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ムサイ級宇宙軽巡洋艦

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ムサイ級宇宙軽巡洋艦

  • [用語]
  • 分類:艦種
  • 区分:宇宙世紀
  • 出典:機動戦士ガンダムほか

 説明

 一年戦争当時,ジオン公国軍が主力として運用した戦闘艦。艦級が示すとおり軽巡洋艦規模の艦艇であり,当時,連邦軍の主力となっていたマゼラン級宇宙戦艦と比較すると火力面では劣っているものの,公国軍が開発した新型の兵器「モビルスーツ」の運用を前提とした艦艇であり,通常1隻当たり1個小隊(予備機含む,考慮しない場合2個小隊)の運用が可能となっている[1]
 来るべき連邦軍との独立戦争に向けて極秘に開発が進められた艦艇で,U.C.0075年の開発開始時には民間宇宙貨客船「アルカナ級」として建造されている。(初期型とされる艦は,貨客船として完成した後に改装され,実戦に投入されている。

 ムサイ級が本格実戦投入されたのはルウム戦役が初であるが,この際には遠距離からの艦砲射撃によって損傷を負った艦がかなり存在している。しかし,モビルスーツという「艦載機」による艦隊への直接攻撃により連邦軍艦隊が壊滅的被害を被ったのに対して,損傷を受けながらも帰還した艦が多いムサイ級は,当初の設計コンセプトが正しかったことを示しているということができるだろう。

 トータルとしてムサイ級を評価した場合,艦そのものの戦闘能力は低いもののモビルスーツを含めた戦術的なバランスは取れた艦であるということができる。また,艦隊戦はその能力が高いチベ級やグワジン級に任せるという発想は,シンプルかつシステマチックな考え方であるともいえ,モビルスーツという新たな戦術兵器の登場にあわせた艦艇として,一年戦争を代表する戦闘艦であるということができるだろう。

船体構造

 ムサイ級の基本設計にはダメージコントロール等優れた部分が多く,後のネオ・ジオン軍のエンドラ級やムサカ級(M級)は,ムサイ級の設計の発展型ということもできる。特にムサイ級の特徴として挙げられる点に船体とエンジン,ブリッジが独立して配置されているブロック構造がある。この構造によって必要に応じた部分改装や設計の変更が可能になっており,一年戦争前〜終戦にかけて建造時期の単なるロット違いにとどまらない仕様の変更が可能となった。これにより,特に一年戦争国威において機能強化型となる艦が複数種ロールアウトしている。(これらは,ペールギュント級,ジークフリード級とその初号艦の名称で呼ばれる場合もある。)
 また,いわゆる近代化改装も比較的容易いことから,一年戦争後にジオン共和国となった後も,ムサイ級の近代化改装によって「ムサイ改級」として長期間運用されることとなった。

 ムサイ級の船体(前部ブロック)は,主に各種物資等を集積したユニットで船体前部に大気圏突入用の小型艇「コムサイ」を装着している。このコムサイも用途に応じた各種仕様が存在しており,一般的に装着されている型はモビルスーツ2機を収納可能なタイプであるが,さらに大型のタイプや大気圏内での機動性を拡充したタイプなども存在している。
 船体フレームで接合された上部に艦橋(ブリッジ)を有し,その下部に格納庫が設置されている。(このため,モビルスーツの発艦は艦の後方に向けてということになる。)艦橋下部両脇には補給用ハッチが両舷に設置されており,パプア級,パゾク級に設置されたコンベアパイプが接続する。
 モビルスーツの搭載数については諸説あるが,3ないし4機が格納庫に搭載可能で,さらにコムサイに2機搭載可能という説が一般的である。これは,公国軍の3機1小隊というモビルスーツ部隊の運用ノウハウからみても妥当な数字で,1隻が3機+予備機(あるいはコムサイまで含めて2個小隊)を運用可能なユニットとして位置づけられている。

 船体フレーム後ろ下部に主エンジンが設置されており,これらは左右2基がそれぞれ独立したユニットとなっている。構造上,エンジンの間には空間が存在するが,この空間には様々なユニットを装着し輸送することが可能で,地球侵攻作戦時にはここに降下用のHLVを設置して輸送し,後にMA-08《ビグ・ザム》が量産された際には,この位置に設置し軌道上まで輸送することが計画されていた。

