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ジブラルタル
説明
イベリア半島南東端に突き出た半島であるジブラルタルは，18世紀に起こったスペインとイギリスの間の対立からイギリスが領土とした海外領土のひとつで，20世紀末に至ってもスペインとイギリスの間での領土問題のひとつであった。1969年には，独自の憲法を制定し，事実上独立自治を行っており，オーストラリアなどと同様にイギリス女王を統治者とみなす政治体系となっている。
これには様々な理由があるが，ジブラルタルがイギリス統治を望んだことと，ジブラルタルが大西洋から地中海へと至る重要な拠点であることなどが挙げられる。
むろん，独立運動が無かった訳では無いが，スペインが長年領有権を主張していたことから，独立しても即併合される可能性があり，実現する可能性は極めて低いと見なされていた。
地球連邦の成立後は，宇宙移民のためのヨーロッパ基地としての側面が強化され，宇宙引越公社の施設が建造されるに至っている。また，これら施設は絶対不可侵とされたこともあり，長期にわたり地球と宇宙を往還するための施設として機能し続けることとなった。
ジブラルタル海峡
ジブラルタルとアフリカ大陸北端の間の海峡のことをジブラルタル海峡という。
大西洋と地中海を隔てる海峡で，水深およそ290m，海峡幅14〜44kmと比較的狭く，この海峡がジブラルタル地域約60kmにわたって続いている。
アフリカとヨーロッパを繋ぐ海の道でもあるため，様々な国の思惑から戦略的重要拠点として位置づけられることが多い。
ジブラルタル側に，かつては連邦軍の基地が存在しており，この場所をアフランシとメッサー，レエ，サエス，レーザムらが合流目標地点とした。
ジブラルタル基地（ジブラルタル海軍基地）
- 出典：MSVほか
地球連邦海軍の基地のひとつ。
地中海から北大西洋を中心に配備された原子力潜水艦などが母港とする基地であったが，一年戦争時に公国軍の水陸両用モビルスーツによって壊滅的被害を被っている。
その後，地球を舞台にした大規模戦争が起こらなかったこともあり，海軍そのものが縮小されたことから，海軍基地として復旧することはなかった。
アーティジブラルタル
- 出典：機動戦士Vガンダム
引越公社のマスドライバーがある打ち上げ基地。
マスドライバー施設として，宇宙へのシャトル打ち上げにおいて非常に重要な基地の一つとして古くから認識されている施設である。しかしながら，宇宙移民開始にともなって編成された宇宙引越公社の管理下にあり，絶対中立として，一年戦争時にはジオン軍さえ接収を控えた。また，立場上地球連邦もこの施設の徴用は控えていたとされる。
ザンスカール戦争時に，リガ・ミリティアにシャトルがハイジャックされる。
また，この際にザンスカール軍に中立を侵犯され，マスドライバー施設は甚大な被害を被った。
関連項目
編集者
最終更新時間：2015年03月14日 23時06分12秒
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脚注