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スゥイング・バイ

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スゥイング・バイ

  • [用語]
  • 分類:その他
  • 区分:共通
  • 出典:共通

 説明

 惑星や衛星など天体の重力を利用し,宇宙機の運動方向を変更する技術のこと。また,天体の公転運動を利用して,宇宙機の加/減速も可能である。
 重力アシスト,重力ターンといった様々な呼び方が成される場合も多い[1]

 スゥイング・バイは,天体の重力(厳密には万有引力)とその公転運動を利用することで,燃料をほとんど使わずに軌道の変更と速度の変更を行うことができるため,限られた搭載量しかない宇宙機を遠距離に到達させるために利用されることが多い[2]

 基本的に,スゥイング・バイを行う宇宙機が,惑星(衛星等)の公転方向に対して,進行方向側に侵入する場合,離脱時に公転方向と逆になるため,結果的に宇宙機は減速することとなる。逆に,公転方向に対して逆方向に侵入する場合,離脱時に公転方向と同じ向きになるため,惑星の公転速度分加速されることとなる。

 なお,厳密に言えばスゥイング・バイを行うことによって,エネルギー保存の法則から,宇宙機が加速(エネルギーの増加)した場合,対象となった惑星(衛星)は,エネルギーの減少が発生しており,極めてわずかながら公転速度が低下することとなる。(宇宙機が減速した場合は,その逆となる[3]。)

 関連項目

 編集者


[用語]
[用語・SEED]


最終更新時間:2015年03月15日 08時03分48秒

 ノート

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脚注

  • [1]フライバイという呼び方をされる場合もあるが,これは副次的にスイング・バイを行う場合があるだけで,厳密に言えば接近し,通過する場合に用いる。
  • [2]詳細な原理等については,専門の書籍等で確認してください。
  • [3]このため,理論的には(というよりも,SF作品的には,といった方がいいだろう),物体のスゥイング・バイを利用することで,惑星そのものの公転軌道を変化させることも可能とされる。例えば,極めて質量の大きな物体をスイング・バイさせることで,惑星の公転軌道を変化させることもできるわけである。SF作品には,凍結した惑星の公転速度を落とし,恒星に近づけることで氷を液化する,といった作品も存在する。