!!!レベル *[模型用語/企業] !!説明  アメリカの模型メーカーの一つ。  元々は,第二次世界大戦中に起業されたメーカーで,既に50年代にプラモデルの生産を行っており,極めて初期の製造メーカーのひとつである。また,プラモデル文化の振興の為,金型の貸し出しや生産指導など業界全体のレベルアップのためにも活動しており,60年代に至るプラモデルブームの下地を作ったのは,レベルであったといっても過言では無い。  老舗というだけあって,プラモデルとして目にする種別の製品ほとんど,すなわち「航空機」,「自動車」,「AFV」,「鉄道」,「SFプロップ」など数多くの製品を製造している。その中でも航空機モデルは主力であり,この状況は現在でも変化していない。  また,イマイ,アリイ,タカラなどからOEM供給された,マクロス,オーガス,ダグラムのキットを「ロボテック」シリーズとして展開するなど,キャラクターモデルも数多く販売している。  こうした多方面の展開は,レベルがプラモデル文化の底上げを図ったことにも影響しており,世界的な製品展開を行う為に,現地企業と提携し,その商品を互いにOEM供給したり,現地法人を設立して,独自に販売網を開拓したりするなど,積極的な世界展開が図れている。  日本では,当初マルサンが代理店となり,「マルサン・ラベール(Levelの読み)」のブランドで販売されたが,事実上アメリカ版そのものである。{{fn マルサンはこの代理店契約の前に,レベルのキットをいくつかコピー生産しており,それが国産初のキットであるノーチラスである。}}  その後,タカラ,グンゼなどが提携先となった(この2社は,レベルの塗料も販売しており,これがアニメカラーやMr.カラーの元となったと言っても過言では無い)が,モノグラムとの合併時に,モノグラムの提携先であった[[ハセガワ]]に集約され,これが現在も継続している。  ドイツやイギリスには現地法人を立ち上げているが,これらは,2006年に正式に分離して別会社となった。  レベル社は,70年代に経営危機を迎えフランスの企業に買収されたが,これを良しとしないアメリカ企業によって,同じくアメリカの模型メーカーである[[モノグラム]]と共に再買収されている。  これがきっかけで,86年に合併し,「レベルモノグラム」と社名変更された。その後は,比較的堅調な情勢が続いていたが,既に独自の企業運営を行っていたドイツの現地法人が,2006年分離独立し,翌年に再び買収されることとなった。この際に元の社名である「レベル」に戻されており,「モノグラム」の名称は,一部ブランド以外から消えることとなってしまった。 !!備考  模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカーも含まれています。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 模型用語}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。