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遺伝子改変禁止に関する協定の変更点

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!!!遺伝子改変禁止に関する協定 / トリノ議定書
*[用語]
//*読み:
*分類:その他
*区分:[[コズミック・イラ]]
*出典:[[機動戦士ガンダムSEED]]
!!説明
 C.E.55にイタリアのトリノで採択された議定書。そのため,トリノ議定書の通称を持つ。

 C.E.54に流行が始まった[[S2型インフルエンザ|S型インフルエンザ]]は,C.E.歴以前に大流行し,多くの人命を奪ったS型インフルエンザの変異型であったが,そのS型ワクチンが効果がなかった上に,そのワクチンがなかなか完成しなかったことから,数多くの人命が失われることとなった。
 これに対して,一部の急進派が行った[[ジョージ・グレン]]暗殺などに対抗して「[[コーディネイター]]が行ったバイオテロ」という風説が広まり始め,これに便乗する形で,権威の失墜していた宗教界(特に絶対神をあがめる一神教)からは,「遺伝子改変を行ったためによる神の怒りである」との論説を行ったため,世論が遺伝子改変反対へと傾いていった。

 元来,C.E.16に採択された,「人類の遺伝子改変に関する議定書」によって,コーディネイターを誕生させることはできなくなっていたはずであったが,人類の欲望は深く,これを事実上有名無実化していた。
 このため,数多くのコーディネイターが誕生しており,この流れが[[プラント]]という一大勢力を生み出していたのである。

 S2型インフルエンザも,その大流行の翌年C.E.55年にプラント側の努力によって,ワクチンが開発された。しかし,全地球規模で無償配布されたにも関わらず,「遺伝子的に罹患率の低いコーディネイターがワクチンを作り出すこと自体おかしい」という論理の下,さらに[[ナチュラル]]の憎悪を増幅してしまうことになっただけであった。
 本協定は,そうした状況下で結ばれたものであり,地球上でのコーディネイターの誕生を明確に禁止したものである。だが,それはあくまでも「地球上」でのことであり,多くの火種を残したままであった。

 この結果,コーディネイターの多くは,自らの身の安全と理不尽な排斥から逃れるためプラントへの移住を決断し,プラントの「コーディネイターによる国家」への変貌を加速することとなった。
!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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!!ノート
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