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Ζ系MS

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Ζ系MS

  • [用語]
  • 分類:通称
  • 区分:宇宙世紀
  • 出典:GUNDAM WARS PROJECT Ζ(#1)

 説明

 MSZ-006 Ζガンダムの系譜に連なるMSのこと。
 それまでのモビルスーツ(以下MS)の概念を覆したムーバブル・フレームによるトランスフォーメーションシステムを採用した機体であり,エゥーゴのフラッグシップMSとして開発された機体であるΖガンダムが,MSというフォーマットに与えた影響は大きく,以後,しばらくの間,Ζガンダムを始祖とするMS群が数多く開発されている。
 これらをまとめて「Ζ系MS」と呼称するのである。
 最大の特徴は,ウェイブライダーと呼ばれる飛行形態をとることができることであり,オリジナルであるZガンダムは,ノンオプションで大気圏突入の可能な万能機であった。

 MSを生み出したのはジオン公国であり,そのイメージリーダーともなったザクは,ミノフスキー粒子散布下における兵器として,エポックメイキングであった。一方,地球連邦軍の生み出したRX-78ガンダムは,ザクに後れをとった連邦軍が生み出した,当時最強のMSであった。
 しかし,スペック的にいえば,ガンダムの性能は,後に登場するMS-14ゲルググと大差ない,あるいは,一歩劣るレベルのものでしかない。ガンダムを最強たらしめた要因の一つとして,パイロットであるアムロ・レイ少尉のニュータイプ(以下NT)としての能力の高さが最大の要因ともいえるのである。

 だが,「ガンダム」という名前は一人歩きを続け,連邦軍では半ば神格化してしまったのである。特にア・バオア・クー海戦におけるガンダムの鬼神のような働きは,それを目にした連邦軍の将兵にまでそれを印象づけるに十分であった。
 そのため,一年戦争後のMS開発においては,「ガンダムの開発」が半ば当然のようになっていったのである。

 これは,地球連邦軍内部でのジオン残党狩りを任務とするティターンズだけではなく,反連邦組織であるエゥーゴですらその構成員の多くは連邦系の軍人が多く,やはりガンダムを神格化している人員が多かったのである。
 そのため,「ガンダム」の名称を冠したMSが,グリプス戦役では数多く登場することになるのである。

 エゥーゴのMSは,クワトロ・バジーナ大尉(シャア・アズナブル)の持ち込んだガンダリウムγ合金により大きく進歩を遂げた。その機体がリック・ディアスであり,それ故に,この機体は,当初ガンマガンダムと命名されようとしていた,という逸話は有名であろう。
 エゥーゴの指導者であったブレックス・フォーラー准将は,その重MSたる外見にもかかわらず,「ガンダム」という名称を与えようとしていたことから考えても,当時かなりガンダムの神格化が進んでいたことがわかるだろう。

 結果的にクワトロ大尉の進言により,この機体はリック・ディアスという名称になったのであるが,この機体も実はエゥーゴの目指すフラッグシップMSではなかった。つまり,あくまで「指揮官用量産機」にすぎなかったのである。
 エゥーゴが目指すフラッグシップMS,それはすなわち,ガンダムの再現に他ならなかった。当初計画されていたG計画では,様々な問題から,計画されたMSの実現は困難であり,それに変わるMSが必要とされていた。様々な計画がスピンアウトし,その過程でもたらされた技術が,ガンダリウムγ合金であり,ガンダムMk-の完成されたムーバブル・フレームであった。

 G計画の一環として,可変MSの開発を進めていた後の百式系のベースとなる機体からZ計画がスピンアウトし,プロトタイプΖガンダムを経てΖガンダムが完成したのである。
 このΖガンダムの完成に至る過程で,ガンダリウムγ合金やムーバブル・フレームのもたらした恩恵は大きなものがあるが,もう一つ大きな要因があった。それが,後にΖガンダムのパイロットとなるカミーユ・ビダンのエゥーゴ参入である。
 彼が提示したフライングアーマーの稼働ジョイントのアイディアは,プロトタイプΖガンダム以降,難航していたトランスフォームシステムの技術的問題点を解決する糸口となり,Ζガンダムは急ピッチに建造が進んだのである。

 完成したΖガンダムは,フラッグシップMSとして十分な活躍を見せた。しかし,グリプス戦役後半においては,やはりティターンズやアクシズの繰り出す新型MSに対しては,スペック的に互角,場合によっては劣ることすらあった。それでも記録に残る活躍を見せていることは,やはり,RX-78同様,パイロットの資質にかかる部分が多い。そういった意味でもΖガンダムは,ガンダムの後継にふさわしい機体といえるだろう。

