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機動戦士Zガンダム・あらすじ

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機動戦士Zガンダム・あらすじ

  • [参考]

 概要

機動戦士Zガンダムの各話の簡単なあらすじである。

 1話「黒いガンダム」

 シャア・アズナブルの乗るモビルスーツ(以下MS)リック・ディアスは,サイド7のコロニー,グリーン・ノア2に向かっている。彼はクワトロ・バジーナ大尉と名を変え,反連邦政府組織エゥーゴに参加していた。
 地球連邦軍を私物化し,グリーン・ノア2(別名グリプス)を軍事基地化するティターンズの偵察を試みたのである。コロニーに接近するリック・ディアスの中で,シャアはそこに新たなニュータイプの存在を感じていた。
 同じ頃,グリーン・ノア1に住むカミーユ・ビダンは,ティターンズのジェリド・メサ中尉に,コンプレックスを持つ名前から性別を間違えられたことに激し,彼を殴る。そのことでティターンズに逮捕されたカミーユはMPに尋問を受けるが,コロニー内でテストが行われていたMSガンダムMk-兇猟突郢故に乗じて脱走した。
 一方,ティターンズが開発していたガンダムMk-兇梁減澆鮹里辰織轡礇△蓮な豐呂離◆璽マに連絡を取り,機体の奪取を決意する。アーガマの砲撃によってグリーン・ノア1への侵入口を開き,ガンダムMk-驚ゼ荳鄒錣始まろうとしていた。

 2話「旅立ち」

 シャアは部下のアポリー中尉,ロベルト中尉とともにリック・ディアスでグリーン・ノア1に侵入。連邦軍のMSジム局隊と激しい戦闘になる。
 一方,基地から逃げ出したカミーユだったが,再び基地内に戻っていた。権力を振りかざして横暴な尋問を行ったMPに仕返しをしようとしたのである。格納庫にあった無人のガンダムMk-兇3号機に乗り込み,シャアたちに加勢するカミーユ。
 一年戦争ではホワイトベースの艦長を務め,今では地球とサイド7を往復するシャトルの船長という閑職に追いやられていたブライト・ノア中佐は,その現場を目撃する。そして,ガンダムMk-兇望茲辰織ミーユの姿に,一年戦争で共に戦ったニュータイプの戦士,アムロ・レイの再来を感じる。
 カミーユの協力を得たシャアたちは,もう1機のガンダムMk-兇鯤甞佑垢襦カミーユは,脱出するシャアたちに従い,生まれ育ったコロニーを後にした。

 3話「カプセルの中」

 カミーユを乗せてサイド7から離れたアーガマは,サラミス級ボスニア所属のMSガルバルディβ部隊に捕捉され,交戦に及ぶ。
 ガルバルディβを操るライラ・ミラ・ライラ大尉の卓抜したテクニックにシャアたちは苦戦するものの,なんとか退けることに成功した。
 ボスニアの攻撃から間もなく,ティターンズのパイロット,エマ・シーン中尉がバスク・オム大佐の親書を携えてアーガマに接触する。しかし,親書の内容は,カミーユの母ヒルダ・ビダンを人質に取ったうえでガンダムMk-兇肇ミーユの身柄の引渡しを迫ったものだった。
 宇宙に漂うカプセルに母ヒルダが閉じ込められている事を知ったカミーユは,ガンダムMk-兇撚鷦に向かう。が,後もう少しのところでジェリドのMSハイザックの銃弾がカプセルを打ち砕く。眼前で母の命を奪われ,カミーユは泣き叫ぶしかできなかった。

 4話「エマの脱走」

 母を殺され逆上したカミーユは,ジェリドのハイザックに迫る。しかし,シャアとエマに引き止められたカミーユはガンダムMk-兇閥Δ縫謄ターンズに引き渡され,巡洋艦アレキサンドリアに収監される。そこでカミーユは,母ヒルダと同じくバスクの人質となっていた父フランクリン・ビダンと再会する。一方,バスクは戦力が低下したアーガマ隊にMS部隊を差し向ける。その部隊長を命じられたエマだったが,バスクのやり方に憤りを感じてティターンズからの脱走を決意。カミーユ父子を連れてガンダムMk-3機を強奪し,アレキサンドリアを脱出した。カミーユたちと無事アーガマにたどり着き,エゥーゴに投降したエマだったが,シャアはそんな彼女の心変わりが信じられないと告げる。シャアの言葉にエマは,自分の心に正直であろうとしただけだと返すのだった。


 5話「父と子と…」

 6話「地球圏へ」

 7話「サイド1の脱出」

 8話「月の裏側」


 9話「新しい絆」

 ジャブローを偵察中に連邦軍兵士に見つかったレコアは,かつてのホワイトベースのクルー,カイ・シデンに助けられる。
 一方その頃,カミーユはエゥーゴのパイロットにされたことを自覚できずにいた。ミーティングに遅れたことでカミーユに修正を加えるウォン。理不尽な行いに憤るカミーユだったが,周囲の大人たちはそれを甘えだと断じるのだった。そんな中,エゥーゴは隣接する月都市グラナダに入港中のティターンズのサラミス級巡洋艦を奪取する作戦を敢行する。
 軍という組織に矛盾を感じつつも,カミーユはシャアの先遣隊に同行する。しかし,MS部隊が出撃した隙を狙ったカクリコン・カクーラー中尉の部隊がアーガマを襲う。単身迎撃に出たエマの叫びを感じたカミーユは,その声に応えるべく救援に向かう。カクリコンを撃退し窮地を救ったカミーユの感性に,エマは,ニュータイプとしての資質を感じずにはいられなかった。

