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機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデンの変更点

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!!!機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン
*[コミック]
!!データ
,作品データ{COLS:2}
,掲載誌,ガンダムマガジン,コミックボンボン
,発売元,講談社
,収録,機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン
,刊行形態,Gレジェンドコミックス
,発行日,2007/11/16
,価格,560円
,ISBN,978-4-06-372389-2
,発売元,講談社
,著者,長谷川裕一

!!概要
 2006年に復活したガンダムマガジンに掲載された短編および,その後コミックボンボン本誌に掲載された前後編をまとめて単行本化したもの。作者は,長谷川裕一氏。
 本作の特徴は,従前当たり前のように語られてきた「ジョニー・ライデン」という人物像をあえて壊す方向性で纏められている。(この点は,作者あとがきに詳しい。)実際,作者の考え方は,MSV当時に行われていた「設定遊び」を純粋に復活させたものであり,きちんと文脈を読み取れば,「MSVの設定としてのジョニー・ライデン」という人物の枠から外れていないことが判るだろう。
 本作は,モビルスーツとストーリーラインにオリジナル要素を加えただけであり,基本的な人物設定はいじられていないのである。現在のジョニー・ライデン像は,コミックボンボンに掲載されたエースパイロット列伝の印象と,後の戦略戦術大図鑑等での記述がベースになっていると感じられる。つまり,現在できあがっている「ジョニー・ライデン像」は,あくまで「総合的な共通認識が作り上げたもの」でしかないことがわかるのである。
 無論,それが悪いことではなく,「想像の余地」が無くなっただけにすぎないのだが,これを現在のガンダム作品に置き換えて考えてみてはどうだろうか。ガチガチに設定が固められていった結果,「裏設定」ばかりが闊歩し,オレ設定で楽しむ余裕が無くなっていってはいないだろうか?
 これだけ,異なった人物像が新たに提示されたジョニー・ライデンである。これを「公式ではない」と単純に切って捨てるの(#1)ではなく,「ジョニー・ライデンという人物の新たな一面」が垣間見える資料が発見された,という程度で考えると,既に過去のものとなってきていたMSVが,また新しい世界へと広がっていくのではないだろうか。

!#1
 というか,実は「公式にはジョニー・ライデンという人物自体が存在しない」という事実に気がついていない人が多い。つまり,現在でもMSVは厳密に言えばサンライズの公式ではないのである。作中に様々なMSV派生の機体や設定が登場している為,公式に近い扱いを受けている(無論フィルム上に登場したものは「公式」である),というだけに過ぎないのだ。
 MSVというシリーズは,「バンダイ/講談社系の公式」である。つまり,その振れ幅についてはかなり大きく,単純に「商品として成立すればOK」であった時代のものなのでありる。逆に言えば,従前の基本的な設定から「多少逸脱しても」ユーザー側が受け入れられれば,それは「公式になり得る」のである。
 要するに,本作は,コミックボンボン末期に生み出されたヒット商品のひとつとなった。これは,本作を読んだ人からそれなりに支持されたという前提があるからである。長谷川氏の作風はあきらかに「少年漫画風」なのであるが,児童誌であるコミックボンボンで,こういった作風が成立するのは当然のことであり,逆に言えば,これを否定することは,まったくもって筋違いなのである。

!!ストーリー

{{category_list モビルスーツ・MSV戦記}}
{{category_list キャラクタ・MSV戦記}}

!!サブタイトル
,No.,タイトル,掲載時タイトル,掲載号
,#1,ジョニーは戦場へ行った,MSV戦記 ジョニー・ライデン,ガンダムマガジン
,#2,ジョニーへの伝言,MSV戦記 ジョニー・ライデン (前編),ボンボン 2007/10
,#3,両手いっぱいのジョニー,MSV戦記 ジョニー・ライデン (後編),ボンボン 2007/11

!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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!!ノート
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