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簡単フィニッシュ
- [模型用語]
説明
模型製作における製作法として，近年使われるようになった言葉。
近年のバンダイ製プラモデルに顕著な様に，多色成型技術の進歩により，組み立てただけでほぼ設定通りの配色の立体物が手に入る。この状態でも，既に従前のプラモデルを上回る完成度であるのだが，これを更に「お手軽に」完成度を高めるために編み出された各種手法をまとめて，あるいはそうして仕上げることを「簡単フィニッシュ」と言うようになったのである。
マスターグレードの発売以降，特にHGUC発売後は，キットそのもの製造技術の進歩から，合わせ目が生じる場所が減る，塗装する必要のある場所が減る，といった効果が現れていた。
そこで，最低限の合わせ目処理と，ピンポイント塗装のみに絞って，本体は成型色を活かして仕上げる，という考え方が表れてきたのである。確かに，現在のガンプラは，組み上げるのに一定の時間さえあれば，細かい修正無しに充分見栄えのする完成品を手元に残すことができる。そこに一手間加えることで，さらに完成度を高めようというのである。
こうした発想から，合わせ目処理の技術（実は従前とは逆の発想である）やペーパー処理，ガンダムマーカーやガンダムカラーによるピンポイント塗装，そしてコピックなどによるウェザリングといった，模型製作の一連の流れを簡素化し，置き換えたものが簡単フィニッシュとして定着してきたのである。
備考
模型に関する用語の集約の為，ガンダムに関連しないもの，関連しないメーカーも含まれています。
関連項目
編集者
[模型用語]
最終更新時間：2011年02月18日 18時51分58秒
ノート
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脚注