トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ ログイン

軍艦

お願い

  ■検索等で初めて来訪した方は,注意書き等を必ずご覧になってください。
  ■Wiki項目への直接リンクは避けるようお願いします。→<必読>  頻繁に項目変更が行われる関係上,直リンクはエラーのもととなります。
  ■あまりにマナーの悪い人がいましたので,一部項目にアクセス禁止処理を行いました。
  ■極めて短時間で集中的アクセスを行ってるIPについては,終息の目処が立たなかったためアクセス禁止処理を施しました。解除申請は本家掲示板にて。

軍艦

  • [用語]
  • 分類:軍事
  • 区分:共通(宇宙世紀)
  • 出典:共通

 説明

 元々は海上艦艇(主として海軍の艦艇)の種別のひとつとして定義された用語だが,時代によって,あるいは国によって,その扱いに違いが見られる。
 一般的には「軍艦」といった場合,戦闘力を持った艦艇の総称として用いられる場合が多く,この場合,戦闘力を持たなくても軍事用途に用いられる艦,例えば補給艦なども軍艦として扱われる。
 また,特に限定する場合,「戦闘艦」と同等の意味合いで用いられる場合も多い[1]。この場合,「戦艦」=「軍艦」と見なす場合もあり,注意が必要である。

軍用艦の種別

 本来ならば,軍艦に相当しないものもあるが,ここで簡単に説明している。

戦艦

 軍艦のひとつ。戦闘用の艦艇で,最も優れた攻撃力と防御力を持つもの。第2次世界大戦まで海上艦艇の主役として位置づけられていたが,第2次世界大戦において,航空戦能力が,海戦を制するようになってからは,主力艦としての位置づけは航空母艦に取って代わられることとなった。
 しかし,宇宙艦艇の開発が進むにつれ,航宙機の運用能力と攻撃力の問題もあり,再び「宇宙戦艦」という形で復権することとなった。
 なお,「戦艦」と区分されていても,時代時代によってその能力には大きな差があり,一時戦艦として区分されていた艦艇が,巡洋艦などに区分が変更されたことも多い。
 詳細は,「戦艦」を参照。

巡洋艦

 軍艦のひとつ。戦艦に比すると攻撃力,防御力は劣るが,速力が大きい。
 大きさや主砲の口径などによって,重巡洋艦,軽巡洋艦とさらに分類されるが,明確な基準はなく,相対的なものである場合が多い。
 海戦の主力が航空機戦闘に変化した後も,生き残った艦種であり,電子戦が常態化するとイージスシステムを搭載したイージス艦(イージス巡洋艦)へと進化していく。
 宇宙艦艇の開発が進むと,戦艦のサポートとして「宇宙巡洋艦」が誕生することとなった。最も初期に誕生した地球連邦軍のサラミス級宇宙巡洋艦は,元々は警備艇として開発されたサラミス級警備艇の名を継ぐ形で開発されている。
 また,ジオン公国軍が配備したムサイ級宇宙巡洋艦は,モビルスーツ母艦としての機能を有しており,以降の宇宙巡洋艦のあり方を大幅に変えることとなった。

航空母艦

 軍艦のひとつ。航空機を搭載し,それを運用する能力をそなえた艦艇で,第2次世界大戦以降,海上艦艇の主役となった。
 しかし,宇宙艦艇の開発においては,搭載する航宙機の能力上の問題から,再び戦艦が復権し,さらに,モビルスーツの登場によって「モビルスーツ母艦」としての巡洋艦や強襲揚陸艦の重要度が増したことで,純粋な航空母艦(航宙母艦)は姿を消していくこととなった。(ただし,強襲揚陸艦なども「宇宙空母」として位置づけられることもあり,結果として航空母艦の機能が他種に取り込まれていったということであろう。)
 詳細は,空母を参照。

潜水母艦

 潜水戦隊の旗艦で,潜水艦部隊の指揮と補給とに当たる軍艦のこと。
 実質的に補給艦と同等の艦艇であり,指揮管制能力は高いものの,戦闘力は高くないため,戦闘域から離れた場所で待機することも多い。
 なお,モビルスーツの運用が常態化すると,モビルスーツを運用可能な母艦機能を持つ潜水艦という用語の意味合いに変化している。
 当然ながら,宇宙艦艇には存在しない艦種である。

水上機母艦

 水上機を搭載し,その行動基地としての役割をもつ軍艦のこと。
 水上機を運用するため,長い飛行甲板を持っていないのが特徴となっている。
 第2次世界大戦ごろまで存在した艦種だが,その後水上機が姿を消していったため,廃れていった。
 当然ながら,宇宙艦艇には存在しない艦種である。