 10話「再会」

 アンマンでジャブロー侵攻作戦の準備を進めるアーガマに対し,ジャマイカン・ダニンガン少佐率いるアレキサンドリアが攻撃を仕掛けた。その攻撃に参加したジェリドとカクリコンはカミーユを倒すため,アナハイム・エレクトロニクス社から譲渡された新型MS,マラサイ2機の連携で時間差攻撃を敢行する。シャアのMS百式とウォンの作業用MSの助けでカミーユは危機を回避,アレキサンドリアの艦砲射撃を切り抜けたエゥーゴ艦隊は月からの脱出に成功した。
 ジャブロー基地へのMS降下作戦のため,大気圏降下地点に向かうアーガマは,所属不明のモビルアーマーに襲撃される連邦政府のシャトル,テンプテーションを捕捉する。モビルアーマー(以下MA)を退けたカミーユとシャアだったが,MAのパイロットにプレッシャーと呼ばれる強い敵意を感じる。その敵が強力なニュータイプであることを,シャアは感じ取っていた。
 一方,テンプテーションを回収したアーガマは,同船の船長を務めていたブライトを迎え入れる。同時にカミーユは,難民になっていた幼馴染のファ・ユイリィと再会を果たす。カミーユとの関係が理由で両親をティターンズに捕らえられ,彼女は失意の中にあった。カミーユはそんなファの姿を目にし,ティターンズへの怒りを新たにするのであった。

 11話「大気圏突入」

 エゥーゴは,ティターンズに反感を抱くブライトをアーガマの艦長として迎え,ジャブロー侵攻作戦を進める。アーガマを中心としたエゥーゴ艦隊は大気圏降下地点に集結し,ジャブロー基地への降下作戦を開始する。再会もつかの間,戦いを前に神経質になるカミーユと彼の立場を理解できないファは衝突してしまう。そうした苛立ちの中,カミーユはガンダムMk-兇能亰發垢襪,テンプテーションを襲った可変MAメッサーラを駆るジュピトリス船団のパプテマス・シロッコ大尉がエゥーゴ艦隊の行く手を阻む。シロッコの攻撃に被害を受けつつも作戦を進めるエゥーゴ部隊に対し,さらにジェリド,カクリコンらの部隊が攻撃を加える。
 応戦するカミーユは大気圏突入寸前までジェリドとカクリコンに肉迫されたが,カミーユの攻撃によって大気圏突入用装備のバリュート・パックを破られたカクリコンの機体は,大気の摩擦熱に耐えられずに燃え尽きていく。
 親友の死を見ているしかなかったジェリドは,さらにカミーユへの復讐心を燃やすのだった。


 12話「ジャブローの風」

 ジャブロー基地に降下したエゥーゴのMS部隊は,連邦軍の迎撃をかわしながら中心部へ侵攻していく。基地内部への攻撃に参加しようとするカミーユの前に,追撃してきたジェリドが立ちはだかる。カミーユは親友の仇を討とうとするジェリドの気迫に圧倒されるが,間一髪でこれをしのぐ。
 一方,シャアはジャブロー基地の抵抗の薄さに疑念を抱いていた。その状況下でエゥーゴ部隊は,捕虜の情報から連邦軍がジャブロー基地を放棄して地下の核爆弾を爆発させようとしていることを知る。エゥーゴはガルダ級大型輸送機のアウドムラとスードリを奪取して部隊の撤退を進めるが,基地内に捕らえられていたレコアとカイの気配を感じ取ったカミーユは単身基地深部に進入し,2人を救出した。
 エゥーゴ部隊は核爆発を免れてジャブローを脱出。ジェリドもまた命からがら脱出を果たす。


 13話「シャトル発進」

 ジャブローを脱出したカミーユたちは,地上の支援組織カラバのメンバー,ハヤト・コバヤシの先導でケネディ・スペースポートへたどり着く。
 エゥーゴのパイロットを宇宙に上げる準備を進めるなかでハヤトは,シャアが正体を隠して指導者としての責任から逃れようとしている,というカイからの手紙を受け取る。真相を尋ねるハヤトに対してシャアは,自分がその立場にいることを否定する。その彼の態度を許せないカミーユは,怒りのままにシャアに拳を振るった。
 そこへエゥーゴ迎撃の任務を受けたブラン・ブルターク少佐のMS部隊が攻撃をかける。
 ブランの駆る可変MAアッシマーの攻撃によってシャトルが1機破壊され,残るシャトルを死守しようとしたロベルトが戦死した。
 ロベルトの身を呈した働きによってアポリーが操縦するシャトルは宇宙へ帰還。残されたシャアとカミーユは,ケネディ・スペースポートら撤退するカラバのアウドムラに同行することとなった。
 一方,スペースポートを占拠したブランの部隊は,カラバが残したスードリを接収し,アウドムラの追撃を開始する。


 14話「アムロ再び」

 ニュータイプという存在を連邦政府に危険視され,軍の監視下に置かれていたアムロ。彼の幼馴染であり戦友でもあったフラウ・コバヤシ(旧姓ボゥ)が訪ねてきた。
 フラウはハヤトと結婚し,かつてホワイトベースに身を寄せていた孤児であるカツ,レツ,キッカの養い親となっていた。
 幽閉生活に甘んじて戦いから身を遠ざけようとするアムロに対し,カツは非難の言葉を浴びせる。カツの叱咤は,アムロに再び戦いを選ばせるきっかけとなった。フラウ親子の見送りのために空港に赴いたアムロは,カツを連れて連邦軍の輸送機を奪い,ケネディ・スペースポートへと向かう。
 一方,カミーユたちを乗せたアウドムラは,オーガスタのニュータイプ研究所から出撃したロザミア・バダム少尉の可変MAギャプランに発見され,攻撃を受ける。カミーユとシャアはロザミアを退けるものの,さらにブランの波状攻撃を受けてしまう。アウドムラの危機を知ったアムロはカツを脱出させ,輸送機をブランのアッシマーに激突させる。攻撃の機会を失ったブランは撤退を余儀なくされ,アウドムラは難を逃れた。そしてアムロは,クワトロとして戦うシャアと7年ぶりの再会を果たすのだった。


