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ビーム・ライフルの変更点

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!!!ビーム・ライフル
*[用語]
//*読み:
*分類:武器
*区分:共通
*出典:共通
!!説明
 ガンダムシリーズ各作品は,劇中での主兵装のひとつに「ビーム・ライフル」を持っているが,「ビーム兵器」に対する考え方は,作品ごとに異なっているのが現状である。
 ここでは,各世界観ごとのビーム兵器についての概要とともに「ビーム・ライフル」という装備について簡単に説明する。
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!宇宙世紀
 モビルスーツの携帯サイズまで小型化したメガ粒子砲のこと。
 エナジーCAP技術の応用によって小型化されており,実際の原理はメガ粒子砲そのものである。その威力は俗に「戦艦並みのビーム砲」ともいわれ,従来のモビルスーツ用火器の比ではなく,連邦軍を圧倒した公国軍のMS-06ザクを圧倒することとなった。

 地球連邦軍がジオン公国軍に先駆けて開発に成功し,反攻作戦のためのモビルスーツ開発計画「V作戦」において開発されたRXシリーズに初めて採用された。(RX-77ガンキャノン,RX-78ガンダムが,初めて実戦運用したモビルスーツと言うことになる。)
 ジオン公国軍も技術開発は行っていたが,一般配備可能な装備として実用化に成功するには時間がかかり,MS-14ゲルググにおいてようやく実現したが,この時点でも配備された数は本来の充足数を満たしていなかったとも言われている。

 一年戦争以前の「ビーム兵器」とは主に艦載兵装としてのメガ粒子砲そのものを指すものであった。地球連邦軍,ジオン公国軍双方とも初期の艦艇に搭載されたメガ粒子砲は,これを稼働させるために莫大なエネルギーを必要とするもので,例えば,ムサイ級ですら1射ごとにチャージタイムが必要になるほどの大規模なシステムであった{{fn 一部資料ではこのような表記が見られるが,実際の画面では連射(とはいえ,一定のタイムラグはある)を行っており,公国軍側のシステムも改良が続けられていた,ということなのであろう。}}。
 しかし,地球連邦軍は持てるマンパワーを投入した結果,様々な技術革新により,ミノフスキー粒子をメガ粒子に縮退する直前の励起状態で保持しておく技術,すなわち[[エナジーCAP]](エネルギーCAP)の開発に成功した。この結果,ミノフスキー粒子をメガ粒子に励起させるための莫大な電力が必要なくなり,モビルスーツなどに搭載可能な兵器へと発展させることができたのである{{fn おそらくだが,コア・ブースターなどのメガ粒子砲も,「メガ粒子砲」とは名が付いているが,実質的にエナジーCAP式の「ビーム・ライフルの同等品」であったと考えられる。逆に,F91のヴェスバーなどは,本来ジェネレータ直結式の装備であるため「メガ粒子砲」なのだが,装備的にはビーム・ライフルの一種と見なされている。これは,単純に形状での判断でしか無い,ということなのであろう。}}。
 また,もともとIフィールド技術によって,(メガ粒子)ビームのコントロールはある程度可能であることは確認されていた。ガンダムが実用化したビーム兵器の一つ「ビーム・サーベル」は,こうしたIフィールドによるビームの反固定状態を作り出し,これを維持することで実現した兵装である。実のところ,ビーム・ライフルもこれと同様にIフィールド技術をバレル部に用いることで,メガ粒子の射出方向を絞り込み,「指向性ビーム」として撃ち出すことを可能としている。

 ビーム・ライフルの原理は,先に示したようにメガ粒子砲とほとんど変わるところはない。しかし,システム面では大きく異なる部分がある。それこそがエナジーCAPである。簡単に言えば,エナジーCAPは,ライフルの「弾倉」である。ここに貯蔵した縮退直前のミノフスキー粒子をMS本体からのエネルギー供給(すなわち銃における撃鉄にあたる)で,一気にメガ粒子へと励起させ,これを発射するのがビーム・ライフルなのである。(艦艇の場合,高出力のエネルギーをリアクターから直接砲身に回すため,ビーム・ライフルの様な段階を踏んだ射撃とは少々異なっている。)
 ビーム兵器の運用にジェネレータ出力が影響するのは,この「撃鉄」としての動作に一定のエネルギーが必要であるためであり,高出力のビーム・ライフルであるほど,使用できる機体が制限されるのである。逆に,ビーム自体の出力を抑え,さらに収束度を落としたビーム兵器としてビームスプレーガンがある。これは,エナジーCAP容量や銃本体の構造を単純化することで比較的容易く生産,運用することを目的としている。

 一年戦争以後,ビーム・ライフルそのものの改良も進められていった。
 エナジーCAPシステムそのものの改良だけでは無く,これによる「弾倉」の独立を図った「Eパック」の開発が行われた。これは,ビーム・ライフル本体に納められたエナジーCAPへ再びチャージを行うには大規模な施設(それこそ艦艇のリアクター)が必要となるため,弾を撃ち尽くしてしまった場合,ライフルそのものを破棄し,新たなライフルを受け取るか,場合によっては母艦へ帰還する必要が生じることを問題視した結果誕生したものである。
 使い捨ての弾倉としてEパックは誕生しており,安価かつ効率的なビーム・ライフルの運用が可能となった。

