!!!スナップフィット *[模型用語] !!説明  接着剤不要の「はめ込み方式」のこと。あるいは,その方式のプラモデルを「スナップフィットキット」という。  ガンプラなどでは,1988年の逆襲のシャアシリーズ以降導入が進んだ(厳密に言えば,それ以前から一部存在はしていた)組立方式で,接着剤を使わずに組み立てることができるため,プラモデルに対する敷居を下げることが可能。  実は,古くから存在する方式で,昔の100円キットなどにはこうしたキットも多かったが,メーカーによって呼称がまちまちで,この呼称に統一されてきたのが1980年代末〜90年代初め,ということなのである。  国内のスナップフィットキットのほとんどが,受け軸よりも若干太めのピンを差し込み,その摩擦力で保持する方法をとっている。  この方法は,確実に固定することはできるが,(1)比較的強い力で押し込む必要があり,時にピンが破損する,(2)一度はめ込んだらなかなか分解することが難しい,(3)ピンや軸の存在する箇所にヒケが生じやすい,といった問題点も抱えている。  このため,技術蓄積の乏しいメーカーのスナップフィットキットでは,往々にしてピンが折れたり,はまらなかったりといったトラブルが起こりやすい。{{fn 実はこの問題は,ポリキャップやABS間接などでも同様である。現在ではさほど無くなったが,コトブキヤのスーパーロボット大戦シリーズのポリキャップが割れたりしたのは,こうした軸の太さと受けの微妙なバランスの問題で,経験の蓄積に大きな影響を与えている。実のところ,バンダイでもそれは同様で,初期のスナップフィットキットと現在の製品を比べると,その組立時のストレスは格段に違うのである。}}  また,固定をプラの摩擦力に頼っているため,塗装を行う際に溶剤(特にエナメル系)によってプラが割れてしまい,固定すらできない場合も起こりうる。  このため,一部のABSパーツによる間接などをふくめ,塗装する場合は,一般のキット同様,接着を前提として作業を行った方がよい。と,同時に,接合ピンの多くを,わずかに差し込めるかどうか程度にまで切り飛ばしてしまうと,仮組等も行いやすくなる。 !!備考  模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカーも含まれています。 !!関連項目 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 模型用語}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。