!!!ミリシャ *[用語] //*読み: *分類:組織 *区分:[[正暦]] *出典:[[∀ガンダム]] !!説明  北アメリア大陸の各領が組織した領有の軍事組織のこと。  各領地によって,それぞれ領名とミリシャを組み合わせて呼称する。  建前上[[ガリア]]大陸との戦争が近づいているための設立(イングレッサ領の場合)であったが,実際には各領の領主の思惑により,設立の意図は異なっている。(この点から言えば,本来の意味の「ミリシャ」であるともいえる。)  もともとは,各町や村で自発的に運営されてきた自警団を糾合,組織化したもので,その装備もたいしたものではなかった。多くの領が,複葉機や自動車といった(その時代)最先端の装備で固めていたが,ムーンレィスとの戦端が開かれると,戦力不足であることが露呈,過去の兵器である機械人形の発掘に力を注ぐようになる。  なお,各領の有するミリシャの規模や戦力については別項を参照のこと。 !概念  ミリシャとは,元来正規の軍人ではない民間人を軍事要員として編成した武装組織のことであり,一般的には「民兵」との和訳が当てられる。つまり,平時には軍ではなくその他の職業に就いている民間人が,緊急的な軍事要員(軍人では無い)として訓練され,招集された状態を指す言葉で,正規の「軍人」とは対をなす言葉である。  そのため,その発祥は自警団に近く,(王政時代の)領主が組織する兵士ともまた異なったものである。  その立場上ミリシャに所属することは,何らかの軍事的行動を行うということになる。しかしながら,国際法では「軍人」以外が戦争行為を行うことを禁じており,また同時に軍人以外が戦争捕虜となった場合の処遇も定められていない。  このため,いわゆる「民兵」が戦力として認められるには,一定の条件が必要となり,これを満たして初めて「民兵」や「義勇兵」として戦争行為を行う資格が生じるのである。  一部の民兵を正規軍に組み込んでいる国以外では,一般的に民兵が組織される状況というのは,緊急的な状況であるため,戦争行為が行われるとその損害が大きくなる傾向にある。訓練期間も短期間になることが多く,与えられる装備も限定的になりがちである。  このため,民兵を戦争行為に投入することそれ自体が,既に戦力が破綻した状態に至っているといっても過言では無い。  なお,こうした民兵としての正規の戦争行為を認められた組織体に対しては,民兵,義勇兵(義勇軍),市民兵(市民軍)といった呼称が使われる事が多いが,逆に正規の戦争行為を認められない私的な民間組織(その目的が何であるかを問わずに)に関しては,ゲリラ,パルチザン,レジスタンス,私兵(私設軍)といった呼称が用いられることが多い。前者は,正規の軍人に準じた扱いを受けるのに対して,後者はあくまでも犯罪者である。  また,混同されやすいが民間防衛(民間防衛組織,PMCなど)とは全く別の異なるものである。([[傭兵]]を参照。) !用語の変質  先にも示したとおり,本来ならばミリシャとは限られた状況で用いられる言葉であったが,その後用語が変質している。  黒歴史の時代,アメリカ合衆国では国の軍としてのアメリカ軍以外に,各州が独自に編成した軍があり,これをミリシャと呼称されるようになったのである。このため,市民活動だけではなく,こうした領,州規模での独自編成戦力もミリシャと呼称されることが増え,従来の(市民防衛組織的な)民兵を「市民ミリシャ」などと呼称するようになった。  これに対して,目的が私的なものを一般的に「私兵」,「私設軍」と言うが,この「私的な目的」にも様々な解釈があり厳密に統一されていないが,一般的には「国軍と対立する様な組織」,「個人的利益のためだけに設立された組織」,「特定の目的のみを理念とする組織」などを私設軍と述べる場合が多い。  こうした組織に対しては,ミリシャという言葉が使われることはほとんどなく,外部からはゲリラやパルチザンと扱われるが,内部的にはほとんどが「正当である」ことを何らかの形で主張することが多い。  なお,義勇兵的な兵士は,中世や古代のヨーロッパなどでは見られたが,近世以降は兵と民間人の区別が明確化したため,ほとんど存在しない。 !!関連項目 *[[イングレッサ・ミリシャ]] *[[ルジャーナ・ミリシャ]] *[[フロリャ・ミリシャ]] !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・∀}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。