン・バンガードは,俗に新世クロスボーンと呼ばれる。装備,機材などこそクロスボーンのものを引き継いでいたが,実際の活動は反連邦活動ではなく,対木星帝国であった。
 木星圏における戦闘の後,地球圏に帰還するが,木星軍の策略にかかり,瓦解している。(ただし,木星軍と事実上の相打ちではある。)
 その後,クロスボーンを名乗る海賊が登場したとも言われるが,その規模,活動からして,それ以前のクロスボーンとは異なるのではないか,という説が大勢である。

!!註釈
 本文中の注釈である。
 記述スタンスは,基本的に「執筆者の視点」ではなく,「(我々)編集者/閲覧者の視点」で行われている。

!!ナビゲーション
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!!編集者
*あさぎり
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