!!!バイオセンサー *[用語] //*読み: *分類:機材 *区分:宇宙世紀 *出典:機動戦士Ζガンダム !!説明  MSZ-006《Ζガンダム》に組み込まれた機器(なお,後年,他のモビルスーツ,特にティターンズの開発機にも同様の装置が設置されていたとも言われている)で,パイロットの感応波を感知し,稼動するサイコミュ系機器のひとつ。  分類的には準サイコミュともいわれる。  サイコミュは,モビルスーツやモビルアーマーなどの機動兵器のマン・マシーン・インターフェイスとしては理想的な機能を持っている反面,パイロットに対する負担が大きいという致命的な欠点があったため,その技術のほとんどは連邦軍によって隠蔽されていた。  このため,民間の企業がこれらの技術を公に開発することは困難であり,また,軍需企業であっても容易に入手できるものではなかった。  しかしながら,一年戦争後在野に下った旧公国軍系技術者や,連邦軍の各ニュータイプ研究所から漏れ伝わる情報,あるいは連邦軍そのものが意図的にリークしたと思われる情報などから,「サイコミュ」というシステムの技術的成果そのものについては,いわば公然の秘密と言った状況であった。  特に,機動兵器の操作系としてのサイコミュ・システムについては,各メーカーとも従来の操作系の改善の方法論のひとつとして注目しており,こうしたシステムの開発は内部的には行われていたとも言えるのである。(実際に,バイオセンサーとほぼ同じ機能をもった装置がジュピトリス製モビルスーツに搭載されていたという説も存在しており,また,後にアナハイムと競合することとなるサナリィ〜当時は海軍戦略研究所だが〜は,バイオセンサー系技術からバイオコンピュータを開発したとも言われている。)  アナハイム・エレクトロニクスは,U.C.0087年のグリプス戦役の際に,連邦内部で対立するエゥーゴとティターンズ双方に兵器を供給しており,その際,いわゆるニュータイプ能力をもつと思われるパイロットに供与する機体にはバイオセンサーと呼ばれる準サイコミュ装置を秘密裏に組み込んでいた。  バイオセンサーは,リフレクタービットやインコムなどといった,武装としての簡易サイコミュとは異なり,あくまでも機体のコントロールシステムの補助を行う機能をもつ種類のもので,稼動するとモビルスーツの各種反応速度などが改善されるという特徴があった。  エゥーゴの機体としては,MSZ-006《Ζガンダム》やMSZ-010《ΖΖガンダム》に装備されていたことが確認されている。実際,これらの機体のパイロットはいずれも高いニュータイプ能力を持っていたといわれ,ことにティターンズやネオ・ジオンのニュータイプ専用兵器との対戦において,機体スペック以上の能力を発揮したともいわれている。  しかし,この機能はパイロットが意図して発動させたものではなく,あくまでもバイオセンサーの副次的効果でしかないと考えられ,制御機器としての技術の確立も行われずじまいだった。  この技術が日の目を見たのは,あえて言えばバイオコンピュータという次世代技術が確立したためであり,これを完成させたのが,アナハイムの落日を招いたサナリィであったというのは時代の皮肉と言うしかないだろう。 !!関連項目 //本文内の説明でリンク可能なものは,出来るだけ本文内でリンクする。 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・UC}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。