練習戦艦/練習巡洋艦

 俗に「練習艦」とまとめられる場合もあるが,厳密に言えば,各艦種ごとの区別が行われるものである。通常,練習戦艦,練習巡洋艦は軍艦として分類されるが,練習潜水艦は同じ練習艦ではあるが,軍艦としては位置づけられず「特務艦」に位置づけられる。
 実際に運用される艦艇とほぼ同じ艦を用いて訓練を行うための艦であるが,有事には(様々な制限はあるものの)戦闘艦として運用可能な艦と純粋に訓練のために建造されており戦闘は不可能な艦の2種がある。
 場合によっては退役した旧型艦が転用される場合もある。

敷設艦

 主に機雷を運び,敷設することを任務とする軍艦で,大型の船を「敷設艦」,小型の船を「敷設艇」と呼ぶが,後者は狭義の軍艦としては扱われていない。
 宇宙艦艇としても専用の敷設艦が存在したとも言われるが,最も有名な艦は,機雷敷設用バックパックを装着したMS-06《ザク》とそのための専用施設を設置したムサイ級であり,既に宇宙世紀においては,その位置づけはモビルスーツが代替したといえるのかもしれない。

駆逐艦

 防空力・対潜能力・水上打撃力となるミサイルや魚雷・爆雷などを搭載する比較的小型の艦艇で,船足は戦艦などを上回る。元々は戦闘艦に肉薄する水雷艇を駆逐するために登場した艦種で,主武装も魚雷であった。
 その後,様々な兵装を装備する小型艦といった扱いに変化している。
 海戦の主力が航空機戦闘に変化した後も,生き残った艦種であり,電子戦が常態化するとイージスシステムを搭載したイージス艦(イージス駆逐艦)へと進化していく。

潜水艦

 その名の通り「水中に潜る」艦である。
 魚雷・ミサイル・艦砲などを装備し,水中または水面上を航行して攻撃・偵察などを行うもので,打撃力よりも隠密性を重視したものとして誕生した。
 しかし,核兵器と原子力潜水艦が登場すると,単艦で国家を丸ごと破壊せしめるほどの打撃力を保持する強力な艦へと変貌した。
 当然ながら,宇宙艦艇には存在しない艦種である。

水雷艇

 魚雷を備えた小型の船で,魚雷艇と同一の区分にされることも多いが,元々は別種のものであった。
 元々は小型の艦載艇として開発され,外洋航行能力を持っていない船であった。
 当初は,小型安価な攻撃手段として,高い戦果を挙げていたが,駆逐艦の発達とともにその役割が失われていき,姿を消すこととなった。

魚雷艇

 魚雷攻撃を主任務とする小型の戦闘艇。
 運用する国によって区分が異なり,水雷艇やミサイル艇と同一区分としている国もある。
 実際,登場当初の魚雷艇は,水雷艇と区別が困難な小型艇であり,これが駆逐艦との差別化が図られた結果,大型化しながらも魚雷を主兵装とする部分は変化なく,発展したものである。
 比較的コストのかからない艦艇でありながら,高い戦果を挙げることが可能であるため,国力の乏しい国では積極的に配備する傾向があったが,大型化することでそのメリットは乏しくなっており,水上艦としては消えていくこととなった。
 しかし,宇宙時代になると宇宙艦艇の区分のひとつとして復活している。
 これは,空間戦闘に対応した航宙機が,そのペイロードの関係上,燃料と武装の積載量に限界があるため,大型の宇宙戦艦などと航宙機との中間サイズであり,打撃力のある魚雷艇に再びスポットライトが当たったものである。
 一年戦争において,モビルスーツが登場し,戦場の主役となるまでの間,連邦軍の戦力のひとつとして運用されたが,モビルスーツが一般化すると再び消えていくこととなった。

砲艦

 一般的には「大砲を積んだ艦艇」という意味合いで用いられる場合が多いが,艦種として見た場合,海岸・河川の警備に用いられる喫水の浅い小艦のことを指す。
 いわば水際での迎撃に用いられる艦艇であり,時代が進むと消えていくこととなった。

 関連項目

 編集者


[用語]
[用語・UC]


最終更新時間:2016年10月17日 20時08分09秒

 ノート

本項目に追加情報を記載する
※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。

脚注

  • [1]ガンダム関連では,旧日本軍の艦種が用いられることが多く,これを基準とした場合,軍艦に該当するものは,「戦艦」,「巡洋艦」,「航空母艦」,「潜水母艦」,「水上機母艦」,「練習戦艦」,「練習巡洋艦」,「敷設艦」のみが該当する。その他の艦艇の区分については,時代によって違いがあり,厳密な区分がなされていない場合も多い。