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パーフェクトグレード

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PG / パーフェクトグレード

  • [模型用語]

 説明

 バンダイのプラモデルカテゴリの一つ。
 ガンダム20周年記念の商品として登場したとされることが多いが,実際にはシリーズ第1弾がエヴァンゲリオン初号機で,その後のエヴァンゲリオン弐号機,零号機というラインナップの後の第2弾として1998年にRX-78ガンダムが登場している。
 1/60(ノンスケールであるエヴァンゲリオンもほぼ同サイズ)という大型キットで,「完璧」というシリーズネームにふさわしく,高価格・高品位なモデルとなっている。

 マスターグレードがある種外部からの企画スタートであったのに対して,PGは,バンダイが「その時点で持てる技術を全て投入した」商品であるという点で差別化が図られており,デザイン面も既存のデザインではなくバンダイ(と,関連するデザインスタッフ)の間で何度も細部が詰められ,キットとして実現したラインが最終デザインラインという方向性で開発は進められている。
 また,従前のキット以上に様々な部材を用いており,金属部品や発光用の装置・回路,などなどその商品構成に妥協は無い。

 もちろんこういった商品構成であるために価格が高額化しており,第1弾のエヴァンゲリオンで10000円,第2弾ガンダム,第3弾ザクでは,12000円になっている。無論パーツ数も膨大で,600〜1800程度の膨大な数のパーツを組み立てなければならない。(ちなみに,システムインジェクション等で1パーツ化されているものは除かれている為,実際にはもっと細かいのである。)

 こういった商品構成であるため,開発費も莫大で,PGの金型は一揃えで億単位の値が付けられる。それ故に,カラーバリエーションなどのバリエーションを前提とした商品開発であり,既に第1弾のエヴァンゲリオンからこの点ははっきりしている。
 実際,現時点でPGのラインナップは(流通商品だけでも)20種類を超えるが,開発されたキットは,エヴァンゲリオン(初・弐・零),ガンダム,ザク(F/S),Ζガンダム,ガンダムMk-2(エゥーゴ/ティターンズ),ウイングガンダムゼロカスタム,ストライクガンダム(ルージュ/アストレイ),スカイグラスパー,ストライクフリーダムと事実上10種しか無く,これらのバリーションが展開されているに過ぎないのである。(つまり,最低でも2種はバリエーションが展開されているということになる。)
 また,ガンダムシリーズでは,限定品として発売されるカラーリングバリエーション以外でも,ガンダムやザクの様に拡張セットなどが発売されたこともある。(無論,会場限定品などの価格は非常に高額であり,40000円や50000円で発売された商品もある。一般流通された限定商品でも30000円の値が付いており,通常のプラモデルでこういった商品シリーズは例がない。)
 当然ながら,開発コストが莫大である為,おいそれとシリーズを連発できない(無論,販売価格が高額なこともあるが)ため,商品の発売サイクルが長い。


 なお,現在ではPGというシリーズカテゴリそのものに「シリーズを維持していくだけの」魅力が無くなっているのは事実である。
 すなわち,PGの開発によってバンダイが得たノウハウが,マスターグレードやHGUCの商品開発にフィードバックされており,スケール以外のメリットが打ち消された状態になっているのである。例えば,MGのストライクガンダムは,PGのストライクガンダムに匹敵する可動域を確保しているし,ザクのVer.2.0に至っては,完全にPGのザクを凌駕したキットといっても過言ではない。
 さらに,組立における手間もHGUCやMGの進化により,少ないパーツ数でほぼ同じ機構を再現できるという状況なのである。(例えば,ガンダムVer.1.5の脚部はPGのガンダムの脚部とほぼ同じ機構である。これを1パーツで実現してしまっているのだ。)

 それだけに,新たなPGが開発される時は,バンダイ側に新たなブレイクスルーが訪れた時となるのである。

 備考

 模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカーも含まれています。

 関連項目


 編集者


[模型用語]


最終更新時間:2012年11月28日 18時28分46秒

 ノート

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脚注