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宇宙戦国時代
説明
[U.C.0140頃]
その名の通り,宇宙で巻き起こった実力主義による戦乱時代のこと。
従前からあったサイド単位ではなく,各コロニー単位で自前の軍を所有し互いに争った時代で,U.C.00120年代末からU.C.0150年代をまたぐ規模で戦乱が続いた。
特にU.C.0140年代は,地球圏全体を巻き込む大きな戦乱こそなかったが,各コロニー単位での覇権争いが激化した時期であったとされる。
直接のきっかけとなったのは,U.C.0123年に勃発したコスモ・バビロニア建国戦争であろう。この動乱では,フロンティア・サイドにおける連邦駐留軍がほとんど機能せず,また,地球連邦軍本体もまともにこれを取り合わなかった。その結果,フロンティア・サイドは,コスモ・バビロニアという独立国家としての動きを加速し,第1次ネオ・ジオン戦争以来の独立サイドを誕生させたのである。
結果的にロナ家の内紛によってコスモ・バビロニアは崩壊するが,一連の騒動によってスペースノイドの中には,「地球連邦軍がコロニーを守ってくれない」という不安が蔓延することとなる。と,同時に,コロニー側に与えられていた自治権も,多くのコロニーではコロニー公社にコロニー政庁側が頼りきりで,実質的に機能していなかったために,住民側の自治政庁に対する不満も増していった。
このため,各コロニー(あるいは連携する少数のコロニー)では,頼りにならない自治政庁やコロニー公社を排除し,自分たちで自分たちを守もる自主政庁の設立にむかったのである。これがコロニー軍と呼ばれる各コロニー独自の武力集団の立ち上げに至り,ついには小競り合いを行うまでとなった。
しかし,連邦政府はその動きを事実上無視したため,経済格差やサイドの運営を巡ってコロニー単位でのより大きな戦争が頻発するようになった。また,ここに至っても連邦軍の介入はなかったため,結果的に収拾がつかなくなるほど戦乱が広まってしまったのである。
この期には様々な(コロニー単位の)小国が誕生し,「連邦政府」も形だけの存在になりつつあった。
関連項目
編集者
最終更新時間:2011年11月27日 18時01分15秒
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脚注