 動力炉にはミノフスキー・イヨネンコ型熱核反応炉を2基備え,熱核ロケットエンジンと主武装であるメガ粒子砲にエネルギーを供給している。

武装

 ムサイ級の「武装」として最大の意義はやはりモビルスーツの運用に集約される部分が多いのだが,ミノフスキー粒子散布下での近接戦闘が常態化した時代から言えば,ある程度の戦闘能力は必要とされることは間違いでは無い。

 ムサイ級は,モビルスーツ運用艦であるが,やはり巡洋艦としての能力も必要十分備えられており,主砲として当時はまだ一般化していなかったメガ粒子砲(2連装)が3基(後述する簡易型では2基)配置されている。また,小型ミサイル(Cクラスミサイル),大型ミサイル(145型ミサイル)発射管を主砲横に備えており,船体フレーム部が武装ユニットを兼用している。
 また,接近する航宙機に対抗するための機関砲が各所に設置されている。とはいえ,防御力そのものは低いと言わざるを得ず,敵機に懐に入られるとその時点で事実上の敗北であった。

 なお,ムサイ級の初期建造時期には,連邦軍の主力艦の主砲は未だ実体弾による砲塔であった。これは一年戦争当時名をはせたペガサス級の主砲が実体弾で,メガ粒子砲はあくまでも主砲たり得なかった点からも理解できると思われる。また,ムサイ級が実体弾砲を持っていなかったのは砲弾の搭載スペースよりもモビルスーツの搭載スペースを優先したことも理由のひとつであり,単純に実体弾よりもメガ粒子砲が優れているという理由では無い[2]

 ムサイ級軽巡洋艦 初期量産型

  • 出典:機動戦士ガンダム THE ORIGN(アニメ版)

 ムサイ級の初期に建造されたタイプ。初期量産型という呼称はあくまでも俗称であり,明確な区分では無い。
 初期の艦艇は民間貨客船として偽装されていたため,実戦に投入された際には貨客船としての本体を改装した形になっているのが特徴的な部分である。船体の各部の意匠も異なっているが,これらは建造時期による差異だと考えられる。

 ムサイ級宇宙軽巡洋艦 簡易型

  • 出典:機動戦士ガンダム

 ムサイ級のバリエーションとして確認されるもので,簡易型という名称は俗称であり正式なものではない。同様に,2砲塔型などと呼ばれる場合もある。
 最大の特徴は主砲が2門のみとなっている点である。

 主にパトロール艦隊に配備されていたが,その建造理由については明かではない。
 出力の低かったメガ粒子砲を出力アップする為に1門減らしたという説,減らした出力を推力に回しているという説,単なる資源不足という説など,様々な説があるが,未だその詳細はわかっていない。

 ムサイ級宇宙軽巡洋艦 後期生産型(ペールギュント級)

  • 出典:機動戦士ガンダム0083

 ムサイ級のバリエーションとして確認される艦のひとつ。
 この後期型は,一年戦争の末期に投入された艦で,生産数は極めて少ない。

 艦のサイズは従来のものと大差ないものであるが,武装の充実が図られており,これまで武装のなかった後部に連装主砲を1門追加し,底部に連装砲を設置している。
 また,モビルスーツ格納庫が大幅に設計変更されており,これまでは後ろ向きに射出していた機体を前向きに射出することができるようになった。(着艦用デッキがこれまでの射出位置に設置された。)また,これまでは順次発艦させることしかできなかったため,モビルスーツの展開に時間が必要であったが,一度に発艦が可能となっているため,この点も改善されている。

 なお,搭載されているコムサイも新型のものとなっており大気圏内での運用能力が高められただけではなく,メガ粒子砲の設置による戦闘能力の強化も行われている。

 ムサイ級宇宙軽巡洋艦 最終生産型(ジークフリート級)