 15話「カツの出撃」

 アウドムラと合流したものの,幽閉生活が長かったアムロは戦いへの意思を再起させることができず,カツを苛立たせる。シャアもまた,戦えずにいるアムロを厳しい言葉で責める。アムロは,素性を隠してまで戦おうとするシャアに,ララァ・スンとの過去を想起して苦しむのだった。そんな中,シャアとカミーユを宇宙に上げるため,アウドムラはヒッコリーのシャトル基地に向かう。同時に,アウドムラを誘導するためヒッコリーからカラバのメンバーであるベルト−チカ・イルマが訪れる。
 しかし,サンフランシスコ上空を通過するアウドムラはロザミアの攻撃に遭い,逸るカツは独断でガンダムMk-兇能亰發靴討靴泙Α
 カツを追って出撃するカミーユとシャアを前に,アムロは戦うことができずにいた。かつての英雄が苦悩する姿に,ベルトーチカは共感と苛立ちを覚えた。
 一方,操縦に不慣れで苦戦するカツだったが,カミーユの助けを借りてロザミアのギャプランを撃破する。脱出するロザミアから受けた違和感に,カミーユとシャアは強化人間という人工ニュータイプの存在を知るのだった。


 16話「白い闇を抜けて」

 ヒッコリーに到着したアウドムラは,カミーユとシャアをシャトルで宇宙に上げる準備を始める。カツもまた宇宙に向かうこととなり,ベルトーチカの激励によってMSに乗る決心をしたアムロとともにヒッコリーへと降りた。しかし,シャトルの打ち上げを阻止するため,ブランがヒッコリーを強襲する。
 ブランの部隊を迎え撃つアムロと,シャアを宇宙に戻すために迎撃に加わるカミーユ。
 シャアとカツを乗せたシャトルが大気圏を離脱していく中,カミーユはアムロと協力してブランのアッシマーと戦う。追い詰められ,カミーユを道連れにしようとするブランだったが,それをアムロのビーム・サーベルが貫く。カミーユは再びアウドムラに乗り,次の機会を待つこととなった。


 17話「ホンコン・シティ」

 アウドムラは太平洋を横断し,ホンコン・シティに到着した。ホンコン・シティに大きな力を持つルオ商会を頼り,補給を行うためだった。
 一方,指揮官のブランを失い,副官のベン・ウッダー大尉が率いるスードリは,日本のムラサメ研究所に協力を要請。強化人間フォウ・ムラサメと巨大可変MA,サイコ・ガンダムを合流させる。スードリの接近を知らないアムロたちはルオ商会に協力を求め,そこで偶然,ブライト・ノア夫人となったミライ・ノア(旧姓ヤシマ)と,その二人の子供たちに出会う。
 しかし,正体を怪しまれたアムロはルオ商会に囚われ,さらにフォウが操るサイコ・ガンダムがホンコン・シティの街を強襲する。迎撃に駆けつけたものの,サイコ・ガンダムの圧倒的な力の前に苦戦するカミーユ。
 ルオ商会から解放されたアムロは,敵に気圧されるカミーユの戦いに苛立ちと不安を覚える。サイコ・ガンダムに次第に追い詰められる中,破壊されていく街を目の当たりにしたカミーユの怒りは爆発した。その感情の奔流がフォウにプレッシャーを与え,彼女は戦うことができずに撤退するのだった。

 18話「とらわれたミライ」

 ホンコン・シティに滞在を続けるアムロは,ミライ母子にアウドムラへの乗船を勧める。しかし,人に頼ることを避けるミライはこの申し出を受けなかった。この接触によってミライたちの存在を知ったベンは,ホンコン特務警察と協力して母子を拉致する。同じ頃,フォウは自分にプレッシャーを与えたパイロットを探して街を彷徨っていた。そんな彼女を見かけたカミーユは,敵とは知らずフォウに強く惹きつけられる。
 一方,ベンはミライ母子を人質に取って,カラバにアウドムラの引渡しを要求した。
 責任を感じたアムロは単身ベンの元に向かい,自分とミライたちの人質交換を試みるが失敗し,アムロもまた人質となってしまう。
 この状況下でハヤトは降伏を装ってアウドムラを前進させ,その一方でカミーユのガンダムMk-兇魍っ罎ら接近させる。
 カミーユは海中に潜むMSマリン・ハイザックの部隊を撃破し,混乱に乗じてアムロとミライ母子は脱出に成功するのだった。

 19話「シンデレラ・フォウ」

 アウドムラはホンコン・シティ自治体からの退去命令を受け,撤収の準備を進めていた。そんな中,カミーユとフォウの接触を知ったアムロは,彼にフォウと触れ合うことの危険性を警告する。しかし,カミーユはそんなアムロの言葉に反発し,彼女を探してアウドムラを飛び出す。
 夜の街でフォウとの再会を果たしたカミーユは,別れの時間を惜しむ。夜景を見下ろすビルの屋上で,唇を重ねるカミーユとフォウ。フォウもまた,カミーユに強く惹かれていた。
 しかし,サイコ・ガンダムに乗ったベンの無差別攻撃によって,ふたりの時間は引き裂かれる。街は炎に包まれ,フォウはサイコ・ガンダムのコックピットに戻り,カミーユはガンダムMk-兇能亰發垢襦戦いの中でサイコ・ガンダムのパイロットがフォウと知り,愕然となるカミーユ。
 一緒に宇宙へ行こうと呼びかけるカミーユの声も,サイコ・ガンダムに戦いを強要されるフォウの心に届かなかった。カミーユは,飛び去るサイコ・ガンダムの機影をただ見届けるしかなかった。

 20話「灼熱の脱出」

 ホンコン・シティを離れたアウドムラは,次の攻撃目標をニューギニアのティターンズ基地に定めた。アウドムラ撃破を焦るベンはフォウのサイコ・ガンダムに出撃を命じ,自らはスードリによる特攻を決断する。
 スードリの攻撃を受けてガンダムMk-兇妊侫ウを迎撃したカミーユは,生身でサイコ・ガンダムのコクピットに飛び移り,彼女に自分の本心を語る。カミーユの優しさを理解したフォウは,カミーユを宇宙に上げ,重力の鎖から解き放とうと決意する。
 フォウはアウドムラに特攻をかけようとするスードリに突撃し,大気圏突破用ブースターを準備する。
 ベンの銃弾に倒れるフォウの姿に逡巡するカミーユだったが,己の轍を踏ませまいとするアムロの言葉と,フォウの想いに背中を押され,彼は再び宇宙へと上がった。

