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ビシニティ
説明
ハイム家が管理する鉱山が近くにあるイングレッサ領内の小規模な街。
ディアナ・カウンターの地球帰還作戦によって勃発した戦闘で壊滅的被害を受ける。
元々,ホワイトドールの存在があり,その周辺に宿場ができたものが,だんだんと街らしく発展したもので,後に鉱山が発見されてから鉱山都市として発展していった。
このため,ビシニティという名前自体が,『そば』とか『添うもの』という意味を表している。
ハイム家が管理する鉱山の採掘は堅調であり,地方からの出稼ぎ労働者も受け入れており,人口は増え続けていた。
首都であるノックスまで直線距離にして約60キロあり,羊や牛の群れに道を塞がれなければ自動車だと一時間半程度で往来が可能。このため,ハイム家では週に何度かノックスと往復しており,ビシニティとノックスの間は比較的距離的には近い印象がある。
ディアナ・カウンターとの遭遇が不幸な戦端を開いたため,ミリシャとディアナ・カウンターのモビルスーツの戦闘によって,壊滅的な被害を被ることとなる。
レッドリバー / 赤い河
ビシニティ周辺の丘陵地帯を流れる河。
その名は,鉱山から流れだした成分によって河が赤く染まる所からついたとされている。
地球に降下したロラン・セアックが,初めて目にした地球の河で,澄んだ河に惹かれ手にした金魚を流されたことから,ハイム姉妹と出会うきっかけとなった。
ハイム鉱山
ハイム家が管理する鉱山。
ボーキサイトを主に採掘していた。(一説に拠れば「鉄」が主だったとも[1]。。)
火山性土壌であるビシニティ周辺でありながら,鉱山として成立している点に疑問を持ったのは,シド・ムンザだけと言われており,彼によれば,これらの鉱山はかつて地上に降ろされた小惑星らしい。
アーク山 / 聖なる山
ビシニティ近くにある山。
ビシニティの町が発達する原因となった「ホワイトドール」の石像がある山で,ビシニティの町では15歳になると,このホワイトドールのもとで,成人式〜宵越しの祭を行う風習があった。
アーク山は,その中腹にはほとんど草木が生えない荒れ地であるが,その山麓を下りきると,一面の草原はカエデなどの樹木が群生する森林で,その先には小麦畑が点在するなだらかな丘陵地帯が広がっている。
その周囲には鉱山が存在しており,ハイム鉱山はこれを採掘していた。その中に先史文明のものとしか考えられない金属片などが混じっており,シド・ムンザは,これらとビシニティの地質から,アーク山こそが,マウンテン・サイクルではないかと推測していた。
この推測は当たっており,アーク山の中腹部にはかつて建造された施設が埋まっており,ここにモビルスーツ・カプルを始めとする先史文明の遺物が数多く眠っていたのだった。
アーク山の中腹に草木が生えないのは,実際に砂や岩に見えているもののほとんどが,死滅したナノマシンの死骸であったためであった。
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年03月01日 11時04分05秒
ノート
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脚注