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ネットカードダスの変更点

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!!!ネットカードダス
*[関連用語]
!!説明
 バンダイが発売している商品の一つ。
 2008/12に販売開始されたサービスで,[[データカードダス]]の機能をインターネット対応のものにしたもの。
 データカードダスは,専用の自販機(すなわちゲーム筐体)がないと楽しむことができないため,その自販機の価格の問題もあり,設置できる店舗が限られるために一気に普及するのは難しいという問題を抱えている。
 こうした問題を解決する方法のひとつとして,用意されたのがこのネットカードダスである。

 本製品は,データカードダス同様にバーコードを記述したカードをUSB接続のバーコードリーダーで読み取り,数値化したものをインターネット上のオンラインゲームに使用する,という方法論で製品化が進められた。
 いわば,ソーシャルゲームの一種であるが,ソーシャルゲームにおけるこれらカードが,単に「画面上に表示されるデータ」でしかないのに対して,ネットカードダスの場合,課金の代わりに実際にカードを購入するという特徴がある。
 つまり,多くのソーシャルゲームの場合,いくら課金をして強いカード類を手に入れても,サービスが終了すれば全て無くなってしまい,手元にデータも残らないが,ネットカードダスの場合,少なくとも購入したカードは手元に残るというわけである。
 カードのデータを読み取るバーコードリーダーもゲームのスターターパックに同梱され,インターネット環境さえあれば無料でゲームが可能となる。

 こうした利点もあり,当初はデータカードダスとのマルチデータカードが想定されるなど,いくつかのアイデアが提示されていたが,実際には第1弾ゲームとなった「[[ネットカードダス ガンダムクロニクル バトライン]]」だけの展開に終わってしまっている。
 これについては,いくつかの理由が指摘されているが,明確な説明は行われていない。
 なお,想定される理由だが,下記の様なものが考えられる。

○取扱店が増えなかった
 これまでバンダイは,カードゲームに対する見切りが早く,GUNDAM WARなどの一部のゲームを除いて僅かな期間でその展開を中止してしまう傾向があった。このため,斬新ではあったネットカードダスも,その展開に疑問符を持った小売りも多く,思った以上に発注が延びなかったとも言われている。

○データが数値化されていたため不正が横行した
 最大の問題はこちらだと思われる。
 ゲームに使用されるカードのバーコードは,一般的なバーコードリーダーで数値化することができるものであり,また,そのデータを基に最大16桁の数値+アルファベットデータに変換が行われていたため,このデータを集めることができれば,不正が行える(すなわち,カードを購入しなくてもデータの入力が可能となる)こととなった。
 これは,バーコードリーダーを持たない人への配慮として,数値入力によるデータ読み込みを実現していたことにも一つの原因があり,匿名掲示板などでは,そうしたカードの記載データが広まってしまった部分もある。
 このため,実際の想定される維持費よりも,運用のためのコストがかかることとなったものと考えられる。

 こうした問題などから,2011年4月28日をもってデータカードダスのサービスは全て終了しており,このタイプのゲーム可能なカードダスは,ARカードダスへと発展していくこととなる。
 一方,ゲームとしては,ソーシャルゲーム方向にも進化しており,こちらは「フラッシュカードダス」という名称で,ゲーム化されたものがいくつか存在するが,基本的には既存のカードダスのカードをオンラインゲームとしてプレイするだけである。

!!関連項目
*[[カードダス]]

!!編集者
*あさぎり
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