 21話「ゼータの鼓動」

 宇宙に戻ったカミーユは再びアーガマの一員となった。しかし,地球でのことに心を残すカミーユは,焦燥と孤独感を強める。エマやブライトはそんな彼を気にかけながらも,言葉をかけられずにいた。
 一方,シロッコはティターンズに接近して忠誠を誓う。木星のヘリウム採掘船団に身を置いてなお機を見る敏感なシロッコへ,ティターンズの総帥ジャミトフ・ハイマン大将は警戒感を強めながらも,その力を利用しようとした。
 ジェリドやマウアー・ファラオ少尉を指揮下に置いたシロッコは,新造戦艦ドゴス・ギアを率いて出撃する。
 名を上げようと逸るジェリドは,マウアーとともに新型の可変MSガブスレイを駆りアーガマに猛攻をかけた。
 カミーユは,己の迷いとガブスレイの性能の前に追い詰められる。しかし,宇宙に投げ出され死を眼前に迎えたカミーユが目にしたのは,ジェリドのガブスレイを撃退する新型可変MSのZガンダムと,パイロットスーツに身を包んだファ・ユイリィ軍曹の姿だった。
 自分を取り巻く環境が戦いの渦中へと加速していることを知り,カミーユは悲しみを覚える。

 22話「シロッコの眼」

 ファを戦いに巻き込みたくないカミーユは,パイロットになろうとする彼女と衝突する。
 一方,シロッコの選んだニュータイプ候補生サラ・ザビアロフ曹長とシドレ曹長の訓練に出たジェリドは,新型可変MSメタスと支援戦闘機Gディフェンサーを輸送中のレコアを発見する。ジェリドは独断で攻撃を仕掛け,アーガマからはカミーユたちがレコア救出に向かう。
 宇宙に戻って感覚が研ぎ澄まされつつあるカミーユは,シドレを撃墜してジェリドを退ける。同時に,自分に襲いかかる敵意に恐怖したサラは,耐え切れずに戦線を離れた。ドゴス・ギアにいながらにしてこの戦いをすべて感知していたシロッコに対して,マウアーは言い知れない不信感を抱くのだった。

 23話「ムーン・アタック」

 ティターンズが月の要衛,フォン・ブラウン市を制圧するアポロ作戦を発動した。
 ティターンズの大艦隊がフォン・ブラウンに侵攻する中,シロッコはジェリドとマウアーが指揮する部隊を出撃させ,エゥーゴの注意を引き付けさせる。
 一方,エゥーゴはアポロ作戦を阻止すべく,月面でティターンズ艦隊を迎え撃つ。アーガマは善戦するが,グラナダからの援軍が間に合わず,戦闘の間隙を突いたシロッコのドゴス・ギアはフォン・ブラウン市の制空圏に入った。シロッコはフォン・ブラウン市に強行着陸し,エゥーゴ部隊は撤退を余儀なくされる。
 カミーユとシャアは,戦いを助長させようとする強烈な悪意を,シロッコに感じるのだった。

 24話「反撃」

 ティターンズ艦隊の情報を得るためにフォン・ブラウン市に潜入したカミーユは,ドゴス・ギアから下船していたジェリドとマウアーに発見されてしまう。
 ひそかに後を追ってきたカツに窮地を救われるカミーユ。しかし,フォン・ブラウンを奪還しようとするアーガマとティターンズの戦闘が始まり,ファのメタスとヤザン・ゲーブル大尉のギャプランの戦闘は市内にまで及んでしまう。市民が避難したシェルターの中,カミーユとカツ,ジェリドとマウアーは対峙する。一方,発電施設を押さえたエゥーゴは市をティターンズから奪い返し,指揮を任されていたジャマイカンは早々にフォン・ブラウン市から撤退していく。
 それと同じ頃,連邦議会総会に出席するため地球に降りていたブレックスは,ティターンズによって暗殺される。
 エゥーゴを導いて欲しいとの言葉をシャアに残し,息絶えるブレックス。シャアは,議会の承認によってジャミトフが権力を手にするのを目にしながら,反撃の機会をうかがうのだった。

 25話「コロニーが落ちる日」

 シロッコの部下となったサラがアーガマに投降してきた。サイド4の廃棄コロニーをグラナダに落とそうとする,ジャマイカンの作戦を密告するためである。
 シロッコは,自分の予定にない無意味な殺戮を阻止するのと同時に,ティターンズ内での立場を強化するため,上官であるジャマイカンを失脚させようとしたのであった。
 サラの情報を信じたカミーユにアーガマのクルーは従い,これを阻止するためMS隊を発進させた。
 一方,アーガマ内に軟禁されたサラは,自分に好意を寄せるカツを利用してアーガマからの脱出を図った。別れ際,彼女はカツにギャプランに死角があることを教え,アーガマから離脱する。
 カミーユはカツの情報でヤザンのギャプランを退け,エマの活躍でコロニーはグラナダへの落着コースから離れて行く。しかし,サラに裏切られたカツの心には,大きな傷が残った。

 26話「ジオンの亡霊」

 ジャマイカンの姑息なコロニー落としに反感を抱いたヤザンは,独断でアーガマへの攻撃の準備を進めた。
 ヤザンのMS部隊に応戦するエマとカツは,ジオン公国軍の戦艦グワジンの残骸が漂流する宙域へと迷い込む。
 救援に駆けつけたカミ−ユがヤザンと一騎討ちをする中,グワジン内でヤザンの部下を退けるエマとカツ。
 ヤザンの気迫に押され,グワジン内部に逃げ込むカミーユを救ったのは,ゲルググの残骸を動かしたカツの機転だった。
 ゲルググのジャイアント・バズで片腕を吹き飛ばされ,ヤザンはアレキサンドリアへと撤退する。しかし,その行動はジャマイカンを謀殺しようとするヤザンの策略だった。ヤザンを狙ったエマのビームはアレキサンドリアの艦橋を直撃し,ジャマイカンは戦死する。ジオンの亡霊が漂う宇宙には,ヤザンの哄笑だけが響くのだった。

