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デスティニープラン
- [用語]
- 分類:計画
- 区分:コズミック・イラ
- 出典:機動戦士ガンダムSEED DESTINY
説明
デュランダル議長が導入を求めた計画。
すべての人類の遺伝子を調べ,その人間に適した職業,立場を与えるという物。
これにより,人間は「遺伝子レベルで」適した環境に配置されるため,争いもなく平和な世界が作られるとされていた。
しかし,その実態はその立場にあった遺伝子を持った人間,すなわち(支配者としての)遺伝子操作を受けたコーディネイターによる管理社会であり,実質的にはコーディネイターによる人類支配に他ならない。ただし,あくまで遺伝子による適材適所配置であり,コーディネイターとナチュラルによる争いを生む物ではなく,ナチュラルであっても適した遺伝子を持っていれば,コーディネイターを支配することもあり得るという点では,パトリック・ザラが行おうとしたナチュラル抹殺に比べると人道的であるとも言える。
さらに言えば,遺伝子によって管理された人類を生み出させようという物であり,人類の総コーディネイター化が最終的な目的とも考えられるようなプランである。(この点は,徐々にコーディネイターの血を薄め,ナチュラルに回帰しようというシーゲル・クラインのプランとは全く逆である。)
実のところ,このプランはタリアとの恋が婚姻統制により実らなかった(実際に,二人の間では子どもは出来ないという結論だったため,子どものほしかったタリアがデュランダルの元を去ったとされる)デュランダルが,自分たちの様な苦しみを味わうくらいならば,他の人間もすべて遺伝子で管理してしまおうと,考えたためにできたプランだとも言われている。
だが,このデスティニープランには,実は致命的な欠点がある。
それは,遺伝子を元にその人間の地位や立場,職業を決定づけるとしたら,人類最高のコーディネイターとされるキラが頂点に立ってしまうのである。(プラントで言えば,ラクスであろう。)
おそらくは,それを承知していたが故に,デュランダルはキラとラクスの抹殺に動いたのであろうと考えられる。
関連項目
編集者
最終更新時間:2012年02月11日 22時32分19秒
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脚注