!!!プラ材 *[模型用語] !!説明  改造やスクラッチなどに用いられるプラスチック製の材料のこと。  パテ類と並び,プラモデルを改造するには必須の材料のひとつ。  プラ材という言葉そのものは,現在ほとんど使われることはなく,一般的にはタミヤ製品の名前がほぼそのまま製品群の共通の名前として認知されている。 {{anchor プラ板}} !プラ板(プラバン)  一部メーカーでは,「プラ板(いた)」と呼称するが,ほとんどがタミヤ製品の名称の通り,「プラバン」と呼称する。  その名の通り,プラスチックを板状に加工した物で,その厚みによっていくつかの種類が存在する。また,実はプラスチックではあるが,その原料にも多少の違いがあり,材質によっては加工法が異なってくる場合がある。  また,タミヤ製品は原則一枚板に加工された状態だが,他社製品では波状に加工されたり,表面にディテールが入っていたりする物もある。  一般的に模型店で入手しやすいのは,タミヤ製品であり,特に0.3mm,0.5mm,1.0mm,1.2mm,2.0mmあたりは改造にも重宝する。また,東急ハンズ等や大きな模型店では他のメーカーの商品を扱っている場合もある。このタミヤ製品を始めとする白色や他の色の一般的に目にするプラバンは,材質はプラモデルと同じスチロール樹脂であることがほとんどである。  いわゆる透明プラバンは,タミヤ製品を始めでは,0.3mmと0.5mmを模型店で見かけることが多いが,これらは主として「透明アクリル板」である。  これ以外にも,塩ビ板やABS板なども商品としてでまわっており,特に前者は透明パーツの自作の際に重宝する材料である。 {{anchor プラ棒}} !プラ棒  プラスチックを棒状に加工したもので,その太さによっていくつかの種類が存在する。また,プラバン同様,複数の材質もあり,物によっては通常の[[接着剤]]で接合できない場合もあるので,注意が必要である。  やはり一般的に有名なのはタミヤ製品であり,「プラ棒」として注文すると,ほぼ間違いなく,タミヤのスチロール樹脂製製品が手に入る。(一般的に入手しやすいのは,タミヤ製の2mm,3mm,5mmのものであろう。)  また,これ以外にもABS製,アクリル製,塩ビ製などがあるのだが,プラ棒に関しては,ほとんどの場合,スチロール樹脂製が主流である。  なお,プラ棒の製造法に関しては,2種類有り,その製法によって利用時の加工法が若干変わってくる。同じタミヤ製品でも双方の場合があり,よく注意して表面処理することが必要である。  1つめは,抽出(押し出し)式成型で,溶かしたプラスチックを任意の太さのパイプに押し出すことで,目的のサイズのプラ棒を生産する方法で,もう一つが,プラモデルなどと同様の金型成型による方法である。  一般的に前者は,パーティングラインが存在せず,ほぼ真円に近いパーツが得られるが,圧不足の時など,若干細くなってしまう場合もある。後者は,成型によってしっかりした製品になるのだが,パーティングラインが生じてしまうという欠点を持っている。  いずれにせよ,適材適所で用いるのがいいだろう。 {{anchor プラパイプ}} !プラパイプ  プラスチックを筒状に加工したもので,その太さによっていくつかの種類が存在する。また,プラバン同様,複数の材質もあり,物によっては通常の[[接着剤]]で接合できない場合もあるので,注意が必要である。  これも有名なのはタミヤ製品で,一般的に店頭で目にするのは,3mm(内径2mm),5mm(内径3mm),8mm(内径5mm)のアクリルパイプであろう。  これ以外にも,他社製品では白色のスチロール樹脂製パイプや塩ビパイプなども商品化されており,DIY店などで入手することができる。  多くは,間接の軸受けなどに用いられるため,そうした用途向けの軸受けパーツが昨今多くなっており,意外に探すのに苦労する材料でもある。 {{anchor プラペーパー}} !プラペーパー  プラスチックを紙状に加工した物……,というよりも極めて薄いプラバンといった方がいいだろう。  現在流通在庫のみとなっており,事実上の絶版商品である。 !!備考  模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカー名も含まれています。なお,参考として模型漫画関連からカテゴリーリンクされています。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 模型用語}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。