 27話「シャアの帰還」

 ブレックス准将を失ったエゥーゴにとって,シャアは次代の指導者となるべき人物だった。

 アウドムラでシャアが乗るシャトルを打ち上げようとするハヤトは,その期待を彼に託す。
 一方,アーガマと戦艦ラーディッシュは,シャトルを回収する作戦を展開する。だが,アーガマを追撃するアレキサンドリアからヤザン隊が攻撃をかけた。
 ジェリドもサラとマウアーを伴い,後方からメガ・ランチャーでZガンダムを狙撃しようとする。
 両者の交戦が続く中,シャアは地球から連れてきた孤児のシンタとクムを連れてシャトルからボートで離脱し,アーガマとの合流地点へ向かう。
 シャアたちのボートがシャトルを離れた瞬間,カミーユを狙ったサラのビームはわずかにそれてシャトルを消滅させた。好機を逸したティターンズ部隊は撤退を余儀なくされ,シャアは無事アーガマへの帰還を果たす。

 28話「ジュピトリス潜入」

 アポロ作戦で功績を挙げながら,自らが船長を務めるヘリウム輸送船ジュピトリスに戻ったシロッコ。
 彼を危険視するアーガマのメンバーは,レコアを潜入調査に向かわせようとしていた。
 自ら危険な任務を志願する彼女を止めようとするカミーユに,レコアは余計な干渉は迷惑だと突き放す。
 レプリカのゲルググに乗り,ジュピトリスに潜入するレコア。
 カミーユは後方支援のためにZガンダムで出撃していたが,ダミー隕石に隠れていたところをサラに発見されて戦闘になる。
 一方,ジュピトリス内部を偵察していたレコアは,シロッコと対面した。彼女は,シロッコに引き込まれるような感覚を覚える。脱出してアーガマに戻ったレコアは,シロッコのことをブライトに報告できずにいる自分に戸惑うのだった。

 29話「サイド2の危機」

 シャアがエゥーゴの出資者と会うためにフォン・ブラウン市へ赴くのと時を同じくして,ティターンズはサイド2に毒ガスを撒布する作戦の準備をしていた。エゥーゴの拠点と目されるグラナダを攻撃する作戦を隠蔽するためである。
 ティターンズの毒ガス攻撃を察知してサイド2宙域に急行するアーガマ。
 一方,サイド2の市長は抵抗派を抑え込んでティターンズに降伏しようとするが,アレキサンドリアの艦長ガディ・キンゼー少佐はこれを無視する。
 混乱するサイド2に接触したカミーユたちは,毒ガス部隊を捕捉したものの,ジェリドのガブスレイに行く手を阻まれてしまう。
 カミーユとジェリドの激戦が続く中,カツの乗ったMSネモがガスボンベの破壊に成功する。
 なんとかサイド2の窮地を救ったアーガマだったが,ティターンズが撒き散らす恐怖に,スペースノイドの混乱は深まるばかりであった。

 30話「ジェリド特攻」

 アレキサンドリアはヤザン隊を囮にアーガマをコロニーの残骸に誘導し,伏兵のジェリドとマウアーでこれを攻撃する作戦を展開する。
 作戦の準備が進む中,カミーユに対する度重なる敗北に焦りを募らせるジェリドに,マウアーは気遣う言葉をかける。彼女はジェリドを男として意識し,命を賭けて彼を守ろうと決意していた。
 アレキサンドリアの攻撃が始まり,アーガマのMS部隊はヤザン隊の陽動につり出されてしまう。
 孤立したアーガマを襲撃するジェリドたちのガブスレイ。
 アーガマの危機を察知したカミーユは転進して救援に駆けつけるが,ジェリドが彼を迎え撃つ。
 しかし,カミーユは徐々にジェリドを追い詰め,ついにはZガンダムのビームがジェリドを撃ち抜こうとする。次の瞬間,マウアーはジェリドの盾となって閃光の中に消えた。
 重傷を負ったジェリドは操舵を失うが,マウアーの想いが彼に再び操縦桿を握らせる。尋常ならざる気迫でカミーユに攻めかかるジェリド。だが,ガブスレイの両脚を破壊され,撤退を余儀なくされた。次々と大切な人間を失い,ジェリドは悲嘆に暮れる。

 31話「ハーフムーン・ラブ」

 エゥーゴとティターンズが一進一退の攻防を繰り広げている頃,アクシズは地球圏へ到達しつつあった。地球圏の混乱に乗じて復権を図ろうとするジオン公国の残党に,警戒感を強めるエゥーゴとティターンズ。しかし,両者はともに戦局を有利にするため,アクシズの戦力を利用しようとしていた。
 アクシズの先遣艦隊に接触するため,アーガマはフォン・ブラウン市に入港して補給を行っていた。しかし,作業を進めるアーガマで,小さな事件が勃発する。シンタとクムが姿を消したのである。カミーユとファはふたりを探して街に出るが,そこでカミーユはサラと再会した。
 サラはシロッコの密命を帯び,アーガマ爆破のため港に爆弾を仕掛けていたのだ。サラは優しく接してくれたカミーユに爆弾のことを告白してしまい,ふたりは爆弾を回収しようとする。
 しかし,爆弾の回収に失敗し,フォン・ブラウン市の宇宙港は炎に包まれた。
 カミーユはサラを連れて宇宙港を脱出,アーガマは修理もおぼつかないままフォン・ブラウン市から出港する。
 追いすがるヤザン隊を振り切ったアーガマは,アクシズ先遣艦隊がいる宙域への航路を取るのだった。