:XBR-Mタイプ・ビームライフル:
 地球連邦軍が開発したビーム・ライフルの型式の一つ。
 RX-78に初めて採用されたもので,その後のモビルスーツにおいて主流となった近/中距離用ビームライフルのことである。
 なお,その後の量産タイプは,「XBR」の「X」が外れた「BR」ナンバーである。

:XBR-Lタイプ・ビームライフル:
 地球連邦軍が開発したビーム・ライフルの型式の一つ。
 RX-77に初めて採用されたもので,遠距離用ビームライフルである。
 この型式は,主流とはなり得なかったが,以後,狙撃用ビームライフルとして発展していくこととなる。

:ビーム・スプレーガン:
 一年戦争当時,RGM-79《ジム》に採用されたビーム兵器。
 先述した通り,ビーム・ライフルは高い威力と出力を誇る装備であるが,これを運用するにはモビルスーツ側にも高いハードルが要求される。無論,エナジーCAPを使用するビーム・ライフルをジムが使用できないわけではないが,こうした高精度の装備はコストと生産の難解さから大量配備ができない状況であったのである。(故に,ジムの初期型はビーム・ライフルを装備した機体も存在していた。)
 この打開策として開発されたのがビーム・スプレーガンである。
 ビーム・スプレーガンはビームの収束率と出力を落とした代わりに,ビーム兵器としては最も単純な構造となっている。このため,コスト面や生産性で優位であり,一年戦争当時のビーム兵器の安定供給が困難な時期の装備品としては,極めて有用だったのである。
 結果として,ビーム・スプレーガンが大量に配備されたことで,ビーム兵器の生産ノウハウが確立し,収束率および射程の改善も進められていくこととなり,同じ生産ラインをベースにしながらもビーム・ライフルとのコンバージョンキットが生産される状況へと進化していったのである。
 なお,一年戦争終戦後は,同ラインを活用し簡易型ビーム・ライフルが大量に生産されるようになったことから,ビーム・スプレーガンという形態の兵装は姿を消していくこととなった。

:ビーム・ピストル:
 一年戦争後に登場したビーム兵器のひとつで,いわゆるビーム・ライフルの歩留まりが安定し,様々な用途向けの「ビーム銃」が開発されるような状況となったことから,登場してきたもので,区分的にはビーム・ライフルと変わるところは無い。
 ビーム・ピストルは,いわば「ハンドガンタイプのビーム・ライフル」と区分できる装備であり,従来型のビーム・ライフルよりも小型である。
 当初は,Eパック方式のものが多かったが,U.C.0150年代に入り,モビルスーツの小型化が進むと,装備の小型化も進み,従前のビーム・スプレーガンの様なユニット型のものや,ビーム発振器が直接射撃可能な状況になっているものなど多種が登場している。

:ビーム・マシンガン:
 ビーム・ライフルの一形態として登場した装備。
 従来のビーム・ライフルが一般的に単射であるのに対して,一度の射撃で複数のビームの弾丸を発射するのがビーム・マシンガンの特徴である。
 このタイプの装備が登場したのは,第1次ネオ・ジオン戦争頃で,ビーム兵器の多様化が進んでいた時代のものである。
 なお,後にビーム・ライフルがバースト射撃(一度に複数回射撃すること)が可能になると,相対的に威力の低いビーム・マシンガンは,用途を限定するようになっていく。
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!未来世紀
 未来世紀におけるビーム兵器は,宇宙世紀におけるビーム兵器とはその趣が大きく異なる。これは,「[[ガンダムファイト]]」というシステムに適用した形にビーム兵器そのものも進化していったためである。
 この結果,ビームそのものをまるで特定の物質のように扱う技術が発展し,「ビームクロス」,「ビーム・フラフープ」など,自由自在に運用ができるようになっている。
 その一方,従来の射撃用途にも用いられており,GF13-003NEL ジョンブルガンダムのスナイパーライフルのような高い射撃性能を持つビーム・ライフルも存在している。

