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教育型コンピュータ

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教育型コンピュータ(学習型コンピュータ)

 説明

 コア・ブロック・システムが装備する超高性能のモビルスーツ用コンピュータシステムのこと。メインフレームと複数のコ・プロセッサーからなり,機体制御と火器管制システムを統括し,戦闘を経験として蓄積,更新することで"成長"していくという特性を持っているのが特徴である。その機能から「学習型コンピュータ」とされる場合も多い。

 RXモビルスーツに搭載された教育型コンピュータは,戦闘の記録を逐次保存・蓄積し,戦況に応じて過去の蓄積データからもっとも適当な行動パターンの候補を示すことができる。そのため,パイロットを補佐するシステムが構築しやすいという特徴がある。
 例えば,パイロットの入力した操作データと敵機との相対方向,相対距離のデータから的確にAMBACを行い,武器の照準を合わせ易くするなどといった面で有効なのである。
 このコンピュータのデータにより新兵でも熟練パイロット並の機動を行うことが可能となり,学徒兵中心のジオン軍に対しア・バオア・クー戦でジムが優位に立つことが出来たといわれている。

 この教育型コンピュータの存在は,連邦軍のモビルスーツの開発およびパイロットの訓練ペースを劇的に加速しており,ジオン公国軍が想定していた対モビルスーツ兵器(すなわち,この場合は,連邦軍製のモビルスーツ)の登場時期を遙かに上回る速度だった。
 公国の軍部は,連邦のモビルスーツの開発ペースがここまで急速だったとは考えておらず,緒戦においては対モビルスーツ戦闘そのものを戦略,戦術に組み込んではいなかった。これは,地球侵攻作戦の実施後も基本的には同様であり,いずれやってくる連邦軍製のモビルスーツに対する「対モビルスーツ戦闘を前提としたモビルスーツ」の開発ペースは,それほど速いものではなかった。だが,V作戦が発動したUC0079.4月以降,明らかに公国軍のモビルスーツ開発ペースも加速しており,同年6〜9月頃にかけて様々なモビルスーツがロールアウトしている。これは,一部とは言え,V作戦の情報が公国軍に流れたことは間違いなく,これに対するために「対モビルスーツ戦闘用モビルスーツ」の開発が加速した,ということなのだろう。

 こうしたことから,V作戦におけるRX計画は両軍に影響を与えたといって過言ではないだろう。
 しかしながら,教育型コンピュータの存在は連邦軍側にとってみて非常に大きな意義があり,ガンダムが一年戦争の終結まで第一線で闘い続けられたのも,武装や装甲が高性能だったことはもとより,機体が戦闘ごとにそのデータを蓄積し学習する能力をもっており,公国が有効な対MSの手段を講じる前に経験を重ねていくことができたためだともいえるだろう。
 一度の実戦は数百回のシミュレーションに勝る。新技術の集合体であるはずのモビルスーツも,実際には運用するパイロット次第だと証明したことになる。

 なお,教育型コンピュータそのものは,量産型モビルスーツであるジムには搭載されていない。しかし,戦闘で得られたデータは,逐次他の機体にも反映させていく体制が取られており,事実上軍が保有する機体全てが教育型コンピュータとして機能していたとも考えることができる。無論,帰還を果たせなかった機体のデータを得ることはできないが,同時に戦闘していた機体のデータが存在すれば事足りたのである。

 こうしたことから,連邦軍のモビルスーツ搭載のコンピュータは,常に進化していたともいえ,後に教育型コンピュータそのものの発展型のシステムも数多く登場することとなった。

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最終更新時間:2012年03月31日 21時35分22秒

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