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ダカール降下作戦
- [用語]
- 分類:作戦,歴史
- 区分:宇宙世紀
- 出典:機動戦士ガンダムΖΖ
説明
[U.C.0088/06/06〜08/29]
第1次ネオ・ジオン戦争時に,ネオ・ジオン軍が実施した作戦。ダカールにある連邦議会を制圧することで連邦政府を恫喝し,ザビ家政権によるサイド3統治を承認させることなどを目的としたものであった。
U.C.0087年に勃発したグリプス戦役は,エゥーゴとティターンズという組織間の争いであったが,この両者の基本にあるのは連邦軍内の特定派閥であり,エゥーゴには旧ジオン公国軍残党などの参加もあったものの,根本的には連邦軍内部の派閥争いという性格のものでしかなかった。
このため,正当なるジオン公国の後継者,すなわちミネバ・ラオ・ザビを擁するアクシズが地球圏に帰還すると,エゥーゴに参画していた旧公国軍系メンバーは,こぞってエゥーゴを見限ったのである。(これにはもう一つの要素として,エゥーゴが地球連邦軍を掌握したとともに結果的に連邦政府の傀儡化してしまった点も大きい。)
アクシズは,グリプス戦役期にはエゥーゴとティターンズ双方を手玉に取り,自らの戦力を温存したまま,双方の戦力を大きく削ぐことに成功した。ティターンズは崩壊し,エゥーゴもまた指導者を失った結果,スポンサーであったアナハイム・エレクトロニクスに操られる傀儡組織になってしまったのである。
この結果を持ってアクシズはその名称をネオ・ジオンと改称し,自らがジオン公国の後継者として立ったのであった。各サイドに先遣部隊を派遣したネオ・ジオンは,多くのサイドの懐柔に成功,ついには地球連邦政府に対して宣戦を布告したのである。
ネオ・ジオン軍は,地球への侵攻部隊を編成後,U.C.0088年6月6日にまず先遣部隊を地球に降下させた。彼らは,各地の連邦軍基地に対して牽制(一部は実際に交戦したともされる)を続けながら,連邦議会の存在するダカールを包囲すべく準備を進めた。
同年8月1日,ネオ・ジオン軍旗艦サダラーンを中心とする本体が地球へと降下,アフリカ大陸各地の連邦軍との交戦の末,8月29日にダカールの占領に成功する。8月31日,ミネバ・ザビのダカール入城によって事実上,地球連邦軍の敗北が決定することとなった。
この結果を持って行われたネオ・ジオンの記念式典には,彼らにこびを売る連邦政府・軍・議会の関係者が殺到することとなり,連邦政府の腐敗ぶりを見せつけることとなったのである。
だが,この記念式典に対して,カラバとエゥーゴ(実質的には旧エゥーゴというよりはエゥーゴの理念を受け継いだ遊撃隊であるが)の攻撃により,ネオ・ジオンは撤退を余儀なくされた。
なお,この占領に際して,ネオ・ジオンは連邦政府より正式にサイド3の割譲の確約を得ており,サイド3の独立を勝ち取ることとなった[1]。また,ダカールにおいて,正式に旧ジオン公国残存勢力やティターンズ残党(のうち参加を希望する者たち)を吸収し,正式にネオ・ジオンとして宣言している。
関連項目
編集者
最終更新時間:2014年09月23日 20時31分57秒
ノート
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脚注