!!!マッドアングラー級潜水母艦 *[用語] //*読み: *分類:艦種 *区分:宇宙世紀 *出典:機動戦士ガンダム !!説明  ジオン公国軍が地球連邦軍より接収したM型潜水艦(現在ではロックウッド級と呼ばれる)を元に建造した大型潜水母艦がマッドアングラー級である。  U.C.0079年1月末に締結された南極条約は,公国軍の思惑とは大きく異なり,終戦協定ではなく,あくまでも戦時条約として締結された。これにより,公国軍の戦略は大きく狂い,短期決戦から長期戦を想定した戦略へと転換することとなったのである。  こうなると,地球連邦とジオン公国との1対30とも言われる国力の差は,直接,戦線維持に大きな影響を与えることとなる。このため,公国軍では南極条約の締結後,直ちに地球侵攻作戦の計画・立案が行われたのだった。  この時点で問題となったのが,地上における公国軍の展開能力である。  第1次〜第3次地球侵攻作戦は,事実上の強襲で,各地の連邦軍の拠点を掌握することには成功したが,その後の戦線維持や部隊展開においては,地上を拠点とする地球連邦軍に地の利があったのである。  このため,公国軍は陸戦部隊の編成を行うと同時に,水陸両用モビルスーツを起点とした潜水艦隊の編成に着手した。この母艦として用意されたのが,ユーコン級潜水艦と本級,マッドアングラー級潜水母艦なのである。  マッドアングラー級は,公国軍が占拠したキャリフォルニア・ベースにおいて拿捕された連邦軍潜水母艦から改装されたもので,本来は攻撃型潜水艦として開発が進められていたロックウッド級潜水艦をモビルスーツ母艦として改装したものである。  一番艦であるマッドアングラーは,U.C.0079年6月に進水,翌月には就役しており,そのまま潜水艦隊母艦として配備されている。  水中型モビルアーマーや水陸両用モビルスーツを多数搭載可能で,極めて長い航続距離を有する本級は,公国軍の地上における戦力の要として長く運用されたのだった。 !ロックウッド級潜水艦  ロックウッド級潜水艦は,60年代防衛力整備計画において計画された艦で,U.C.0075年に8隻の建造が発注され,U.C.0076年末に2隻,U.C.0077年に3〜8番艦が起工している。  先行した2隻と3番艦は,U.C.0078年に進水し,同年末に就役。また,残る5隻はU.C.0079年1月に進水している。  しかし,同年3月からのジオン公国軍による地球侵攻作戦(第2次降下作戦)によって,全艦が拿捕され,公国軍の戦力としてキャリフォルニア・ベースにおいて7隻の改装が行われた。(なお,1番艦と3番艦はU.C.0079年4月にヨーロッパ方面で拿捕されたとされる。)  改装後の1番艦であるマッド・アングラーは,U.C.0079年6月に進水,翌月には就役しており,そのまま潜水艦隊母艦として配備されている。残る6隻も同年9月までに改装が終了,就役し,マッド・アングラー級として運用されることとなった。(資料によっては,一部は原型のまま運用されたとされているが,ロックウッド級の発注が8隻,改装されたマッド・アングラー級が7隻であるため,1隻は原型のまま運用されたものと考えられる。)!M型潜水艦  かつて,マッドアングラー級のベースとされた地球連邦軍の潜水母艦。  主に大西洋艦隊に配備され,開発拠点がキャリフォルニア・ベースであったことから,公国軍によるキャリフォルニア・ベース占領時にそのデータが流出,マッドアングラー級の母体となったとされている。  しかし,近年の資料でマッドアングラー級のベースとなったのは,ロックウッド級と呼ばれる潜水艦であったことが明らかとなっており,このM級と呼ばれる潜水艦の真なる姿は不明となった。  おそらくだが,資料不足の段階で「ロックウッド級」の名称が明らかで無かったため,「マッドアングラー級のベース」の意味合いで「M級」と名付けられたのか,全く別の艦級を誤ってマッドアングラー級のベースと誤認していたものと考えられる。 !!登録艦 :マッドアングラー級: *[[マッドアングラー]] *[[ズアイ]] :ロックウッド級: *[[SS-6011]] !!備考  近年の資料やMSV-R関連の記述では,「マッド・アングラー」と中点を加えた形で表記されることが多い。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 艦種}} {{category 用語・UC}} ---- {{lastmodified}} //2016.03.18:M型潜水艦 !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。