!!!ネルソン級MS軽空母 *[用語] //*読み: *分類:艦種 *区分:宇宙世紀 *出典:MSV-R !!説明  ネルソン級MS軽空母は,地球連邦軍が開発した戦闘艦の一種である。  ジオン公国との一年戦争において,従来の戦術大系での対応が根本的に否定された連邦軍は,モビルスーツ戦に対応可能な部隊編成への試行錯誤を行うこととなる。  ひとつの完成形として提示されたV作戦によるRXモビルスーツとペガサス級強襲揚陸艦の組み合わせは,一定の評価を得たものの,試作艦と試作モビルスーツ双方が,投入可能なあらゆる技術を投入した結果,極めて高価格な兵器となってしまった点は,大規模戦を戦術の基本とする連邦軍にとっては大きな問題であった。  モビルスーツは,各種スペックのダウングレードと汎用部材の積極的な採用によって,RGM-79《ジム》とRB-79《ボール》の組み合わせによる運用の目処が立ったものの,艦艇については,後手に回っている状況だったのである。  ペガサス級そのものの改良は進められていたものの,大量に配備が想定されるモビルスーツに合わせて配備するのは困難であった。  また,既存の宇宙艦艇は当然モビルスーツを運用するには適しておらず,モビルスーツを主力兵器として的確に戦術運用する艦艇の開発が急がれた。開発案は新造艦を含め数十の案が提出され,その中から効果的かつ汎用性の高い開発案が幾つか採用され,0079年末に着工されている。これこそがネルソン級なのである。  ネルソン級は,かつてマゼラン級を改装して建造された宇宙戦闘機用軽空母「トラファルガー級」と同様の発想でプランニングされたサラミス級ベースのモビルスーツ用軽空母である。  地球連邦軍初の主力モビルスーツRGM-79《ジム》の運用を主眼に建造されたこの軽空母は,スライド式のカーゴベイを船体の両舷に増設した改修艦で,簡易型の汎用空母として設計されている。  とはいうものの,艦体の両舷にカーゴベイを増設するという基本コンセプトは先に完成して実戦配備されたトラファルガー級と同様だが,ネルソン級軽空母の開発は短期間で最も効果的なMS運用が可能な艦艇の実現にあったと見られ,実際の改修作業が遅延し,最終決戦となったア・バオア・クー攻防戦にも参加できずに終わった結果,終戦後間もなく予定されていた8隻の改修作業が白紙に戻されているのである。(実際には既に80%まで作業が進行していた2隻が完成。計3隻で建造を終了している。)  おそらくであるが,ネルソン級は,当初から新世代のモビルスーツ運用艦の誕生までの繋ぎとしての位置づけであったのだろう。実際,その後建造されたサラミス改級は,ほぼネルソン級と同様の位置づけの艦艇でありながらも,改修そのものは容易であったとみられ,多数の艦が改装されている。  実際の建造は,U.C.0079年9月にルナツーのドックで改修作業をスタートし,3ヶ月ほどで完成する予定であったものの,資材を運ぶ補給艦隊が攻撃されるなど戦時下ならではのアクシデントが度重なり,完成は終戦後の0080年2月に至ってしまっている。 !スペック ,スペック{COLS:2|LEFT} ,全長,228m ,全幅,Unknown ,基準排水量,Unknown //,必要に応じて追加して下さい。 !!武装 *メガ粒子砲x6 *連装機銃x4 *艦首2連大型ミサイル8 !!登録艦 !!備考  MSV-Rでは,艦名は触れられていないが,連邦軍の慣例として,ネームシップは「ネルソン」だと考えられる。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 艦種}} {{category 用語・UC}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。