 こうして誕生したΖガンダムであるは,その後アナハイムの手により量産されることが決定する。むろん,フラッグシップMSを量産しようという動きは戦力の充実を図る軍としてはあたりまえの考えである。また,Ζガンダムはグリプス戦役後半では,戦力的に他軍のMSと同等のスペックになっていたとはいえ,それはあくまで少数生産のいわばスペシャル機レベルでの話であり,一般的な量産機としてみれば,依然としてグリプス戦役前半の機体が未だ主役であったことは間違いではない。そのため,強力な戦力になりえるΖガンダムを量産しようというプランが立てられたのである。
 幸いにして,Ζガンダムを構成するフレームは,コピーがたやすい上に,必要十分な強度を持っていたため,量産に適した機体であると考えられていた。が,開発元であるアナハイムは,当初から量産機に可変システムを盛り込むことを断念していた。これは,可変システムを運用する人材を求めにくい実情と,可変機を運用するためのコストの問題があったといえるだろう。
 しかし,Ζガンダム最大の特徴である可変システムを取り除いたということは,他の非可変MSの量産機,すなわち百式系の機体と比較して代わり映えのしない機体であるということがいえてしまう。
 また,コピーがたやすいフレームであるが,フレームそのものの価格を押さえ込むのも難しいという問題点も抱えていた。これは,運用コストのみならず製造コストの高騰も招くこととなり,結果的に量産機選定においては,百式改量産型に破れることとなる。

 こうして,Ζガンダムの量産プランは幻と消えたかと思われたが,思わぬところで別の形で実現することとなる。その機体が,Ζプラスシリーズである。
 Ζプラスは,強力なMSを必要としていたエゥーゴの協力組織であるカラバが開発を行った機体である。この機体は,ウェーブライダーへの変形機構をオミットすることなく,他の部分のコストダウンによって,量産を目指すというアプローチをとっているのが特徴である。
 カラバの場合,MSのほとんどが連邦からの流出品やエゥーゴからの供給品で成り立っており,エースに回すためのスペシャルな機体というものがほとんど存在していなかった。そのため,強力なMSによる打撃部隊を編成するに当たり,Ζガンダムという機体は非常に都合がよかったのである。カラバは,まずΖガンダムを1機アナハイムから借り受け,高軌道戦対応機としてテスト運用し,その後,大気圏内専用機としてΖガンダムを再設計したものをアナハイムに生産依頼している。この機体が,MSK-006(後のMSZ-006A1)Ζプラスである。コスト的には量産型Ζガンダムと比較しても高い部類にとどまったが,エース部隊用のスペシャル機として少数量産に踏み切ったカラバは,18TFASというΖプラスによる部隊(蛇足ながら,創設当時の隊長は,アムロ・レイ大尉といわれている)を発足させ,実際18TFASは,大きな戦果を上げており,カラバのΖプラス量産の英断は,非常に大きなものであったといえるだろう。

 この戦果を重くみた連邦軍(エゥーゴ寄り)は,大気圏内機であったΖプラスを再設計し,再び空間戦闘対応機とした。これがMSZ-006Cシリーズであり,これ以降様々なバリエーションが誕生することになった。すなわち,Ζ系といわれるMSが,多種登場することになったのである。
 その後,Ζプラスは様々な派生機を誕生させ,一説には,後継機としてΖプロンプト,Ζプルトニウスと呼ばれる機体も存在したとされる。また,簡易生産型のR型からは,RGZ-91系列も誕生しており,これらの機体を含めて,Ζ乗り(Ζライダー)と呼ばれるMSパイロットたちへと様々に配備されている。

 一方,元々のΖガンダムを開発したエゥーゴ系では,Ζガンダムの後継機を開発するプランが様々に進んでいた。特にメタスのコンセプトをそのまま発展させたかのような,Ζは,空間戦闘に限定した仕様ながら非常に大きな評価を得たが,百式改の量産が優先され廃案になるという憂き目となっている。また,同時にMSZ-007(これは量産型Ζガンダムと同じ型式番号であるが,廃案後の再取得ナンバーだと思われる)Ζレイピア1,という名称の機体が開発されたという説もある。
 その後,Ζ計画で得られたノウハウが生かされ,中断していたG計画も再開され,MSZ-009〜MSZ-010としてZZガンダム系として結実している。このZZガンダムは,そういった意味でも広義のΖ系MSととれるであろう。(これは,ZZガンダムのブラッシュアップである,MSA-0011にもいえるであろう。ちなみに,Ζ系MSを専門に運用している部隊では,ZZガンダムを重装改と呼称しており,Ζ系として認知されていたようである。)

 むろんコスト面では,Ζ系MSは,他の量産型MSと比べるまでもなく高額である。
 しかし,その運用における効果は高く,また,グリプス戦役ではいわばスペシャル機である機体が,少数ではあるとはいえ量産配備されるというメリットは大きかった。

 残念ながら,UC0090後半以降,MSに対するコンセプトが大きく変革し,可変MS自体が消えていくこととなり,Z系MSの系譜もとぎれてしまうのだが,一時期に大きな名を残したMSとしては,その存在は間違いなく偉大であったといえるだろう。

 備考

#1

 元来,Ζガンダムとはガンダムの中でも異質の存在であったが,その人気は高く,様々な派生が登場した結果,一大ファミリーを形成したものである。
 その結果,いわゆる「Ζ顔」のガンダムとRX-78に連なるフェイスの2種の「ガンダム」が誕生したのである。
 Ζ系と呼ばれるMSが明確化したのは,モデルグラフィックス別冊プロジェクトΖが初であるが,それ以前にも「Ζガンダム系」,「Ζ計画の系譜」といった形で様々言及されているのが,この用語の特徴である。

 関連項目


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最終更新時間:2016年08月17日 21時36分18秒

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脚注