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バイオコンピュータ
- [用語]
- 分類:機材
- 区分:宇宙世紀
- 出典:機動戦士ガンダムF91
説明
バイオコンピュータとは,生物細胞の活動を模した形態で構成されていたり,有機材料を使用したコンピュータの総称で,有機コンピュータなどと通称される場合もある。
開発理論については,古くから存在していたが,実際に実用的な機器として位置づけられたものが運用されたのは,宇宙世紀0100年代に入ってからである。
元々バイオコンピュータという発想は古くから存在していたが,その実現には高いハードルが存在していた。これをクリアするきっかけとなったのが意外にもサイコミュ技術であり,準サイコミュとも言われるバイオセンサーを発展させたものが,サナリィによって開発されたF(フォーミュラ)シリーズに搭載されたことで,実用化の道筋が付いたとも言われている。
なお,初めてモビルスーツでバイオコンピュータを搭載したのは,F91《ガンダムF91》であり,この機体に搭載されていたバイオコンピュータは,前出の要件,すなわち生物細胞的構造体であること,有機材料を使用していること,の双方の性質を併せ持っていたとされている。
バイオコンピュータのモビルスーツへの搭載
元々,モビルスーツはジオン公国軍が開発したものであるが,一年戦争後,地球連邦軍によって様々な可能性のアプローチが行われている。しかし,グリプス戦役の後,地球連邦の主導権を握ったエゥーゴは,事実上月面企業体との癒着状態にあり,これ以降,連邦軍のモビルスーツはアナハイム・エレクトロニクスの独占状態へと移行してしまう。
結果として,モビルスーツの大型化,高額化が進行したため,サナリィによる小型モビルスーツ開発の提言がなされたことは歴史上明確な事実である。
このサナリィの小型モビルスーツ提言以降,しばらくの間,アナハイム・エレクトロニクスにとって暗黒の時代とも言うべき状況が訪れるのだが,アナハイムは,これに対して「強力なモビルスーツ」の開発によって,そのシェアの奪還をもくろんでいる。また,アナハイムという大企業のスケールメリットを失うことを恐れる地球連邦も,様々な手段でアナハイムへと協力している。
こうした状況下で,アナハイムが完成されたモビルスーツ,RXF-91《シルエット・ガンダム》は,能力だけで言えばF91に匹敵する機体であったが,機体管制や各種制御装置を統合して管理するメインコンピュータの開発に関しては,基本的に従来の手法に頼っていた。あくまでも機体のスペックを模倣しただけであり,バイオコンピュータの「模倣」は困難だったのである。
逆に言えば,その点のみをとってもバイオコンピュータの開発が困難を極めたことが分かるだろう。
実際,F91本体も簡易版とも呼べる機能を有した後,改めてメインコンピュータを換装する[1]など,幾度かの改良が加えられている。
F91搭載バイオコンピュータの特徴
F91に搭載されたバイオコンピュータは,その容量や処理速度は無論,高性能ではあるが,機能としては,いわゆる「演算装置」というよりも,戦闘を「体験する」という表現が適切な傾向を持っている。
F91は,搭乗するパイロットがニュータイプ並みの能力を持っていなければ発動しない最大稼働モードが設定されているが,通常のパイロットではその後能は封印されたままであり,いわば通常は手加減した性能しか発揮していないことになる。
この最大稼働モードへ移行するかどうかの判定を行うために最も適切なのがバイオコンピュータなのである。俗に言われる「機械的に曖昧さを捏造する処理」の設定ではなく,記憶や感情を積極的に機体操作に取り込む方法を想定した結果,バイオコンピュータの搭載が適切だと決定されたのである。バイオコンピュータは,ユニットを構成する素子を構造的に人間の脳に似せただけでなく,実質的に人間が持つ記憶や感情の領域まで踏み込んだ判断を行えるように設定されたとも言えるのである。
ガンダム以来,通常のモビルスーツに搭載されるコンピュータ(いわゆる学習型コンピュータ)が,多種多様な戦闘パターンを習得し,これらを戦術パターンとして演示するのに対して,バイオコンピュータはセンサー系の情報をパイロットに直接伝達することも可能とされており,センサーの情報がモニター上に表示されるのではなく,機体が「感じた」ことをパイロットも認識することも可能であるとされたのである。
これらの機能は,それまでに開発されたサイコミュとは別の方向性が示されたことを意味しており,また,同時に,サイコミュが目指していた人と機体の一体化の方向性を示したともいえるのである。
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年05月24日 14時23分21秒
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脚注