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ブレイク・ピラー事件の変更点

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!!!ブレイク・ピラー事件
*[用語]
//*読み:
*分類:歴史・事件
*区分:西暦(ガンダムOO)
*出典:[[機動戦士ガンダムOO]]

!!説明
 [A.D.2112/--/--]

 アフリカに設置された軌道エレベータ「ラ・トゥール」が倒壊した事件。
 地球連邦の成立以降,特に旧来の三勢力すなわち,[[ユニオン]],[[AEU]],[[人類革新連盟]]とは一線を画していた国家や勢力にとっては,従来の国連組織よりも連邦という統一国家組織のほうがより驚異的であった{{fn 要するに国連は国家の思惑を主張出来るが,統一国家は,一つの政府の指示に従う必要が生じてしまう。特に旧来の三勢力はその思惑が連邦に移行しても反映されやすいが,小国はそういった立場には無かったのである。}}ことから,反地球連邦運動は各地で展開されてることとなった。
 西暦2112年に成立した地球連邦平和維持軍の本来の目的は,こうした反地球連邦運動における武力使用に対応するためのものであり,また同時に[[ソレスタルビーイング]]のようなテロ組織への対応であった。
 一方,治安維持部隊[[アロウズ]]は,2010年に起こった大規模テロをきっかけにした,その設立からして反連邦勢力に対する対決姿勢が明確となっており,表向きこそ連邦軍内部の特務部隊であったが,実際には超法規的組織であり,その活動は秘密警察的な法規を無視したものとなっていった。特に,反連邦勢力に対する弾圧や調査は常軌を逸したレベルで行われており,(当初はそれこそテロ組織などに限られていたであろうが)時と共に「連邦に与しない勢力」という方向性へとシフトしていった。
 このため,連邦軍本体にも極秘で建造された兵器や施設も数多く存在しており,そこでは人道を無視した活動すら行われていたのである。

 2112年末頃に起こったブレイク・ピラー事件は,こうした状況が引き起こした悲劇である。
 アロウズが軌道エレベータ低軌道リング(オービタルリング)上に設置した戦略兵器メメントモリを用いて中東諸国や反連邦勢力を恫喝した事件では,[[スイール王国]]や[[リチエラ王国]]などが,この地球上から姿を消すこととなってしまった。これは,国の指導者が代わってしまった,という問題では無く文字通りメメントモリの砲撃によって地上から消し去られてしまったのである。
 ソレスタルビーイングによってメメントモリは破壊されたものの,こうしたアロウズの蛮行に対して,連邦軍内部でのクーデターが勃発し,彼らが旧AEUの建造したアフリカタワー「ラ・トゥール」を制圧し,中継ステーションの人員を合わせた6万人の市民が人質という形で拘束されることとなった。
 この事件の目的は,人質をとることではなく,人質となった市民に「アロウズが行ってきた真実」を知らせることであり,その為の準備も進められていった。
 だが,アロウズは真実の露見の前に「人質ごと」軌道エレベータを破壊することを決定,隠されていた2基目のメメントモリによって,軌道エレベータ本体を攻撃した。
 ソレスタルビーイングなどがこれを阻止しようとするが,発射そのものは阻止出来ず,ラ・トゥールは崩壊,数多くの破片が地上に落下する事態となった。

 この破片の処理に当たっては,連邦正規軍,ソレスタルビーイング,カタロン,クーデター軍(連邦反乱軍)だけではなく,カタロンも協力した。
 しかし,後に報道された事件の詳細では,反連邦組織の攻撃によるタワー倒壊とされ,さらにカタロンやソレスタルビーイングの破片処理への関与などが無かった事にされていたのである。それだけではなく,アロウズの顕現が強化され,さらに弾圧を強めていく方針が示されたのである。
 だが,こうした報道が結果的にアロウズに対する疑念を呼び,また,事件の生き残りが様々な形で証言を行った結果,人々の意志は反アロウズへと向かっていく。
 その後,連邦の内部を分かち,アロウズそのものを解体するきっかけとなった事件,それがブレイク・ピラー事件なのである。

!!関連項目
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!!編集者
*あさぎり
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{{category 用語・ガンダムOO}}
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!!ノート
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