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モビルドールシステム

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モビルドールシステム

  • [用語]
  • 分類:機材
  • 区分:アフター・コロニー
  • 出典:新機動戦記ガンダムW

 説明

 モビルスーツを無人操縦するためのシステム。これによってコントロールされる機体を「モビルドール」と総称する。

 モビルドールとは,[MOBILE Direct Operational Leaded Labor](直接指揮,及び作戦用機動作業機)の略であり,ロームフェラ財団のツバロフ技師長によって開発されたが,元々の発想はトールギスを完成させた5人の技師達によるものであった。

 トールギスは,性能を追求した結果,搭乗する人間を選ぶマシンとなってしまった。そのため,これをデチューンした形で誕生したのがリーオーである。しかし,機体性能という面だけで言えば,トールギスに遠く及ばないモビルスーツでしかなく,彼らの目指した最強のモビルスーツという意味では,満足のいくものではなかった。
 そこで,彼らは様々なアプローチを試みることとなる。

 ひとつは,人間の能力を最強のMSにあわせるためのシステム。この完成形とされるものが,ゼロシステムである。
 一方,その逆にモビルスーツから「人間という部品」を排除しようという考え方が,このモビルドールシステムなのである。

 結果的に,モビルドールシステムによる兵器は,兵士の習熟を必要とせず,また人的資源を消耗することもない上,反応速度や機動性において有人機を大きく上回る性能を発揮するという,極めて高い能力を持ったものになっている。
 これは,一見理想的な兵器のように見えるが,現実感を伴わない殺戮は,大きな悲劇を生む可能性も持っている。(実際,モビルドールの暴走により失われた命も多い。)
 OZの総帥であるトレーズは,その点を理解しており,モビルドールを嫌っていたのである。

 関連項目

 編集者


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最終更新時間:2015年06月13日 15時02分42秒

 ノート

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脚注