モビルアーマー

モビルアーマー / MA

• [用語]
• 分類：兵器
• 区分：宇宙世紀(1)/未来世紀(2)/アフター・コロニー(3)/アフター・ウォー(4)/コズミック・イラ(5)/西暦(6)/Post Disaster(7)
• 出典：各作品

 説明

　モビルアーマーとは，各時代に確認された機動兵器の一種で，一言でいえば「人型ではない，従来のカテゴリに収まらない機体」ということになる。
　無論，時代と共に概念は変化しており，様々なタイプの機体が登場していくこととなる。

(1) 宇宙世紀

　[Mobile All RangeManeuverbility OffenceUtility Reinforcement]

　全領域汎用支援火器との略称が当てられるモビルアーマーは，モビルスーツの機動戦力の強化のために，従来の人型を廃した機体である。実際には，用途に応じて様々な形状の機体が開発されており，英文のような全領域に対応できるような汎用性はなく，ほとんど全ての機体が局地戦用となり，極端に戦場が限定される機体となる。
　逆に言えば，限定された戦場ではモビルスーツの比ではない戦闘力を発揮することが可能であり，まさに一騎当千の機体として生み出されている。
　なお，元々の開発企図が兵員不足に陥っていた公国軍が，1機で多数機の役割を担える機体を目指した機体の開発であったため，基本的に重武装・重装甲の大型機動兵器になってしまっている。また，単一性能を特化しており，AMBACユニットは腕か脚のどちらかのみであることが多い。（そもそもAMBAC作動肢を持たない機体も多い。）また大型であるためIフィールドなどのモビルスーツでは搭載出来ない大型機器を装備していることも多く，統一された系統が存在するわけではなく，どちらかと言えばワンメイクの特化型の機体が多く存在するのも特徴となっている。

　モビルアーマーが最も多く開発されたのは，史上初めて勃発した宇宙戦争である一年戦争当時である。これは，この時代が，新たな機動兵器であるモビルスーツの開発におけるスタート地点であり，かつ，ほぼ全ての戦術において，モビルスーツを中心とした位置づけに移行しきってしまう前であったことが大きい。
　一年戦争においてモビルスーツの有用性が確認されたことで，大規模戦闘を担う主力機としてモビルスーツが位置づけられることとなった。これにより，モビルアーマーの開発は命運が断たれたのである。
　しかし，モビルアーマーの持つ高い局地戦能力を惜しむ技術者は，モビルアーマーの能力を持ったモビルスーツの開発に試行錯誤し，これによって「可変モビルアーマー」，「可変モビルスーツ」が誕生することとなる。これらも，時代の流れに淘汰されていくが，モビルアーマーという機動兵器のカテゴリは，一つの方向性を持って残っていくのである。

(2) 未来世紀

　従来兵器のカテゴリに含まれない人型以外の機動兵器の総称。

(3) アフター・コロニー

　従来兵器のカテゴリに含まれない人型以外の機動兵器の総称。

(4) アフター・ウォー

　主に第7次宇宙戦争で運用された攻撃力を特化された超巨大機動兵器の総称。
　宇宙革命軍が地球侵攻作戦で用意したグランディーネなどの機体が有名だが，ガンダムエアマスター，ガンダムアシュタロンなどはモビルアーマーへの変形システムを搭載している。
　この時代では，モビルスーツに対しての切り札として使われることがあった。

(5) コズミック・イラ

　ザフト軍のニュートロンジャマーによって既存の兵器が使用できなくなった連合宇宙軍が開発した機動兵器。
　これまでの兵器の発展型に過ぎず，新型兵器であるMSには対応しきれない。

(6) 西暦

　従来兵器のカテゴリに含まれない人型以外の機動兵器の総称。

(7) Post Disaster

　戦争の自動化，すなわち無人兵器の開発が極端に進んだ結果生み出された機動兵器。
　無人機で，人類の殺戮を目的とした自律兵器として生み出され，人類そのものを滅ぼすことを目的として活動する。
　極めて強力な兵器で，従来型の兵器では対抗する方法がなく，これを破壊するために多数のモビルスーツを必要とする。
　厄祭戦における「人類の敵」であり，この活動が（とりあえずは）終息したことで厄祭戦は終息した。

 関連項目

 編集者

• あさぎり

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最終更新時間：2017年02月21日 21時40分07秒

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