 32話「謎のモビルスーツ」

 ティターンズもまたアクシズの接近を察知し,シロッコを代表として先遣艦隊に接触するとの情報がアーガマに入った。
 アーガマに同乗していたウォンは,ティターンズより早くアクシズに接触すべきと強硬に主張。アーガマは,アクシズへと向かうシロッコのドゴス・ギアに先制攻撃をかける。
 シャアはメガ・バズーカ・ランチャーをドゴス・ギアに向けて発射するが,シロッコのプレッシャーに気圧されて攻撃を外してしまう。
 ランチャーのエネルギータンクとして随伴したゲルググのコックピットの中で,レコアはドゴス・ギアにシロッコの気配を感じて戸惑う。
 カミーユも攻撃部隊として出撃するが,シロッコが懐柔したヤザンの新型可変MSハンブラビに苦戦。次第に劣勢へと追い込まれるアーガマだったが,突如現れたアクシズの可変MSガザCの大部隊によって,窮地を救われるのだった。

 33話「アクシズからの使者」

 アクシズのガザC部隊に救われたかたちとなったアーガマ。
 ブライトたちはアクシズからの招致に応じ,先遣艦隊旗艦グワダンでミネバ・ザビと会見する。ジオン公国を私物化したザビ家三男,ドズル・ザビの遺児。そのミネバの姿と,かつてのザビ家そのままといったアクシズ軍の様相に,ブライトたちは戦慄を覚える。
 しかし,幼いミネバを操り人形のように扱うアクシズの摂政ハマーン・カーンに対し,自らが袂を分かったアクシズの変わり様を目の当たりにしたシャアは怒りを露わにする。ジオンの残党とともにアクシズへ逃亡し,ミネバの成長にも心を配ったシャアにとって,もっとも危惧すべき事態が訪れていたのである。
 シャアが激昂したことによって両者の交渉は決裂する。同時に,クワトロ・バジーナの正体を知り,ブライトたちは驚愕する。監禁されたアーガマのクルーだったが,芝居を打ってグワダンからの脱出を図る。
 同時にシャアは独断でハマーンの暗殺を試みるが,その行動は失敗に終わる。
 グワダンから無事脱出し,宙域から離脱するアーガマ。それを見届けるようにして,シロッコのドゴス・ギアがグワダンに接触し,ミネバに忠誠を誓った。ティターンズは,アクシズとの協調体制を取り付けたのである。

 34話「宇宙が呼ぶ声」

 グワダンでシャアをかばって負傷したレコアは,心にも深手を負っていた。男たちの身勝手さに落胆し,身と心の置き場所を見失っていたのである。
 一方,アクシズと手を結んだシロッコは,ヤザンにアーガマ追撃を命じる。ヤザンの攻撃を受け,防戦一方となるアーガマ。
 その混乱のさなか,レコアは誰かが自分を呼んでいると感じ,シャアの制止も聞かずにメタスで出撃する。
 彷徨うようなレコアの行動に戸惑い,ヤザンはアーガマを捕捉しきれずに取り逃がしてしまう。しかし,ヤザンによってメタスは撃破され,レコアは生死不明になるのだった。

 35話「キリマンジャロの嵐」

 ドック艦ラビアンローズと合流して修理を受けたアーガマは,キリマンジャロのティターンズ基地を攻撃するカラバを支援するため,衛星軌道上からの陽動作戦を開始する。
 この作戦行動を阻止するべく,ヤザン指揮下の部隊はアーガマに強襲を行う。その戦闘の中,ヤザンの攻撃を受けたシャアの百式が制御を失い,大気圏落下コースを取ってしまう。
 カミーユはZガンダムをウェイブライダーに変形させ,シャアの百式を救助し,やむなくキリマンジャロに降下する。
 その戦場でサイコ・ガンダムを目撃し,驚愕するカミーユ。
 混乱に乗じてシャアとともに基地内部に潜入したカミーユは,実験体として扱われるフォウと,実験に立ち会うジャミトフに出会う。しかし,意識に戦闘人形としての刷り込みを受けていたフォウは,心を通わせたカミーユにすら何の感情も示さなかった。
 千載一遇の好機を逃し,ジャミトフの殺害に失敗したふたりは基地から脱出。アムロが指揮するカラバのキリマンジャロ基地攻略部隊と合流するのだった。

 36話「永遠のフォウ」

 カラバがキリマンジャロ攻撃を続ける中,カミーユは単独でキリマンジャロ基地に潜入し,フォウを救い出そうとする。

 その一方で,基地で療養していたジェリドは,潜入してきたカミーユを発見していた。
 再会を果たしたフォウは,カミーユが知る彼女であった。しかし,フォウに施されている処置を目の当たりにし,彼女が強化人間である事実を突きつけられる。
 執拗なジェリドの追跡をかわしながら,カミーユはフォウを連れて基地から脱出した。しかし,カラバの攻撃が始まると彼女の表情は一変してしまう。戦闘人形としてのフォウが目覚め,彼女はサイコ・ガンダムを呼ぶ。Zガンダムに乗り,フォウに戦いを止めさせようとするカミーユだったが,ジェリドの操る試作MSバイアランがカミーユに襲いかかった。
 バイアランのビーム・サーベルがZガンダムを貫こうとした刹那,フォウはカミーユへの想いを取り戻し,Zガンダムを庇ってサイコ・ガンダムをサーベルの前に晒したのだ。
 カミーユの腕の中でフォウは息絶え,アムロとシャアは繰り返される悲劇に締め付けられるような痛みを感じた。
 悲しみが渦巻く中,ジャミトフはキリマンジャロ基地から脱出し,ティターンズの要衝は陥落する。


 41話「目覚め」

 バスクはグリプス2のコロニーレーザーを月方面に移動させるため,陽動としてサイド2の21バンチコロニーに毒ガスを撒布する作戦を開始した。
 レコアのティターンズへの忠誠を計るかのように,バスクは作戦の指揮を彼女に任せる。
 作戦を実行する中,レコアはアーガマ隊の対応の遅さに苛立ちを募らせる。
 一方,サイド2からの緊急通信を受信したアーガマは,21バンチにMS部隊を急行させた。しかし,アーガマのMS隊が到着したときには,すでに毒ガスは撒布された後だったのだ。
 非道な作戦を指揮するレコアに怒りをぶつけるカミーユだったが,彼女は彼に冷たい言葉で自分の生き方を投げかけ,決別の意思を露わにした。
 そんな中,ロザミィの精密検査の結果が明らかになる。薬物投与による肉体強化。
 彼女は強化人間だったのである。それを自覚できないロザミィは,ハサンの制止を振り切ってネモに乗り込み,カミーユの元へと向かう。
 戦場でカミーユを助ける彼女だったが,死にゆく人の想念と戦いの狂気に触れ,ティターンズの強化人間ロザミア・バダムへと戻ってしまうのだった。

