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遠心重力装置
説明
無重量空間で重力を得る装置。人工重力発生装置などと言う場合もあるが，厳密ないみで，人工的に重力を発生させることはできないため，遠心重力とした方が正しい。
回転体の加速度が中心に向くことを応用したもので，簡単に言えばバケツに水を入れて振り回しても水が落ちないのと原理的には同じである。
名称が示すとおり，本来は，遠心力（重力の成分のひとつ）を用いた重力発生装置のことで，バケツに入れた水で言えば，バケツの底を起点として，振り回したバケツの外側に向けて発生する遠心力が地球上での重力（主に万有引力）に相当する。この際，バケツ内の水は上向きの向心力が働いており，これを人と見立てると人間がバケツの底に（回転の中心軸に向かって）立っている状態を示している。
スペースコロニーの場合，通常二つのシリンダーをベルトでつなぎ，2分で1回転させることによって約1Gの重力を生むことができる。宇宙艦船等でも同様の設備を持つものがある。
関連項目
編集者
最終更新時間：2012年01月28日 10時28分44秒
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脚注