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考察:Laboratory Report/第1章 宇宙世紀概要(11)

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第1章 宇宙世紀概要


 1979年に放映が始まったテレビアニメーション「機動戦士ガンダム(以下,ファーストガンダム)」は,日本におけるアニメーション史上に画期的な作品の一つとなった。それには様々な理由があるが,いずれの理由も「ガンダムがヒットした理由」にはなり得るであろう。

 逆に言えば,こういった様々な理由が複合的に重なった結果,「ガンダム」という作品は今日まで続く長期シリーズとなったと言えるだろう。本章では,最初に放映されたファーストガンダムが用いていた架空の暦「宇宙世紀」に関して時代ごとの概要をまとめている。

 なお,以降の本文と註釈で執筆のスタンスが違うので注意していただきたい。(本文は,宇宙世紀の遙か未来に生きる人間として,注釈は我々「ガンダムという作品を見ている者」としてのスタンスでまとめている。)

概要は,PDF版では章頭にのみ記載されるが,Wiki項目では説明の為に各小節ごとに掲載している。

 1-11 地球連邦の崩壊とコロニー主義


 ザンスカール戦争後の地球圏は,コロニー国家同士の小競り合いと同盟の繰り返しであった。
 宇宙世紀200年代に入ると,地球連邦の中にも地球回帰を目指す勢力が現れ,一部コロニー勢力と手を結び活動を行うような状況もでてきた。
 しかし,総じて地球連邦政府そのものが機能不全に陥っており,なおかつ,ルナリアンの経済による実効支配もコロニーには及びにくくなっていったこともあり,事実上,連邦政府は形骸化した状態であった。

 こうした時代,連邦軍の一部が独自の行動を始め,宇宙世紀218年,ついに地球連邦は瓦解する。連邦の瓦解を誘発した軍組織は,これに近いサイド群とセツルメント国家評議会を設立,独自の活動を行うこととなった。(*1)
 宇宙世紀223年に起こった「ガイアの光事件」は,こうしたセツルメント国家評議会とそれに属さないサイドとの紛争として代表的なものであろう。

 これ以降,宇宙世紀の記録はほとんど残っていない。
 一部資料に,外宇宙での出来事が若干見えるだけ(*2)であるが,これらも一般的に正史とされるような資料に見えるものではないため,現在も様々な検証作業が行われている段階である。
 これから先,様々な資料が発見されるであろうが,筆者としては,この時代の資料が発見されることを期待せずにはいられない。


 註釈

 本文中の注釈である。
 記述スタンスは,基本的に「執筆者の視点」ではなく,「(我々)編集者/閲覧者の視点」で行われている。

(*1)

 この時代,地球では食糧危機が深刻化していた。このため,セツルメント国家評議会では,地球側もあくまでサイドと対等な立場であったと考えられる。
 宇宙世紀200年代に地球への帰還を目指した一部の人々は,そのまま地球へと定住した。
 この時代,環境保護のために各種産業が制限されていたはずであったが,極秘裏に重化学工業などが復興しており,工業力などは回復(ガイア・ギア参照)していたが,反面環境汚染なども再び進行していたと考えられるのである。
 G-SAVIORにおける地球では,食料を生産するためにわざわざ深海に農場を建設しているほどであった。こういった点からいっても,食料生産に力のあるコロニー(セツルメント)側と地球側では,対等かコロニー側に分がある力関係であったのではないだろうか。

(*2)

 機動戦士Vガンダム外伝には,宇宙世紀500年代に他の恒星系への移民成功が触れられており,また,デュアルハーツや強化人間物語 MAD WANG 1160では,宇宙世紀1000年代の様子が描写されている。
 しかし,いずれも非公式な作品(Vガンダム外伝は,公式寄りであるともいえるが)であるため,こういった表現に留めた。

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 編集者


最終更新時間:2011年08月15日 17時15分29秒

脚注