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ニュータイプ(宇宙世紀)の変更点

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!!!ニュータイプ / NT(宇宙世紀)
*[用語]
//*読み:
*分類:理念
*区分:宇宙世紀
*出典:機動戦士ガンダム ほか
!!説明
 宇宙世紀最大の思想家と呼ばれるジオン・ズム・ダイクンが提唱した新しい人類(人類の革新)のこと。あるいは,その人類そのものを「ニュータイプ」と呼ぶ。
 人類は潜在的に新しい環境に適応する能力を秘めており,宇宙という新たな生活の場を手に入れた人類からは,その環境に適応した新たな人が誕生するであろうと考え,そのような人々は宇宙という広大な空間で生きるために必要な高い認識力と洞察力を備えるようになり,さらに他人との意思疎通が円滑になることで誤解なく物事の総体を認識できるようになるとされ,このような人類をジオン・ダイクンはニュータイプと名付けたのである。

 その後の研究によって明らかとなったが,実際にスペースノイドのなかからは直観力・洞察力に優れた者が誕生しており,彼らに対して厳密な検査と研究を行った結果,人間を継続的な緊張状態に置いた場合,「感応波」と呼ばれる特殊な波動を発する者がいることが確認され,これによって,ニュータイプの存在が科学的に実証されたとも言える状況となったのである。
 またその一方で,ニュータイプ思想をある種の選民思想と見なした一部の人々はニュータイプの存在を否定し,ニュータイプを生み出す土壌となるスペースノイドを憎悪するようになった。一年戦争以後,スペースノイドとアースノイドの間に根強く残った対立意識には,ニュータイプの存在が深く関係しているのである。
!理念と現実のギャップ
 ニュータイプという新人類は,互いに理解し合うことが可能になる人々であり,宇宙世紀に適合した人類であるはずであった。
 しかし,実際には,彼らの持つ能力は旧態依然とした人々に取っては脅威であると共に極めて利用しがいのある能力でもあった。

 いち早くニュータイプの能力に目をつけたジオン公国軍は,その能力の軍事転用を図り,感応波を利用した遠隔操作システム(サイコミュ・システム)の開発を行った。この研究は,結果的にニュータイプを戦争の道具に貶める結果となり,以後,各軍組織はニュータイプの軍事研究に没頭。最終的に人工的なニュータイプ能力者(強化人間)を生み出すまでになった。

 戦場でのニュータイプはその優れた洞察力を活かして敵機の未来位置を予測。さらに敵の攻撃を事前に察知して的確な回避行動を可能とした。このことだけでもニュータイプが軍事利用された理由がわかるというものである。
 だが本来,ジオンが唱えたニュータイプは現象よりも思想面を重視しており,それを履き違えたことが不幸のはじまりとなったのである。

 本来ニュータイプの超感覚的知覚は,コミュニケーションの為の手段に過ぎず,そこから生み出される複合知性こそが本質といえる。
 だが,一年戦争以後,彼らの能力に脅威を感じた人々はニュータイプと思われる人々を様々な方策で隔離した。一年戦争における英雄であるアムロ・レイですら例外ではなかったのである。
 また,同時に,彼らはニュータイプの能力を戦争の為に利用するだけのものと見なしていた。このため,戦時となるとニュータイプの力を自軍のために活用するという状況が生み出されたのである。
 結果的にニュータイプと呼ばれる人々は,その数を増やしながらも,その存在意義を見失う状況が続いていた。こうした状況が時代と共に「ニュータイプ」という言葉そのものを死語とし,ついには「パイロット特性の高い人間」という誤った意味で定着していくのである。
!!関連項目
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!!編集者
*あさぎり
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!!ノート
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