 42話「さよならロザミィ」

 アーガマはラーディッシュとともにサイド2に進路を向ける。
 ティターンズが再びサイド2に毒ガス攻撃を仕掛けるという情報を入手したためであった。
 一方,ドゴス・ギアに戻ったロザミアは同じ強化人間であるゲーツ・キャパとともに可変MA,バウンド・ドックのパイロット訓練と意識調整を受ける。
 サイド2宙域に到着したアーガマはティターンズのMS隊と交戦する。アーガマ隊の迎撃に送られたロザミアは,13バンチコロニーでカミーユと出会う。しかし,サイコミュに支配された彼女は,すでにカミーユが知るロザミィではなかった。
 カミーユの呼びかけに応じることなく,彼の前から去るロザミア。
 アーガマ隊はサイド2への毒ガス攻撃を阻止することに成功するが,この攻撃はバスクの陽動であった。グリプス2のコロニーレーザーは着々とグラナダを照準に捉えるため接近しつつあった。

 43話「ハマーンの嘲笑」

 ティターンズのコロニーレーザーは,グラナダを射程距離に収める直前まで接近していた。
 地球に本拠を置き,軍需企業として大きな力を持つアナハイムのメラニー・ヒュー・カーバイン会長は,サイド3の譲渡を条件にアクシズと手を組み,この事態を収拾しようとする。エゥーゴの最大の出資者であるアナハイムがその交渉役に選んだのが,シャアが身を置くアーガマであった。
 アーガマは,再びアクシズ先遣艦隊に接触した。親書を携えてグワダンに訪れたカミーユに対し,ハマーンは自らアーガマに赴いて交渉を進める。
 メラニーの提示した条件を了承したハマーンは,エゥーゴの陽動作戦に合わせてグリプス2を攻撃することを約束した。
 ハマーンとの会見を終えたアーガマは,返す刀でグリプス2のティターンズ艦隊に攻撃を仕掛ける。
 一方,ハマーンはティターンズ艦隊の後方支援に回ると見せかけて,グワダンの主砲をグリプス2の核パルスエンジンに発射した。このグワダンの攻撃によってグリプス2の移動は阻止され,グラナダへの攻撃は防がれたのである。

 44話「ゼダンの門」

 エゥーゴと手を組んだかに見えたハマーンだったが,その一方で,ジオン公国の宇宙要塞ア・バオア・クーを接収,改称したティターンズの軍事拠点,ゼダンの門においてジャミトフと会見を行っていた。ザビ家再興の後押しを約束させるためである。しかし,交渉は決裂し,ハマーンはジャミトフの暗殺を試みると同時に,アーガマに援護を要請した。
 ジャミトフ暗殺は失敗したものの,ゼダンの門から脱出するハマーン。それと時を同じくして,シロッコの命令でアーガマの陽動に向かったサラは,カミーユと対峙していた。
 サラはシロッコに利用されているだけだ,というカミーユの呼びかけを聞き入れようとしない彼女。
 そこに,ハマーンを追うジェリドも姿を現す。
 混沌とする戦場の中にサラの気配を感じて出撃したカツに対して彼女は,ハマーンの味方にならないでくれと語りかける。
 加速度的に悪化していく戦況の中,カミーユは人々を戦いに駆り立てる悪意の存在を感じずにはいられなかった。

 45話「天から来るもの」

 サラは先の戦闘でカミーユに捕らえられ,アーガマに収容される。彼女を尋問する間もなく,エゥーゴ艦隊はゼダンの門に総攻撃を開始した。
 エゥーゴがティターンズの戦力を釘付けにしている間に,ハマーンが小惑星基地アクシズをゼダンの門に直接激突させ,破壊する作戦を行うからだ。
 その戦闘のさなか,サラはアーガマから逃亡を図り,カツは彼女を追う。
 一方,ファはレコアの駆る新型MSパラス・アテネと遭遇し,彼女が生きていたと知ってショックを受ける。
 呆然と立ちつくすファを襲うジェリド。アポリーは彼女を助けるために身を投げ出し,その命を散らした。
 アポリーの死にファが慟哭する中,アクシズはついにゼダンの門に激突する。
 その余波によってティターンズ艦隊は大きな被害を受け,アクシズはグラナダへの落下コースを取った。
 同時にハマーンは,ティターンズの混乱に乗じてグリプス2を制圧する。

 46話「シロッコ立つ」

 ゼダンの門を失ったジャミトフは,シロッコを交えてハマーンと会見を行う。
 その一方で,サラをシロッコから奪おうとするカツが,シロッコの命を狙って会議場所であるグワダンに潜入する。
 それぞれの思惑が絡み合った会見は,グワダンに潜入していたシャアの乱入によって中断され,サラはシロッコの危機を察してグワダン内にビームを放つ。
 その混乱に乗じ,野心を持つシロッコはジャミトフを暗殺。その罪をハマーンに着せて,ティターンズの実権を握るのだった。
 グワダンから脱出したシロッコはMSジ・OでハマーンのMSキュベレイと交戦するが,その間隙を突いてカツがシロッコの命を狙う。
 サラは,シロッコを守ってカツの攻撃の前に身を晒し,閃光の中に消えていくのだった。

