!!!ザンスカール帝国 *[用語] {{layout cols,width:78% //---------- {{layout cols,width:43% //*読み: *分類:国家 *区分:宇宙世紀 *出典:機動戦士Vガンダム }} //---------- {{layout cols,width:43% {{ref_image 010.jpg}} #:[[画像は,だっちんさんが製作したものです。|掲載画像に関する注意書き]] }} //---------- }} {{ilayout clear}} !!説明  宇宙戦国時代にあって頭角を現したサイド2に首都を持つコロニー国家。元々は,サイド2のアメリアという辺境コロニーの一つであった。  サイド2は宇宙戦国時代において,特にコロニー国家としての独立機運が高く,元々アメリアにもそういった風潮があった可能性は高い。  [[フォンセ・カガチ]]率いるガチ党が,政権第三党であった当時,第一党の贈収賄疑獄を糾弾,その首謀者をギロチンにかけ処刑したことから,その次の選挙において,政権与党へと躍り出たことで独立への機運が高まった。  これには二つの要因がある。ひとつは,当時の第一党だった政党の贈収賄があまりにもひどかった事による嫌政感である。そしてもう一つは,ギロチンという「暴力」を使用したガチ党への恐怖である。  ただし,暴力による支配はいずれほころびを生むのも事実であり,そのままではガチ党による支配は続くはずもなかった。だが,ガチ党は民衆の支持をえるための手段としてマリア主義を掲げたのである。(ただし,ザンスカール帝国は,超能力者のマリアを女王に掲げているが実質的な権力はカガチ首相とムッターマ・ズガン将軍が握っていた。また,後に叛乱するタシロの行動からしても,マリアは,あくまで飾りにしか過ぎなかった。)  この結果,ガチ党の支配は強固たる物となり,一気に首都コロニー・アメリアからサイド2の大半の領域まで勢力を拡大し,ついには帝国の建国宣言をもって地球侵攻を開始したのである。  ザンスカール帝国の地球侵攻以降ザンスカール戦争とよばれる戦争に突入,不干渉を続ける地球連邦政府を尻目に欧州を制圧,地球全土へとその支配の手を伸ばそうとした。  これに対して立ち上がったのがリガ・ミリティアである。各地で抵抗勢力を組織したリガ・ミリティアとの戦いによって一部の連邦軍部隊が戦線に参加し,戦闘は硬直状態に陥るまでになった。  後に,連邦軍とザンスカール帝国は停戦に同意する。  しかし,これすらも帝国側の真の目的のための時間稼ぎに過ぎなかった。  帝国の作戦の真意は木星船団の助力のもと,巨大サイコミュ衛星エンジェル・ハイロゥを完成させ地球上に暮らす人類の退行化を促すものであった。  エンジェル・ハイロゥによる事実上の人類抹殺作戦に対する抵抗作戦は苛烈を極め,ザンスカール帝国は地球連邦軍・リガミリティア連合艦隊に敗北し,指導者を喪失,崩壊することとなった。  なお,ザンスカール帝国戦争において帝国が地球侵攻作戦を実施する必要性については明らかとなった資料は存在しない。当時の情勢下として,ザンスカール帝国が本国の守りを固めない状況で地球へと侵攻するメリットは無く,地球に暮らす人々を抹殺する必要性は全くないのである。(ザンスカール帝国が実施した各種侵攻作戦や,地球クリーン作戦,カイラスギリーによる地上攻撃もその労力の割に得られる効果は限定的なものでしかない。)  しかし,エンジェル・ハイロゥによるリングサイコミュを用いた人類退行作戦は,結果的に地球上に暮らす人類を抹殺する作戦に等しく,これほど地球に暮らす人々を憎む理由がザンスカール帝国にあったのか,という点が疑問なのである。  とはいえ,木星船団から助力を受けていた点も併せて考えると,カガチは,かつての木星帝国の生き残りであり,木星帝国首班クラックス・ドゥガチの野望を実現させるためだけを目的とし,そのために尽力していたように感じられてならない。 !!関連項目 *[[ギロチン]] *[[リガ・ミリティア]] *[[ザンスカール戦争]] //本文内の説明でリンク可能なものは,出来るだけ本文内でリンクする。 !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・UC}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。