!!!軌道エレベータ *[用語] //*読み: *分類:施設 *区分:正暦/西暦(ガンダムOO)/リギルド・センチュリー *区分:宇宙世紀(フォー・ザ・バレル) *出典:[[∀ガンダム]](1)/[[機動戦士ガンダムOO]](2)/ガンダム Gのレコンギスタ(3) *出典:フォー・ザ・バレル(4) !!説明  地球と宇宙を結ぶ移動手段のひとつ。宇宙エレベータとも言われる。  その名の通り,地上と宇宙をつなぐエレベータで,地球の自転による遠心力によってエレベータ構造物そのもののを安定させるもので,最も自転による遠心力を有効に使うことができる赤道上への設置が最適とされる。  構造的には,衛星軌道上に設置されたステーションを中心に,地上側への構造物が内部に昇降機を備えたエレベータとして建造され,地球とは反対側にカウンターバランサーとしての長大なケーブル(あるいは構造物)が設置されるものとなっている。  一般的な建造方法としては,地上と宇宙からそれぞれケーブルを延伸し,それぞれを結合する方法がとられる。多くの場合,地上設備を設置後に衛星ステーションからケーブルを伸ばし,これを地上設備に接合する形となる。(なお,旧世紀ではこのケーブルの材質が大きな問題となっており,軽量且つ極めて高い引っ張り強度を持つ素材の必要があり,カーボン・ナノチューブの登場までは,空想の域を出ない構造物でしかなかった{{fn 過去形で記述しているが,現実問題としてまだまだ実現は困難である。}}。)  エレベータ構造物本体に関しては,様々なプランが提案されており,(1)単純にケーブルのみで接合する場合,(2)ビル状の構造物を建造し,内部を連絡用構造物(鉄道等)に用いる場合,(3)複数のパイプ状構造物を建造し,それぞれをエレベータとして運用する,といったプランが確認されている。(プランのみであれば,これ以外のものも確認される。)  軌道上のステーションは,一般的に中継ステーションと呼ばれ,大型の構造物が設置される場合が多いが,逆方向のカウンターバランサー部の扱いも,地上構造物と同様にプランによって様々である。  しかし,その全長10キロメートルにも及ぶバランサー部を,ただ安定のためだけに用いるのは無駄も多いため,ケーブル部の先端には月軌道やラグランジュ・ポイントへの宇宙港が設置されることも多い。  軌道エレベータは,その建造コストこそ膨大であるが,従来のロケットによる物資輸送と比較すると燃料消費やコスト面では劇的な改善が見込まれ,長期的視点で臨むとメリットが多いものとなっている。 !1.正暦  正暦時代における軌道エレベータは,その存在そのものが失われている。  しかし,その名残は伝説に残されており,「天へと昇る」施設が存在したとの伝説は各地に多く見られる。  特に,南アメリア大陸の国家のひとつであるマニューピチの近くに「王の冠」と呼ばれる人工物とも思われる山が存在し,その形状から軌道エレベータの地上施設の名残ではないかとも言われている。 !2.西暦(ガンダム00)  21世紀終盤から計画が進行し,建造が進められたのが西暦時代における軌道エレベータである。新素材の開発により,軌道エレベータの建造が可能になったことで,セカイ規模での国家再編が行われ,これをきっかけとした世界規模での戦乱が勃発し,その収束と共に大国3国を中心とした再編が行われた。  その後,これら3大国,ユニオン,AEU,人類革新連盟の主導でそれぞれの軌道エレベータの建造が推進されることとなった。  これら軌道エレベータは,基本設計はほぼ同等のもので,建造順に第1〜第3軌道エレベータとして割り振られている。  これらは,それぞれ60度の角度をもって赤道上に設置されており,第1軌道エレベータは,南アメリカ大陸に設置されたユニオンの「タワー」,第2軌道エレベータは,インド洋上に人工島を建造したうえで,設置された人類革新連盟の「天柱」,そして,第3軌道エレベータは,AEUの建造中のもので「ラ・トゥール」とそれぞれ名称がつけられている。  内部には,リニアトレインによる交通網が整備されており,特に人類革新連盟の天柱では,これが一つの産業となっている。  また,軌道エレベータには,もう一つの役割がある。  それが太陽光発電システムによって発電された電力の共有元として機能している点である。軌道エレベータが軌道上での発電衛星からの送電線を兼ねるだけではなく,そのものがマイクロウェーブ発振器を兼ねており,加盟国への送電を行っているのである。  いわば,太陽光発電システムからのエネルギー供給を支える生命線となっているのである。  →[[タワー]],[[天柱]],[[ラ・トゥール]] !3.リギルド・センチュリー  リギルド・センチュリーにおける軌道エレベータは,宇宙世紀時代末期に建造されたとも言われる軌道エレベータが保守・点検を続けられながら運用が続けられている。  しかし,この運用が可能なエレベータは,「キャピタル・タワー」と呼ばれる構造物であり,保有するキャピタル・テリトリィによる独占的運用が続けられており,様々な軋轢を生じている。  →[[キャピタル・テリトリィ]] !4.宇宙世紀(フォー・ザ・バレル)  ニムロド・レースの舞台になる巨大建造物。  静止衛星軌道の大型ターミナルと地上を大型のエレベーターで繋いだもので,重量級の貨物の打ち上げにロケットやシャトルを使う必要が一切なくなった。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・∀}} {{category 用語・ガンダムOO}} {{category 用語・レコンギスタ}} {{category 用語・バレル}} ---- {{lastmodified}} //2015.02.19:王の冠 //2015.02.19:軌道エレベーター(フォー・ザ・バレル) !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。