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プロスペロー

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プロスペロー

 説明

 プロスペローは,ファー ルナ エアロスペースラインが所有する大型宇宙貨客船で,地球周回軌道から月までの間を往還する。その船名は,シェイクスピアの戯曲「テンペスト(嵐)」に登場する人物を由来とする。

 U.C.0080年代に開設された月〜地球間の往還路線の一つで,民間船としては突出した特徴を持たない本船が歴史に名を残したのは,87年12月6日に起こったプロスペロー号事件のためである。
 皮肉にも船名の通りエゥーゴティターンズの戦闘という「嵐」に巻き込まれたプロスペロー号は,航行不能となり,地球へと落着するコースをとることとなった。

航行能力

 定期航路を往復するだけの旅客船という性質上,速力は高くなかったと考えられる。その反面,シャトルの到着を待つ必要があったことから長期航行能力に優れているのだろう。

乗船用シャトル

 プロスペロー自体に軌道往還能力はなく,地球と軌道上を行き来するシャトルと連絡して乗客を輸送するシステムだった。シャトルはダカールなどの宇宙港から出ていた。

艦橋

 メイン・コントロールは船首部分に位置しており,船橋(ブリッジ)構造は採用されていない。宇宙世紀の民間船は船首にコクピットやコントロール・ルームを配置するケースが多く,本船も同じだった。なお運行に必要な乗員数などは不明である。

展望室

 船首ブロックと機関部を繋ぐ部分は,巨大な窓が連なった展望スペースとなっている。こうした設備を有する船は珍しく,この船が単なる連絡船ではなく,ある程度の富裕層を対象にした豪華客船だったことが窺える。

キャビン

 中央ブロックのリング外周には,3基のキャビンが設けられていた。キャビンはそれぞれ青,赤,緑の3色で塗装されており,それぞれ3基のエアリアルを係留している。

人工重力ブロック

 リングと3基のキャビンを備えた戦隊中央の回転区画は人工重力ブロックとなっている。地球周回軌道から月までの航行にはさほど長い時間もかからないが,乗客にストレスを抱かせないための設備に力を注いでいたのだろう。

機関部

 機関部は船尾の大部分を占め,船体を軸として4基のエンジンと円筒状のユニット(推進剤タンクと見られる)をつなげた構造となっている。それぞれが船体の外部に露出した構造は,整備性を重視した民間船らしいものと言える。

 スペック/データ

データ

  • 所属:民間
  • 艦長:

スペック

スペック
全長229.57m
全幅Unknown
基準排水量Unknown

 武装

  • 無し

 関連項目


 編集者


[艦艇]
[艦艇・グリーンダイバーズ]


最終更新時間:2017年08月01日 19時55分23秒

 ノート

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脚注