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バーニア
説明
モビルスーツ,モビルアーマーなどを含む航宙機に設置されている姿勢制御に用いられる補助推進器の総称。バーニアスラスター,姿勢制御ロケット,姿勢制御バーニアなどの表現が行われることも多い。また,資料によっては「バーニヤ」と表記されることも多い[1]。
元々は,ノギスなどで最小目盛りよりも小さな数字を読み取る為の副尺を意味する言葉で,発明者とされるフランスの数学者ピエール・ヴェルニエにちなむ。[2]
これが転じてロケットや宇宙船が細かい姿勢制御に用いる補助エンジンをバーニアと呼称するようになった。
なお,一般的に用いられる「バーニア」という用語と,主推進器の意味合いで用いられる「メインスラスター」という言葉に関しては,意味合いの違いに注意する必要がある。元来,スラスターという言葉は,主推進器以外の姿勢制御などに用いる補助推進システムに用いられる用語であり,バーニアも「バーニアスラスター」と表記するのが正しいのである。
しかし,モビルスーツなどの小型機の場合には,従来の大型ロケットなどで用いられていた用語が異なった形で取り込まれる場合も多く,スラスターという用語も同様の流れで現在用いられるような用法が定着したのである。(詳細は,スラスターを参照。)
バーニアも同様に様々な表現が用いられ,一時は「アポジモーター」という呼称で定義しようとしたこともあったが,一部のメーカーやマスコミによって用いられただけで,基本的には従来通り「バーニア」といいう呼称が利用され続けた。
モビルスーツの場合,その主推力はランドセル(バックパック)から得る場合が多く,これが「主推進器」ということになる。が,この主推進器も姿勢制御に用いる場合もある為,バーニアスラスターとしての定義も失っていないのである。おそらくだが,こうした状況が宇宙世紀におけるバーニアとスラスターの定義に変化していったものと考えられる。
一般的な定義
航宙機において,一般的な定義として用いられる「バーニア」は,次の通りである。
A.宇宙艦艇
主推進装置(後部メインスラスター)以外の姿勢制御用スラスターのこと。
B.宇宙戦闘機
主推進装置(後部メインスラスター)以外の姿勢制御用スラスターのこと。
C.モビルスーツ
主推進装置(主にランドセル・バックパック)以外の姿勢制御用スラスターのこと。
特に腕部(肩部),脚部側面などに装着されているものやウイングバインダーなどに設置されているものなど。
D.モビルアーマー
主推進装置(後部メインスラスター)以外の姿勢制御用スラスターのこと。
これらの定義は,一年戦争時に徐々に現れ始めたもので,グリプス戦役期にはほぼ定着していたものと考えられる。
備考
バーニアとスラスターの解釈は様々あるが,上記本文中の様にぼかして表現しておいた方が無難であろうと思われる。いくつかの作品では,これを明確に区分しようと注意しているが,他の作品でそれが蔑ろにされると言ったパターンの繰り返し[3]であるためで,この点は設定の集約がなされるまでは,確定的では無い,としておく。
なお,もっとも無難な解釈は,スラスター=液体燃料(液体プロペラント),バーニア=固体燃料(燃料ペレット)であると考えられる。
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年06月18日 20時20分17秒
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脚注