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ヒケの変更点

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!!!ヒケ
*[模型用語]
!!説明
 プラモデルが成型後に冷えて収縮する際に起こる凹み(へこみ)のこと。あるいは,パテが固化する際に溶剤の揮発によってへこむ凹みのこと。

 プラモデルの場合,当然ながら,用いるプラスチックの質と金型の成型技術によってヒケが現れる頻度は大きく異なってくる。
 一般的に,プラの肉厚が厚いほど,また,成型面が広いほどヒケが生じやすくなるが,近年の金型技術は高いレベルに到達しており,かつてのプラモデルほどヒケが生じることは無くなっている。(後述)

 逆にヒケを防ぐ為には,プラの肉厚を減らす,成型面を減らすといった方法が考えられるが,後者は必用のないパーツ分割を生じてしまい,コストが上昇するというデメリットがある。このため,特にBB戦士の様な低価格のガンプラなどでは,目立たない場所のパーツの裏面を成型しないように設計するいわゆる「肉抜き」が行われる事が多い。この場合,プラの使用量の低減とパーツ分割の抑制という二つの利点があり,低価格キットで用いられることが多くなる要素である。

 かつてのプラモデルは,その成型技術が未熟であったこともあり,パーツの肉厚も比較的厚く,且つ,均一で無かったこともあって,ヒケが非常に多かった。また,金型が疲労してくると,バリと共にヒケも生じやすくなる為,こうしたメンテナンスは欠かせなかったのである。
 近年のプラモデルでは,こうした問題点はかなり改称されたのだが,その一方で新たなヒケの原因が現れている。それがスナップフィットの「ダボ」によるヒケである。特にガンプラではスナップフィットによるヒケが顕著であり,この改善の為に様々な手法が採られている。近年のキットではダボの配置をディテールから外してヒケた時の修正を容易くしたり,ヒケそのものが生じにくい構造のダボを採用するなどの手法が採られている。

 それでも完全に抹消することは不可能であり,きちんとした表面仕上げには,ヒケの処理が必須となる。(例えば,マスターグレードの「RX-78-2ガンダム}Ver.1は,その構造上,どうしても肩部装甲にヒケが生じやすい。このため,何度もショットした後の現在の製品では肩部がヒケており,タンポ印刷を削らないと修正できないといった問題も生じている。

!!備考
 模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカーも含まれています。
!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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!!ノート
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