  • 出典:機動戦士ガンダム0080

 俗に最終生産型と呼ばれるタイプの艦で,航続距離と機動性を増すために砲塔を2門に減らしコムサイの発射機構をなくすなど思い切った改装が行われている。(本級の完成時には地球上での公国軍の劣勢があり,そうしたことから地上への降下設備の必要性が問われた可能性は否定できない。)
 モビルスーツの格納庫も変更されているがカタパルトが採用されていないなど,艦級として考えた場合の不整合部分[3]もあり,本来の意味での量産型艦艇ではなく,あくまでも「カスタム艦(次期ロットへ向けた試作艦)」ではなかったとの説もある。

 ムサイ改級宇宙軽巡洋艦

  • 出典:機動戦士Ζガンダム,機動戦士ガンダムΖΖ,機動戦士ガンダムUC

 一年戦争時に建造されたムサイ級を改修したタイプである。
 ジオン共和国は,一年戦争後戦闘艦の建造を出来なくなった為に旧式の艦艇を改修して運用していた。
 主に,熱核反応炉の出力強化とこれに伴う放熱機構の充実を図った以外にはこれといった変化はないが,それだけに基になったムサイ級の優秀さが証明されている。
 グリプス戦役ではジオン共和国がティターンズの指揮下に入ったためアポロ作戦などに参加している。

 なお,連邦軍にも同様の改修を行った艦が存在しているため,アナハイム・エレクトロニクスなどの企業側による艦寿命の延命プランであった可能性もある。

 ムサイ改型艦隊指揮艦

  • 出典:ガンダム THE ORIGIN

 艦級としての区分は「ムサイ級」である。
 しかし,本タイプは外観こそムサイ級であるが,実際には艦隊戦指揮艦として専用の設計が行われた独自艦である。(このため,ムサイ改と俗称で呼ばれるが,正式に艦級として区別された後の改修型とは同じ「ムサイ改」であっても意味合いが異なっている。)
 艦のサイズも通常型と比較して約30パーセント大きく,戦艦クラスに匹敵するものとなっており,2連装メガ粒子砲も大型化・高出力化されており攻撃能力も高い。また,通信機能を強化するなど,艦隊を司る高い統制機能を持っているのが特徴となっている。
 代表的な艦としてルウム戦役時にドズル・ザビによって運用されたワルキューレがある。

 なお,ムサイ級の改装艦は他にも俗にシャア専用艦と言われるファルメルがあるが,こちらはあくまでも通常艦の改装型である。

 登録艦

通常型

指揮官用改修型

指揮官用改修型(ムサイ改型)

初期型

簡易型

後期生産型

最終生産型

ムサイ改級

 備考

 以下に示すスペックは,放映当時のアニメックに掲載されたものである。
 現在のスペックとは相異する部分があるため参考として掲載する。

スペック
全長197m
重量32954t
速度マッハ7.14

 以下に示すスペックは,ガンダムTHE ORIGIN(アニメ版)において設定されたもので,従来型と同型と考えられる初期量産型と新規設定の指揮艦仕様のものである。

スペック
全長230.1m
全高95.6m
全幅137.1m

スペック
全長302.3m
全高156.7m
全幅299.7m

 関連項目


 編集者


[用語]
[艦種]
[用語・UC]


最終更新時間:2014年11月29日 23時10分21秒

 ノート

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脚注

  • [1]このあたりには資料ごとの差異が見られる。本文は最新の解釈であるオリジンアニメ版の解釈を中心としている。
  • [2]実はこの点について意外に勘違いした資料も多く,単純にメガ粒子砲が実体弾よりも優れている,という論調には疑問が生じる。これはムサイ級がミサイルを搭載していることからも明らかで,要するに「砲」という同種の兵器をメガ粒子砲に統一し,「砲弾の種別」をメガ粒子に絞り込んだ,ということなのであろう。
  • [3]実際のところは本級のデザインはあくまでも「機動戦士ガンダムに登場したムサイ級のリファインデザイン」でしかなかったものが,諸事情から「ジークフリート級」になってしまったためで,本文ではこの点をあくまでも「改装艦」として位置づけている。
  • [4]資料により艦級が異なる。
  • [5]区分は推定
  • [6]区分は推定
  • [7]区分は推定
  • [8]実際には単にムサイ級と記されているが,改装型である。