トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ ログイン

タカラトミー

お願い

  ■検索等で初めて来訪した方は,注意書き等を必ずご覧になってください。
  ■Wiki項目への直接リンクは避けるようお願いします。→<必読>  頻繁に項目変更が行われる関係上,直リンクはエラーのもととなります。
  ■あまりにマナーの悪い人がいましたので,一部項目にアクセス禁止処理を行いました。
  ■極めて短時間で集中的アクセスを行ってるIPについては,終息の目処が立たなかったためアクセス禁止処理を施しました。解除申請は本家掲示板にて。

タカラトミー

  • [関連企業]
  • 分類:関連企業

 説明

 インデックス・ホールディングス傘下の玩具会社のひとつ。
 2006年3月にタカラとトミーの合併により誕生した。
 国内では「タカラトミー」と社名表記するため,旧タカラの印象が強いが,実際にはトミーが存続会社であり,トミーによるタカラの吸収合併の形で成立している。(その為,海外では「トミー」という社名表記のままである。)

 元々海外での玩具展開に強い両者で,トミーはハズブロと業務提携し,スターウォーズ関連の玩具の輸入販売や,ディズニー関連の玩具を扱っていた。一方でタカラは,そのコンテンツをハズブロによって海外展開し,トランスフォーマーシリーズなどとして販売していた。
 元々トランスフォーマーシリーズの玩具開発はタカラが主導権を握っているが,商標関係はハズブロが握っているため,様々な問題が生じていた。例えば,スターウォーズのキャラクタが変形するトランスフォーマーシリーズや,トイボックス(トミーが開発協力していた国内の玩具メーカー)の商品をアレンジしたトランスフォーマーなどはこれまで国内販売することができなかった。

 しかし,タカラトミーの合併により,これらが順次復刻販売されるなど,ひとつの長期コンテンツとして成立するまでになった。(ただし,タカトクトイスなど一部トイメーカーの商品は,ハズブロ側でも現在復刻が不可能であり,幻の商品である。)

 現在では,こうした両者の長所を合わせたシリーズ展開を行っており,常にテレビ番組とのタイアップを必要とするスポンサー型の商品展開だけでは無く,オリジナルコンテンツの強さを発揮した玩具展開を行っている。

タカラ

 1955年創業。
 タカラは,独自のコンテンツ開発とその展開を中心に事業を展開したメーカーである。元々海外メーカーの玩具の輸入販売などを展開していたが,並行してこれを日本人向けにアレンジした玩具も独自に開発,これが「リカちゃん」シリーズとして国内で大ヒットとなる。
また,マテルとの業務提携の終了に伴い,これを国内販売向けにアレンジし直した,ジェニーシリーズ(現在は展開終了しているが,リカちゃんしりーずの一環として新規にスタートしている)など,女児玩具では圧倒的な強さを見せた。

 その一方で,ミクロマン,ゾイド,ダイアクロン,変身サイボーグなど男児玩具でもヒットを飛ばしていたが,1992年「美少女戦士セーラームーン」の展開により,バンダイに女児玩具トップの座を奪われる[1]

 逆に,トランスフォーマー(ビーストウォーズ)以降は,その主力が男児玩具にシフトし,1999年発売のベイブレードで一躍男児玩具トップの座に躍り出た。
 しかし,2002年まで続いたブームも,過剰な商品仕様の問題と,タイアップしたアニメの終了で下火となり,さらに海外展開の失敗により,かねてより指摘されていた経営の問題が再燃,経営不振に陥ってしまう。
 また,キャラクターマーケティングと商品展開のために資本提携したコナミから,競合する商品が次々販売されるなど,商品展開上の問題点が続出,さらには起死回生の一手として設立した電気自動車の製造・販売を手がけるチョロQモータースも販売不振と,袋小路に陥ってしまう。

 その後の経営改善で,アトラス(現在は親会社であるインデックスの直接傘下に),ブロッコリー(現在はガンホーグループに),タツノコプロなどと次々に業務提携,資本提携し,立て直しが進められるが,2005年,コナミが保有する株式を全てインデックスへ売却し,独自の玩具部門を設立したことから,経営の改善に至らず,筆頭株主となったインデックスの仲介により,トミーと合併することとなった。

トミー

 1924年創業。ただし,株式会社としては1953年創業。
 元々玩具の開発会社としてスタートした企業で,製造から販売まで手がけるために,1959年に製造会社と流通会社の体制を整えた。
 戦後の玩具輸出に携わった企業のひとつで,海外での事業展開を当初から想定していたことから,創業者の名字である「富山」をもじりトミーというブランドを立ち上げた。(社名を変更するのは,1963年。)

 製造会社からスタートしているため,その技術力は高く,技術面では高い評価を得ていたが,その反面,高い技術の製品を開発するために開発時間がかかり,商品展開が遅いという欠点を抱えていた。特に二代目社長は,頑なに技術に拘ったこともあって,定番商品の開発には成功するが,キャラクター商品や流行に乗ったヒット商品の開発を不得手としていた。(この点で,開発速度の速いバンダイと比較される事が多い。)
 その後,三代目社長の時代になると,キャラクター商品の開発にも打って出るが,数多くの失敗を繰り返すこととなった。

 一大転機が訪れたのが,「ポケットモンスター」の商品化である。当時,商品化の面ではバンダイと競合していたが,バンダイが「たまごっち」に注力したため,その間隙を縫ってポケモン商品の開発にリソースを投入,大きな成果をあげる。
 また,自社オリジナル商品で,特定のユーザー層には高い評価を得ていた「ゾイド」のアニメ化に伴い,既存製品だけでは無く,新規商品を大量に投入するなど,既存商品のキャラクター化というフォーマットも成功させる。(後に,ハイパーレスキューなどの展開に繋がる。)

 こうした堅調な企業経営から,経営不振に陥ったタカラの受け皿となり,2006年合併しタカラトミーとなった。

 なお,現在も継続している幼児向け玩具の主流ライン,「トミカ(ミニカー)」,「プラレール」はトミーの商品であるが,女児向け「リカちゃん」は,タカラの商品である。

 関連項目


 編集者


[関連企業]


最終更新時間:2012年02月11日 03時41分12秒

 ノート

本項目に追加情報を記載する
※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。

脚注

  • [1]ただし,着せ替え玩具としては,数度の転落を除き,現在までトップを死守している。しかし,女児玩具部門全体を見ると,セーラームーン以後に展開されたおジャ魔女シリーズやプリキュアシリーズなどの強みも有り,バンダイが圧倒的に強くなった。