 47話「宇宙の渦」

 エゥーゴはアクシズの手に落ちたコロニーレーザーを奪取すべく,グリプス2を渦のように取り囲むメールシュトローム作戦を始動する。
 カミーユは艦隊をグリプス2に向けるため,アクシズの陽動に出撃し,ハマーンと対峙した。
 激しい戦闘のさなか,両者は意識の海に漂い,さまざまな人の想念を目の当たりにする。
 その光景に人の可能性を直感するカミーユだったが,ハマーンは共感を拒絶し,怒りのままに敵意を拡散させた。
 カミーユは,人の共感を受け入れようとしないハマーンを,時代に必要がない人間だと断じて戦う。
 一方,練度の低いアクシズ艦隊は戦線を維持できず,ハマーンは全艦を撤退させる。メールシュトローム作戦は成功し,エゥーゴはグリプス2を掌中に収めるのだった。

 48話「ロザミアの中で」

 ゼダンの門に激突した小惑星基地アクシズは月面都市グラナダへ落着する軌道を進んでいた。アーガマはその進路を変えるべくアクシズに接舷し,推進用エンジンを起動するためにファたちを進入させる。そのアーガマに,ロザミアの巨大可変MAサイコ・ガンダムMk-兇襲いかかった。
 戦いを止めさせようとロザミアに語りかけるカミーユだったが,彼女は心を閉ざして激しい攻撃を続ける。
 その戦いのさなか,アクシズのハッチにサイコ・ガンダムMk-兇竜咾魘瓦泙譴織蹈競潺△蓮ぬ疑佑箸覆辰織▲シズの街に降り立った。
 一方,ロザミアをアーガマに差し向けたバスクのドゴス・ギアは,レコアが指揮するシロッコのMS部隊の襲撃を受ける。この攻撃でドゴス・ギアは撃沈され,バスクは戦死する。
 それと同じ頃,アクシズ内に進入したロザミアはファと出会っていた。
 追ってきたカミーユとファの言葉に混乱し,逃げるようにサイコ・ガンダムMk-兇魑動するロザミア。錯乱状態に陥ってビームを乱射するロザミアを前にしたカミーユは,フォウの声に背中を押され,アーガマを守るためサイコ・ガンダムMk-兇離灰ピットを射抜いた。
 ロザミアは死の瞬間,ロザミィの意識を開放しながら宇宙に散る。カミーユの悲しみをよそに,ブライトはアクシズをグリプス2のコロニーレーザーで砲撃,その進路を変えることに成功する。

 49話「生命散って」

 グリプス2を制圧したエゥーゴに対し,アクシズとティターンズは総力戦を仕掛けた。
 小惑星基地アクシズを離れたアーガマは,三つ巴の戦闘宙域に急行する。アクシズの攻撃で戦線の維持が難しくなったラーディッシュの援護に向かったのである。
 乱戦の中で,ジェリドはカミーユを仇と狙い,Zガンダムに襲いかかる。彼の気迫はカミーユを追い詰めるが,逃げられ,カミーユに相手にもされなくなっていた。
 一方,エマはヤザンの猛攻に晒されていた。彼女を助けようとしたカツはヤザンの攻撃によって被弾し,サラが迎える声を聞きながら命を散らす。
 カツの死を間近に見ながらも,ヤザンに追い詰められていくエマ。ラーディッシュ艦長ヘンケンは彼女の危機を知り,艦をエマの盾にしてヤザンの攻撃を受け止める。
 再び,憎しみに囚われたジェリドがカミーユに向かってくるが彼の怒りは届くことなくラーディッシュの光に飲み込まれていった。
 ヘンケンたちの命とともに沈みゆくラーディッシュを前に,エマは言葉を失うことしかできなかったのだ。その彼女の姿と,多くの人の死に怒り悲しむカミーユは,自分の手で戦いを終局に導く決意を固める。
 カミーユの悲壮な姿に戦う力を取り戻したエマは,レコアを迎え撃つ。女であることにこだわるレコアと,主義を貫くことに徹したエマ。
 ふたりの女性としての戦いは,レコアの死によって終わりを迎える。
 エマもまた重傷を負い,戦場を漂流していく。レコアの死を感じ取ったカミーユは,命のやり取りを弄ぶヤザンに怒りを向けた,狂乱する彼の攻撃を全て跳ね除けハンブラビを斬り伏せる。
 人の命が散る戦場の中で,Zガンダムは人の想念を取り込みつつあった。

 50話「宇宙を駆ける」

 カミーユは漂流するエマを回収する。死の淵に立った彼女は,カミーユに戦いを終わらせるよう言い残すと息を引き取った。
 エマを見送ったカミーユは,真に倒すべき敵をシロッコとハマーンのふたりだと定め,戦場に戻る。
 一方,ブライトはグリプス2のコロニーレーザーの照準をティターンズ艦隊に合わせるよう打電し,カミーユをその防衛に当たらせた。
 しかし,コロニーレーザーの照射を阻止するため,シロッコはジ・Oを駆ってグリプス2内部に侵入。
 シャアの百式はシロッコを追撃し,ハマーンはキュベレイでシャアを追い詰める。グリプス2の劇場内で対峙するシャアとシロッコ,ハマーン。
 それぞれを排除しようとする三者だったが,そこにカミーユが割り込み,シャアとともにグリプス2から脱出する。
 ふたりの脱出を確認したブライトは,ティターンズ艦隊に対してコロニーレーザーを照射,壊滅的な打撃を与えた。
 シャアは,ハマーンを戦艦の残骸におびき寄せて相打ちを狙うが,戦艦の誘爆に巻き込まれて行方不明となる。自分を受け入れようとしなかったシャアの最期に,ハマーンは心の片隅に痛みを覚えるのだった。
 一方,カミーユは艦隊を再編しようとするシロッコを追い詰める。エマやカツ,レコア,そしてフォウとロザミアの意思を受けて,カミーユはシロッコに最後の攻撃を敢行する。
 押し潰されるジ・Oのコックピットの中で,シロッコは息絶える。しかし,彼の断末魔は呪いのようにカミーユの心を押し潰す。カミーユの異変に気付いて駆けつけたファが見たものは,戦いの果てに心を壊してしまった幼馴染の姿だった……。


 関連項目


 編集者


最終更新時間:2008年04月30日 21時17分20秒

脚注