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海洋堂

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海洋堂

  • [模型用語/企業]

 説明

 大阪に本社を持つガレージキットメーカー。
 模型店をベースとしたガレージキットメーカーのなかでも抜群の知名度を誇るメーカーで,現在でも様々な分野でその名が取りざたされる。
 また,アマチュアのガレージキット展示即売会であるワンダーフェスティバルの主催も行っている。

 元々は,前社長が始めた小さな模型店が始まりであったが,かなり突飛な店であったと当時から有名であった。また,様々なトラブルを引き起こしてきたことでも有名で,一部は漫画のネタになったほどである。

 海洋堂が大きく成長するきっかけとなったのが,80年代のガレージキットの販売である。当時,一部の造形家たちの間で,模型の複製がトライされるようになっていた。これには二つの目的があり,スクラッチや改造して完成させた模型を複製しようという目的と,絶版となり入手困難なキットを複製して製作しようという目的である。
 このうち,前者が様々な技術開発によって複製品の生産技法が確立し,これがガレージキットに発展したのである。当時は,ビニール袋にパーツを入れただけで,会員向けに販売する程度であった海洋堂であったが,当初から「商品」としての付加価値を求めたゼネラルプロダクツ(後のガイナックス)との間に対抗意識が勃発,以後,様々な局面でライバル関係となった。(ただし,ゼネプロは後にこの分野から撤退していくのは,周知の通りである。この結果,ワンダーフェスティバルもゼネプロから海洋堂に引き継がれるのである。)
 このライバル関係の結果,ガレージキットを「商品」として成立させ,一般のモデラーにも認知させることに成功する。この結果,90年代に入ると数多くのガレージキットメーカーが誕生し,今度は供給過多に近い状況となってしまうのである。

 その後,海洋堂が採った手法はアクションフィギュアへの移行であった。ガレージキットの生産と並行し,多大な出資と苦労を背負い込んで,アクションフィギュアの商品化に成功するとこの流れは現在の「リボルテック」シリーズに引き継がれることとなった。(ただし,現状を見る限り,現在のガレージキットメーカーでもっともパイの大きい,美少女フィギュア,美少女系アクションフィギュアの面では,明らかに乗り遅れている状況で,リボルテックシリーズとして投入したフロイラインもマックスファクトリーのfigmaに大きく差を付けられている状況である。)

 海洋堂を最も有名にしたのは,食玩としてのフィギュアであろう。
 フルタ製菓と共同で開発したチョコエッグは,その完成度もあって,大きなブームを巻き起こすこととなった。まず原型段階での完成度の高さと,塗装済み商品としての完成度の高さ,双方が合致したのである。
 しかし,フルタ製菓との間にトラブルが生じ(これは,ほとんどフルタ製菓側の問題であったが)た結果,海洋堂はチョコエッグから撤退,その後は多種多様な食玩に協力していくこととなった。
 現在でも,「海洋堂が原型を担当」したとなると,大きな影響があるほどで,この分野で海洋堂が残した足跡は大きいだろう。

 残念ながら,現在の海洋堂はガレージキットという方向性では,いまひとつ盛り上がり切れていない。しかし,その反骨精神から再び何らかの一手を打ってくるだろうと期待できる企業ではある。

 備考

模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカーも含まれています。

 関連項目


 編集者


[模型用語]


最終更新時間:2011年02月17日 17時59分20秒

 ノート

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脚注