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テストショット
- [模型用語]
説明
試作打ち。試し打ち。
製品開発において,新しく製作された金型で作成する製品がきちんとした物になっているかどうかをテストする目的で射出されたもの。
模型誌などで,通常とは成型色が異なる状態で掲載されているものなどがそれに該当するが,近年では,バリエーションキットの開発に於いては,既存キットに3Dプロッタで成型したモックアップをそのまま装着して紹介することも多く,昔の模型誌ほど目にする事は少なくなった。
通常,新しく製作した金型は細かい部分の合いやモールドが不完全である場合も多く,特にCADで設計した段階ではプラスチックが湯口からきちんとランナーにそって注入されるはずだったものが,思ったように成型されない場合もある。
こうしたエラーに対する修正や,射出時の温度設定や圧力設定のチェックなどを行う為に実施されるのがテストショットなのである。(あるいは,それによって成型された試作品のことをテストショットともいう。)
第1回目の射出をT1(トライワン/ティーワン)といい,問題点が発見される度に金型(あるいは射出条件)を微修正しながら,試し打ちが続けられる。これは,条件の変更の度に,T2(トライツー)〜T3……と続けられ,最終的に製品として出荷して問題ない状況の成型品ができるまで繰り返される。この最終射出品をTE(トライエンド)といい,このときの射出条件で製品は生産されるのである。
なお,先に示したとおり,テストショットの成型色は通常と異なる場合が多い。これは,強度の確認のためにあえて透けやすい色(赤,黄橙など)で成型したり,条件を見るためにその段階で余っているペレットを使用したりするためである。
備考
模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカーも含まれています。
関連項目
編集者
[模型用語]
最終更新時間:2011年06月07日 21時00分51秒
ノート
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脚注