 なお,未来世紀におけるビーム兵器の根本的技術については明らかとなっていない。一説には,ミノフスキー粒子技術の応用ともいわれているが,仮にそのような状況であったとしても,自由自在に形状コントロールや,手元から離しても形状維持することの可能なビーム(ビーム・サーベルの様に維持装置としての本体があるわけではない)であるため,きわめて高い技術でコントロールされているものと考えられる。
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!アフター・コロニー
 アフター・コロニー歴におけるビーム兵器もまた詳細な資料は存在しない。
 しかしながら,バスターライフルの様に,出力そのものが異なるタイプのライフルが存在することから,光学兵器とは考えにくく,粒子ビーム兵器の一種と考えられる。
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!アフター・ウォー
 アフター・ウォー歴におけるビーム兵器もまた詳細な資料は存在しない。
 しかしながら,バスターライフルの様に,出力そのものが異なるタイプのライフルが存在することから,光学兵器とは考えにくく,粒子ビーム兵器の一種と考えられる。
 その一方で,サテライトキャノンがマイクロウェーブによってエネルギー供給されており,その状況下で無ければ発射できないことから,光圧系の兵装である可能性も否定できない。
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!正歴
 ビームそのものの特性等に関する資料は確認できない。
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!コズミック・イラ
 ビームそのものの特性等に関する資料は確認できない。
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!西暦(ガンダム00)
 西暦(ガンダム00)におけるビーム兵器は,従前から開発が進められていたものであった(実際,その副産物としてプラズマブレードが誕生している)が,ソレスタルビーイングの紛争介入によって劇的な変化がもたらされた結果,各国のモビルスーツ開発技術がある種の停滞(結果として太陽炉搭載型モビルスーツに一気にシフトし,それ以外のモビルスーツの開発はストップしてしまっている)をもたらすこととなった。

 ソレスタルビーイングの用いるガンダムの運用するビーム・ライフルは,いずれも「GN粒子」を利用した粒子ビーム兵器である。このため,以後のビーム兵器は,GN粒子起源の粒子ビーム砲として位置づけられる。
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!アドバンスド・ジェネレーション
 ビームそのものの特性等に関する資料は確認できない。
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!!参考
 一般的に「ビーム・ライフル」といった場合,指向性エネルギーの射出装置のことを指す。機動戦士ガンダム(宇宙世紀作品)劇中におけるビーム・ライフルとは,メガ粒子砲の小型版であり,メガ粒子という粒子を射出する「粒子ビーム砲」である。
 現実でビーム・ライフルといった場合粒子加速器内で粒子同士を衝突させるための粒子ビームなどや,特定の距離などの測定に利用される「レーザー・ビーム・ライフル」などが存在している。
!!備考
 ガンダムシリーズにおける「ビーム・ライフル」は,多くの場合「ビーム銃」と置き換えることができる。このため,実際に「ライフル」としての定義から逸脱したものも含まれる。(これは,日本語として用いられる場合の「ライフル」の曖昧さにも原因がある。)
 このため,単純にサイズ差で名称が異なっていたり,機構的には似た構造でありながら,運用面で異なるため名称が異なるものも存在している{{fn そもそもビーム・ピストルに各種装備を付与するだけで,ビーム・ライフルになるってのも変であるわけで…。}}。
 従って,本来ならば「ビーム・ライフル」の定義づけは意外にも難しい。ここでは,「ビーム・マシンガン」,「ビーム・マグナム」など,類似する装備も一括してリスト化しているが,これをどのように区分するかは「定義づけ」の方法論によるといえるだろう。
!!関連項目
//本文内の説明でリンク可能なものは,出来るだけ本文内でリンクする。
>>[[ユーザーデータ|USER/ビーム・ライフル]]
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!宇宙世紀
*[[〔BP-L-86〕ビーム・ピストル]](RMS-099用)
*[[〔BR-M79L-3〕ビーム・ライフル]](RGM-79SC)
*[[〔BR-M-87〕ビーム・ライフル]]
*[[〔BR-M-87BB〕ビーム・ライフル]]
*[[〔BSR-N4〕ビーム・ショット・ライフル]](MSN-04)
*[[〔P.B.R-0079/A12〕ビーム・ライフル]](RX-79[G]他)
*[[〔R-4〕ビーム・ライフル]](RGM-79SC)
*[[〔X-04〕ビーム・マシンガン]](AGX-04)
*[[〔X-119N-D1〕ビーム・マシンガン]](AMS-119)
*[[〔XBR-L Type-3〕ビーム・ライフル]]
*[[〔XBR-M-79a〕ビーム・ライフル]](RX-77)
*[[〔XBR-M-79E〕ビーム・ライフル]](RX-79[G]他)
*[[〔XBR-M-79-07G〕ビーム・ライフル]](RX-78)
*[[〔XBR-M-79S〕ビーム・ライフル]](RGM-79SP)
*[[〔XBR-M86b〕ビーム・ライフル]](RX-178)
*[[〔XBR-87-C〕ビーム・ライフル]](RX-178)
*[[〔XBR-87-D〕ビーム・ライフル]](RX-178)
*[[〔型式不明〕ビーム・ライフル(RGM-79ジム用)]]
//------------------------------------------------------------
!コズミック・イラ
*[[〔M8F-SB1〕ビームライフルショーティー]]
*[[〔M703〕ビームライフル]]
*[[〔M7045/F7〕ビームライフル]]
*[[〔M9009B〕複合パヨネット装備型ビームライフル]]
*[[〔M9409L〕ビームライフル]]
*[[〔MA-BAR70〕高エネルギービームライフル]]
*[[〔MA-BAR71XE〕高エネルギービームライフル]]
!!編集者
*あさぎり
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//2015.07.06:XBR-Lタイプ・ビームライフル
//2015.07.06:XBR-Mタイプ・ビームライフル
//2015.07.23:ビームスプレーガン
//2015.07.23:ビームピストル
!!ノート
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